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Yamareco

記録ID: 3973734
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山滑走
北陸

籾糠山(宮谷ゲート〜激パウの森へ)

2022年02月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:14
距離
13.7km
登り
1,420m
下り
1,410m

コースタイム

日帰り
山行
6:49
休憩
0:25
合計
7:14
4:09
294
スタート地点
9:03
9:28
115
11:23
ゴール地点
天候 大雪
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
マイカーで白川郷の宮谷ゲート前まで。
ここまでは常に除雪されているが、雪の日は除雪作業の邪魔にならないように駐車位置に考慮が必要。
コース状況/
危険箇所等
◆宮谷ゲート〜1230m付近
・登りやすいところから登る。
・今回登った尾根は雪が多ければ快適だが、少ないとブッシュが多めで厄介かもしれない。少し北側から登った方が登りやすい。

◆1230m付近〜1400mP下
・アップダウンを作らないようにうまくルートをとる。
・1270mのポコは北側から巻いたらスムーズだった。

◆1400mP下〜1280m
・一旦下降するが今回はシールのまま帰りのルート工作をしながら下っていった。降雪中はシールの着脱回数を減らしたいのでこの作戦は良かったと思う。

◆1280m〜籾糠山
・籾糠分岐まではひたすら登り。
・籾糠分岐〜しばらくは地形が複雑なのでできるだけ標高を上げないように注意する。
・籾糠山山頂直下で表層雪崩が発生。急なオープンバーンなので注意が必要だった。

◆スキー滑走
・1280mまではトレースを伝って滑る。そうしないと滑らない。
・登り返して1200mからはパウダーパラダイス。フェイスショットの連発だった。
その他周辺情報 道の駅飛騨白山の横にあるしらみずの湯。
食事もできて電子マネー使用可能。
大雪予報だがパウダーがそこにあるなら行くしかない。ということで厳冬期定番の籾糠山へ。
2022年02月05日 04:10撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
4
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大雪予報だがパウダーがそこにあるなら行くしかない。ということで厳冬期定番の籾糠山へ。
わかっちゃいたが激ラッセル。
2022年02月05日 05:38撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
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2/5 5:38
わかっちゃいたが激ラッセル。
なおも雪は降り続く。帰りのトレースも消えるんじゃないのか
2022年02月05日 06:33撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
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なおも雪は降り続く。帰りのトレースも消えるんじゃないのか
スタートして3時間で明るくなった。
暗闇が短いのって素晴らしい。
2022年02月05日 06:48撮影 by  TG-4, OLYMPUS CORPORATION
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スタートして3時間で明るくなった。
暗闇が短いのって素晴らしい。
膝ラッセルが延々と続く
2022年02月05日 07:10撮影 by  TG-4, OLYMPUS CORPORATION
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膝ラッセルが延々と続く
パクが寒いと言って前に出るとペースが速くなって全員暖かくなるシステム。(だがパク以外は体力がつかない)
2022年02月05日 07:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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パクが寒いと言って前に出るとペースが速くなって全員暖かくなるシステム。(だがパク以外は体力がつかない)
ゴン降りだぜ〜
2022年02月05日 07:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ゴン降りだぜ〜
癒しの森ゾーン
2022年02月05日 08:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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癒しの森ゾーン
ピークに向けてラストの登り
2022年02月05日 08:57撮影 by  TG-4, OLYMPUS CORPORATION
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ピークに向けてラストの登り
この後事件がおきる・・・
2022年02月05日 09:02撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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この後事件がおきる・・・
雪崩に流された!
2022年02月05日 09:05撮影 by  TG-4, OLYMPUS CORPORATION
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雪崩に流された!
なかなかでかい破断面
2022年02月05日 09:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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なかなかでかい破断面
50mほどだろうか。
2022年02月05日 09:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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50mほどだろうか。
復活!気を取り直してピークへ。
2022年02月05日 09:08撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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復活!気を取り直してピークへ。
登頂!なんもみえんし寒い!
2022年02月05日 09:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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登頂!なんもみえんし寒い!
なので一段落として滑走モードに換装
2022年02月05日 09:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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なので一段落として滑走モードに換装
滑走開始!だがトレース以外は滑らない。いや、トレースも雪が積もって滑らない
2022年02月05日 09:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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滑走開始!だがトレース以外は滑らない。いや、トレースも雪が積もって滑らない
登り返し中もゴン降り
2022年02月05日 10:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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登り返し中もゴン降り
癒しの森ハイキング
2022年02月05日 10:22撮影 by  TG-4, OLYMPUS CORPORATION
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癒しの森ハイキング
ラスト1200mからの滑走が今日のハイライトだった
2022年02月05日 11:07撮影 by  TG-4, OLYMPUS CORPORATION
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ラスト1200mからの滑走が今日のハイライトだった
スプレーあげて
2022年02月05日 11:08撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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スプレーあげて
フェイスショット!
2022年02月05日 11:09撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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フェイスショット!
ゴーグルつけておけばよかったと後悔
2022年02月05日 11:12撮影 by  TG-4, OLYMPUS CORPORATION
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ゴーグルつけておけばよかったと後悔
登りはしんどかったがその分のご褒美がちゃんと待っていた
2022年02月05日 11:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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登りはしんどかったがその分のご褒美がちゃんと待っていた
復活コーエー
2022年02月05日 11:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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復活コーエー
無事帰還!
2022年02月05日 11:18撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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無事帰還!
登ってる間に20cm〜30cmくらい積もった
2022年02月05日 11:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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登ってる間に20cm〜30cmくらい積もった
ツララまでできてた
2022年02月05日 11:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ツララまでできてた
パクの車もすっかりマシュマロマンに
2022年02月05日 11:24撮影 by  TG-4, OLYMPUS CORPORATION
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パクの車もすっかりマシュマロマンに
しらみずの湯で親子どーん&モツ煮。明日も戦いだ。やってやる。
2022年02月05日 18:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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しらみずの湯で親子どーん&モツ煮。明日も戦いだ。やってやる。

感想

2月に入っても寒波が緩むことはない。今年は素晴らしい冬だ。
とはいえ、ちょうど週末にこの冬一番の寒気がぶち当たった。
高い山は厳しい、パウダー目当てで安定の籾糠山でも行こう。
メンバーはコーエーとパクの3人。
このメンバーで山スキーに行くのは初めて。コーエーとの山スキーも何年ぶりだろうか。

出発が早すぎるとせっかくの癒しの森が暗闇になってしまうので遅めの4時に宮谷ゲートを出発。
やはり雪が深い。しかもまだまだ降り続いているので帰りにはトレースも埋まってしまうかもしれない。
三人でラッセルを回しながら登っていく。だいぶ藪も埋まって歩きやすくなっていた。
いい感じで1270mのポコも巻いて1400mピークへ。
ここでパクから提案。
普段ならそこからシールオフで沢床まで滑っていくのだが、ゴン降りすぎてシールの着脱がためらわれたのでシールのままトレースを刻みながら降りていった。
これがなかなか正解でシールの着脱をしなくてよいし、帰りもしっかりしたトレースが出来ているので登りやすかった。なんでも試してみるもんだ。
ここからも膝ラッセルが延々と続く。
ガッツリラッセルするつもりだったが、パクがいるとやはりパクのラッセル区間が長くなって割とラクチン登山になってしまった。
おかげで久しぶりにコーエーとあーだこーだ色々と会話することができたけど。

籾糠山まで目と鼻の先というところで先頭でラッセルをしていたところ、いきなり地面が崩れて流された。雪崩だ。巻き込まれた!
だが今回は割と落ち着いていた。
下に木が見えていたので板を木に向けて滑り落ちる。
計算通り木にスキーを当てて踏ん張ったらなんとか雪崩をやり過ごせた。
ヒヤッとしたが仲間がいるというのも安心感につながった。流されても探してもらえる。
体制を立て直したら改めて別ルートからピークへ。登頂できてよかった。

さあ滑走タイム。
しばらくなだらかな斜面が続くのでトレースに沿って滑る。下に行けば行くほど後から積もった雪が邪魔して滑らない。
先頭のパクは下りラッセルも大変だっただろう。
谷から1400mまで登り返して最後の滑走。
この斜面が今日のハイライトだった。激パウフェイスショットの連発。
残念だったのがゴーグルをしていなかったこと。
目と口と鼻に雪が飛んできて前が見えない。ゴーグルしてたらもっと気持ちよく滑れただろうな。
ともあれラスト楽しんで大満足。去年は木に顔面を激突してひどい目に会ったが今年は素晴らしい滑りで山行を締めくくることができた。

金曜定時前になんとか仕事を終えて"かがやき号"で富山へ。先週、富山に残しておいた愛車を迎えに行ったら白川郷の宮谷ゲートへ向かう。富山は雨。東海北陸道に乗ると雪。そして白川で降りればゴン降りだ。街で一眠りしてから現地入りするか悩んだが夜のうちに現地に入って正解だった。このペースで降り続いていたら僕のクルマじゃ入れん。とりあえず入ってしまえば大丈夫。明日の朝には除雪されるし、されなかったら岩さんに牽いてもらえばいい(他力本願)。

3時起床の4時出発。コーエーさんお久しぶりです。去年の大笠以来。雪は止む気配は無くゴンゴン降りだがみんなで元気にゲートを出た。雪は深いし重い。深すぎても気持ち良くはないとわかっていても降雪直後の白川郷に来てしまう。このディープさを楽しめ。ラッセルすると暑いが上着は脱げないので出力を上げられない。この条件が一番苦手だ。オーバーヒートしないようにみんなでお喋りしながらぐるぐる列車を回してゆく。岩さんとコーエーさんは同い年なんだって。ずっと楽しそうに喋っていた。仕事のこと、家族のこと、体力づくりのこと。食べ物のこと。"下山したら何食べよー"だけで8時間いけるわ。明るくなれば美しいブナの原生林。高度を上げると風が出てきて普通に寒い。まだ-10度なのに。全身凍りついているからだろうか。

頂上直下で岩さんがお仕置きされていた。斜度ゆるく木々もあるのでどこかで止まるだろう。笑って立て直す。山頂でシールを剥がして滑り出すもトレースが埋まっていて全然滑らん。登り返して1,200mからようやくご褒美斜面だ。ターンするたびに粉が視界を塞いで前が見えん。うける。楽しい滑りはホントにあっという間で10分も無かったんじゃないか。景色も無し。しかし静かな森で楽しくおしゃべりしながら雪を掻き分けてイイ汗かいて、下山後は温泉ざぶんで美味いもの食べる。これ以上何を望もうか。

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