記録ID: 3995301
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
リベンジ!厳冬期の西穂高岳に挑む。
2022年02月12日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:38
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 962m
- 下り
- 966m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 5:37
距離 8.1km
登り 966m
下り 966m
15:18
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
この日はAM6時45分の時点で、約9割ほど埋まってました。 新穂高ロープウェイ 新穂高温泉発(上り) 始発 9:00に乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※あくまでも、この山行当日の状況です。 コンデションは日々変化しますので、あくまでも参考程度で。 【西穂高口~西穂山荘】 積雪も多くありトレースもバッチリ、全く問題ありませんでした。 【西穂山荘~西穂独標】 この区間もトレースがしっかりと有り、特に問題はありませんでした。 独標直下は岩と雪のミックスで少し難易度が上がりますが、特に大きな問題はありませんでした。 【西穂独標~西穂高岳】 やはり独標を過ぎると一気に難易度が上がります。 岩と雪のミックス箇所の登り降り、左右の切り立った細尾根、高度感のあるトラバース、急斜面の雪壁等ピッケルとアイゼンをフル活用するような難所が続き、それなりの経験と技術は必要かと思います。 所々で一昨日の雪の影響か、粉っぽい雪が雪面に残りアイゼンが効きづらい箇所がありましたが、基本的には大きな問題はありませんでした。 前回、非常に難儀したカチカチの急斜面のトラバース箇所は、この日、雪の状態も特に問題無く明瞭なトレースも付いていたので全く問題ありませんでした。 |
写真
6時45分頃、冬季登山者用駐車場(P3)に到着。
ギリギリ駐車出来ました。
ロープウェイの始発時間前まで少し仮眠して出発です。
それにしても駐車場の時点でこんな景色見せつけられたらイヤでもテンション上がっちゃうョ!
ギリギリ駐車出来ました。
ロープウェイの始発時間前まで少し仮眠して出発です。
それにしても駐車場の時点でこんな景色見せつけられたらイヤでもテンション上がっちゃうョ!
いきなりスタート地点の新穂高ロープウェイ「西穂高口」です。
GPSログはここからのスタートとなります。
ここからもうアイゼンを装着していきましたが、結局ここに戻ってくるまで山行中はずっとアイゼン付けっぱなしで通しました。
GPSログはここからのスタートとなります。
ここからもうアイゼンを装着していきましたが、結局ここに戻ってくるまで山行中はずっとアイゼン付けっぱなしで通しました。
独標を直下から。
この日は、一昨日の雪だろう粉っぽい雪が雪面に残り、アイゼンが効きづらい箇所が多くあった。
ラッセルよりは全然マシだが滑るし余計に体力を消耗するので、この日ヘロヘロになってしまった原因の一つだと・・・自分を慰めている。
この日は、一昨日の雪だろう粉っぽい雪が雪面に残り、アイゼンが効きづらい箇所が多くあった。
ラッセルよりは全然マシだが滑るし余計に体力を消耗するので、この日ヘロヘロになってしまった原因の一つだと・・・自分を慰めている。
2年前の冬、失意のまま折り返したチャンピオンピークを通過。
あの時は、飛騨側をトラバースする箇所がカチコチで、とにかく怖かった記憶がある。
今回はトレースもバッチリで、トラバースで恐怖を感じる事は一切無かった。
あの時は、飛騨側をトラバースする箇所がカチコチで、とにかく怖かった記憶がある。
今回はトレースもバッチリで、トラバースで恐怖を感じる事は一切無かった。
ついに山頂直下まで辿りついた。
すれ違い待ちをする間、左手の雪面を直登するか、空いている右手の岩壁を登っていくか少し迷ったが、自分の中で決めていた左手の雪面から登っていく事にした。
写真では分かりづらいが、この雪面は結構な急斜面。
雪面を下って来る登山者の方々が「怖ぇ~、怖ぇ~」と言っているのを聞いて少し不安になる・・・
ちなみに下山時は右手の岩壁から下っていったが、岩の上に薄く雪が乗っているだけの場所が多く、ピッケルやアイゼンを掛ける場所に気を使った。やめときゃよかったと後悔した。
すれ違い待ちをする間、左手の雪面を直登するか、空いている右手の岩壁を登っていくか少し迷ったが、自分の中で決めていた左手の雪面から登っていく事にした。
写真では分かりづらいが、この雪面は結構な急斜面。
雪面を下って来る登山者の方々が「怖ぇ~、怖ぇ~」と言っているのを聞いて少し不安になる・・・
ちなみに下山時は右手の岩壁から下っていったが、岩の上に薄く雪が乗っているだけの場所が多く、ピッケルやアイゼンを掛ける場所に気を使った。やめときゃよかったと後悔した。
やりました!
念願の厳冬期の西穂高岳登頂です。
ほぼ同時に登頂していた他の登山者さんに撮って頂きました。
ありがとうございます。
この時、嬉しい、ホッとした、という気持ちはもちろんですが、とにかく疲れた~という気持ちや、帰りのロープウェイの時間大丈夫かな?とかいろんな事が頭を巡って、何だか複雑な感情でした。
念願の厳冬期の西穂高岳登頂です。
ほぼ同時に登頂していた他の登山者さんに撮って頂きました。
ありがとうございます。
この時、嬉しい、ホッとした、という気持ちはもちろんですが、とにかく疲れた~という気持ちや、帰りのロープウェイの時間大丈夫かな?とかいろんな事が頭を巡って、何だか複雑な感情でした。
次のロープウェイまで少し時間があったので展望台に立ち寄ってみる。
笠ヶ岳がとてもキレイだ。
しかし、赤い服を着たロープウェイのスタッフさんの後ろ姿が、youtuberのマスゲンさんに見えて仕方ない(笑)
笠ヶ岳がとてもキレイだ。
しかし、赤い服を着たロープウェイのスタッフさんの後ろ姿が、youtuberのマスゲンさんに見えて仕方ない(笑)
感想
二年前の冬、自分の体調不良もあり果たせなかった厳冬期の西穂高岳への登頂。
昨冬はコロナ禍の影響でリベンジのチャンスすら無かった。
仕事のルーティンの関係等で急遽休みを得ることが出来たこの日、天候等の条件も最高、自分的には何故か千載一遇のチャンスだと思えた。
今冬は日本各地で降雪が多く、地方によっては災害級の積雪に見舞われている場所もあると聞く。
当然、西穂高岳にも多くの降雪があると思っていたが、実際には例年と何ら変わらない感じだった。
今回は、何としても絶対に登頂してやる!
登る前からこんな気持ちになる事はあまり無い。
二年前の冬、体調不良でチャンピオンピークで折り返し、西穂高岳山頂まで辿り着けなかった悔しさが自分をそんな気持ちにさせているのであろう。
ロープウェイ利用の日帰りが前提なので、それほど登るスピードの速くない自分にとっては時間との勝負という側面もある。
この日は天候はバッチリ、コンデションも最高ではないが悪くもないといった感じ。
ヘロヘロにはなってしまったが何とか登頂出来、リベンジを果たすことができた。
もちろん登頂出来てすごく嬉しかったが、正直ホッとしたという気持ちの方が大きいかもしれません。
下山後に立ち寄った温泉が、ほんと最高に気持ち良かったな・・・
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気象条件に恵まれて良かったですね。
昨夏一緒に歩いたあの鋭い岩稜帯に、雪や氷が纏わり付くとかなり険しそう。写真の枚数が少ないことが山行の厳しさを物語っていますね。
とにかくご無事の帰還を嬉しく思います。
私もチャレンジ出来るようレベルアップに努めたいと思いました💪
この日は天気が良かっただけでなく、風もあまり無かったので本当に気象条件は良かったと思います。
頂上でもほとんど寒さを感じることは無かったくらいでしたので。
ただ、山行の一昨日の新雪がまだ残ってた影響か、体力的な問題が足を引っ張りあまり余裕のない山行になってしまったのは反省点です。
体力的な問題はウリさんとご一緒させていただく時もいつも思う事なんですけどね。
また来シーズン、冬季の遠征も是非ご一緒しましょう
凄い!私にはそんな技術がないので羨ましい限りです!
お疲れ山でした!
そして、ありがとうございます
決して自分は技術があるとは思いませんが、今までの経験を総動員し、必死で登ったという感じです。
もっと余裕を持って登頂できる様、技術・体力共にもっと向上させていかねばならないと思っています。
wataharuさんのパワフルでアクティブな山行にはいつも刺激を貰っています。
今後もよろしくお願いします
大したもんやな。立派!勇気と根性!西穂まで行ったとは!
こんな真冬の時期にさ。
なんだって?「へっちゃら~」って今言った?(笑)
無事に戻れて良かったです。
実はさ、寅は独標まで行ったことがあるんですよ(まだ40代のころかな?)
その先の山々を見て「あれがピラミッドピークなん?」
同僚から聞いた時は恐怖を感じたね。
「ムリ~!ダメ~!足が震える~!ホエ~~~!」(>_<)
寅も独標でUターンだわさ(^o^)
回りにいたハイカーさんもここまでだったよ。
そして、ありがとうございます。
いや~全然へっちゃらじゃないですよ~
独標を過ぎた辺りから、本当にヘロヘロだったんですよ。
確かに、この日も独標の向こう側に進んだ登山者は2割もいなかったかもしれません。
あそこを過ぎると確実に難易度が上がりますので、技術面・体力面はもちろんのこと、気合と冷静さの両方が必要かなぁと思います。
エラそうなこと言ってますが、自分も必死でしたけどね
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