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Yamareco

記録ID: 3918559
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

唐松岳に届かず

2022年01月15日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:20
距離
20.0km
登り
1,842m
下り
1,839m

コースタイム

02:30 おびなたの湯
05:30 八方池山荘
08:00 丸山
09:50 2,550引き返し
10:40 八方池山荘
11:40 おびなたの湯
天候 晴れ強風
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 下山後の風呂は倉下の湯。
600円と安い。ぬるめの露天風呂のみ。空いていて静かなのが良い。
とても気に入ったので白馬の下山後はここで決まり。
p)新宿駅改札内の惣菜屋がキオスクのレベルを超えている
2022年01月14日 14:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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p)新宿駅改札内の惣菜屋がキオスクのレベルを超えている
p)決戦前は流動食
2022年01月14日 20:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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p)決戦前は流動食
おびなたの湯前の南斜面を登ると高級別荘地に出る。このルートはおすすめしない。滑ったら楽しそうではあるが。
2022年01月15日 02:57撮影 by  TG-4, OLYMPUS CORPORATION
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おびなたの湯前の南斜面を登ると高級別荘地に出る。このルートはおすすめしない。滑ったら楽しそうではあるが。
白馬の夜景が美しい
2022年01月15日 06:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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白馬の夜景が美しい
尾根は風ヤバ
2022年01月15日 06:37撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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尾根は風ヤバ
富士山が見える
2022年01月15日 06:45撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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富士山が見える
朝を待つ私
2022年01月15日 06:47撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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朝を待つ私
動いていないと寒い
2022年01月15日 06:47撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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動いていないと寒い
染まる鑓ヶ岳
2022年01月15日 06:59撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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染まる鑓ヶ岳
太陽来い来い
2022年01月15日 07:00撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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太陽来い来い
きた
2022年01月15日 07:00撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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きた
でも全然暖かくなる気配がない
2022年01月15日 07:00撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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でも全然暖かくなる気配がない
この時間、地球は最も美しくなる
2022年01月15日 07:08撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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この時間、地球は最も美しくなる
朝焼けと先輩
2022年01月15日 07:10撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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朝焼けと先輩
向こうのガスは晴れた
2022年01月15日 07:13撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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向こうのガスは晴れた
さっきまで夜景だった白馬の町
2022年01月15日 07:13撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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さっきまで夜景だった白馬の町
雪たっぷりな白馬の山々
2022年01月15日 07:14撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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雪たっぷりな白馬の山々
気温上がれ
2022年01月15日 07:14撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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気温上がれ
ばっくり綺麗に割れている斜面
2022年01月15日 07:15撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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ばっくり綺麗に割れている斜面
あそこまで行きたくないです
2022年01月15日 07:18撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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あそこまで行きたくないです
雪は風に飛ばされて固くなってきた
2022年01月15日 07:35撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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雪は風に飛ばされて固くなってきた
空は青いが全然ぽかぽかじゃない
2022年01月15日 07:36撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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空は青いが全然ぽかぽかじゃない
高所登山みたい
2022年01月15日 07:59撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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高所登山みたい
これ無理でしょ
2022年01月15日 08:11撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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これ無理でしょ
珍しく穴掘って待ち
2022年01月15日 08:42撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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珍しく穴掘って待ち
秘密基地みたいで楽しい
2022年01月15日 08:56撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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秘密基地みたいで楽しい
少しマシになったので進もう
2022年01月15日 09:07撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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少しマシになったので進もう
ご立派なカエラズの方々
2022年01月15日 09:09撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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ご立派なカエラズの方々
今日も紫外線強め
2022年01月15日 09:12撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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今日も紫外線強め
板担いで爪で行く?
2022年01月15日 09:12撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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板担いで爪で行く?
もう帰ろうぜえーと言っている僕
2022年01月15日 09:37撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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もう帰ろうぜえーと言っている僕
逃げ足には自信があるんだ
2022年01月15日 09:51撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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逃げ足には自信があるんだ
さらば
2022年01月15日 09:58撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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さらば
少し下りれば無風に
2022年01月15日 10:02撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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少し下りれば無風に
ロケーションは抜群に良かった
2022年01月15日 10:05撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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ロケーションは抜群に良かった
あの辺を滑るんだったっけ
2022年01月15日 10:13撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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あの辺を滑るんだったっけ
五竜でけえー。ここまで下りると風はなく、ひざしポカポカで天国のようだった。何時間でもここに居れる。
2022年01月15日 10:21撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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五竜でけえー。ここまで下りると風はなく、ひざしポカポカで天国のようだった。何時間でもここに居れる。
帰りはスキー場
2022年01月15日 10:44撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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帰りはスキー場
と思いきやちょっと外れて
2022年01月15日 10:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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と思いきやちょっと外れて
パウダーをいただく
2022年01月15日 10:50撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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パウダーをいただく
これは
2022年01月15日 10:50撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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これは
素晴らしく良い
2022年01月15日 10:51撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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素晴らしく良い
ご褒美があってよかった
2022年01月15日 10:56撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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ご褒美があってよかった
下の方は重たいがポンなら快適
2022年01月15日 10:56撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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下の方は重たいがポンなら快適
沢を抜けて
2022年01月15日 10:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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沢を抜けて
おいしゅうございました
2022年01月15日 11:01撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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おいしゅうございました
これ渡るんすか
2022年01月15日 11:18撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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これ渡るんすか
初めて来た倉下の湯。とてもよかった。
2022年01月15日 12:10撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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初めて来た倉下の湯。とてもよかった。

感想

白馬-五竜-鹿島槍の山に冬に登ったことがない。なぜなら北陸の仲間から遠いから。この前小日向山に登ったのが初めてだ。東京-松本の民になったので白馬方面が近くなった。乗鞍もそう。なので今年は北アルプス東面アプローチの山にもぼちぼち足を運んでいる。金曜半ドンで仕事を終えるはずが終わらず。少し遅れて14時発の特急あずさで松本へ移動してクルマを回収し白馬へ。北の方は大雪と聞いていたが大町までは全く雪が降っていない。白馬に入るとパラパラ降っていたが年末年始のドカ雪ほどではなくて安心。おびなたの湯までの運転は問題無かった。到着したら速攻車中泊。窓が凍りつく寒い夜だった。

1時半起床の2時半出発。今日は唐松岳を踏んで唐松沢を滑る計画。一般的にはスキー場の動力を使って1,950mから行動開始、800m登ってピークを踏んだら沢を滑っておびなたの湯へ下山し、あらかじめデポした車やタクシーでスキー場へ戻る。自力でやるならおびなたの湯を起点に咲花ゲレンデの脇や尾根トップを歩いてピークを目指す。下から登るとD+2,000m超えとなり中々歯応えがある。おびなたの湯を出て真南へ。急な尾根を50m登ると高級別荘地に出る。今回試しにこの尾根を登ってみたが、降雪直後は腰ラッセルで斜度もありめちゃくちゃキツかった。素直に車道を歩いてスキー場を目指した方がよかった。次はそうしよう。

よもやま君とは先週ぶり。先輩とは1年ぶりの再会だった。ご無沙汰しております。この先ずっと最初の尾根みたいな激ラッセルだったらやべえなと思ったがスキー場の雪は適度に風に飛ばされていて助かった。とはいえずぶりと沈む重量系ラッセルで脚にくる。今日はこのエリアによく来ているよもやま君が先頭でガシガシラッセルしていた。頼もしい。僕は後ろで寒さに震えていた。マジで寒い。なんなの。乗鞍もそうだが、この辺の山って登り始めから吹き晒しなので寒すぎる。寒いのは苦手なんだ。しかも今回は寒いと思ってブーツインナーを厚手のものしたら足の血流が悪くて逆に冷たい。歩けば当たるし痺れるしもう泣きそう。ブーツや板のような生命線となる道具を替えるときは軽い山で独りで試そう。いきなりハードな山に実戦投入するんじゃない。

寒い寒いとつぶやいても太陽は登らない。白馬の夜景が綺麗で月が明るいのが救いだ。1,950m八方池に着くと東の空が明るくなって少し希望が見えてきた。それにしてもこんな高所までリフトで来れるなんて白馬はすごいな。目指すピークはガスに包まれている。雲の流れが早い。足も冷たいし今すぐにでも帰りたいが頑張るしかない。先輩もよもやま君もやる気だ。2,500mあたりで上を見上げるとピーク手前の痩せ尾根に雪煙が舞っているのが見える。あそこは板担いで爪で行きたいが、担いだ板があの風に煽られたら前に出れる気がしない。天気は午後にはマシになる傾向にあるので珍しく穴を掘って風が弱まるのを待った。穴掘りが地味に楽しかった。雪で遊ぶのは楽しい。

雪煙がマシになったので板を履いて前進してみるが、やはり風が強すぎてこれ以上行きたくはない。帰って温泉入ろうぜー温泉温泉わーわー!と僕がじたばたしていると二人も観念してここで引き返すことに決まった。シールを剥がせば、あっという間に安全地帯へエスケープ…のはずが僕は脚が痺れて全く楽しく滑れずしんどい滑りだった。風の無いところでよもやま君にまたトルクスレンチを借りてブーツを緩めて血流回復。マジで助かったよー。トルクス買ったのにクルマに置いてきたんだよね。その後はスキー場脇のフレッシュなパウダーを満喫したらトレースバッチリの林道高速道路で無事帰還。右手の沢筋へ下りた方が早く林道に合流できるでしょ、と安易に右の沢を滑ったら渡渉が結構際どくでシビれた。下山後は足の指が壊死していたらどうしようとビビっていたがともなかった。よかった。その後は倉下の湯で反省会して解散。今日は雪も天気も良かったが風が強すぎた。森で楽しむのが正しい遊び方だったなあ。まあそういう日もあるさ。

今シーズン乗鞍や白馬の山に訪れてわかったことがある。このエリアは自分には向いていない。冬山は原則「ピーク手前で御来光、明るくなったら気温が上がる前に可能な限り早く下りる」ことにしている。冬山では夜明け前の景色を、なるべく高いところで見たいからだ。これを乗鞍や白馬エリアでやると最初から最後まで寒くて寒くて本当につらい。登り方を変えるか、この登り方ではこのエリアに冬に近づくのはやめた方がよい。いや、春もだな。山頂手前御来光してから滑ると大概カチカチで死ねる。

八方池山荘を過ぎると風で雪が飛ばされている、または水分の多い雪が固まっている
いつものラッセル尾根までクトーを温存していたがそこも硬いのでクトー装着
唐松山荘手前のは雪煙でとても進めそうにない
下山しようと言われるが昼には風がおさまるので雪に穴掘って休憩することに、
9時まで待機して再スタート、風は少し弱まった
自分は途中でクトーが外れたことに気づき、少し戻って探したら発見、
pakuminも片足クトーを無くしたらしく、シールも剥がれてバンドで括り付けてる
いつもの引き返しポイント2554mで2回目の下山宣告は即受け入れて下山開始、そこを通過すれば風が弱くなり、正直行けそうだが仲間が不安なら仕方ない

尾根の雪は硬いので機械的に効率的にするする降りてゆく

無風地帯でまったりしたらゲレンデ途中から適当な沢を滑って二俣へ下山、
やはり八方尾根は風速次第ですね、次は弱風の日にしましょ

結果的に、高い山を狙いすぎたかな、低い山なら楽しめたかも、天気予報に合わせて昼登頂にすれば登れたかもしれないが、天気の読みができないと後立山は登れませんね
それがまた面白みのひとつ

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