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Yamareco

記録ID: 4137993
全員に公開
山滑走
剱・立山

剱岳周回(馬場島起点・立山川-剣沢-小窓)

2022年04月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:22
距離
40.7km
登り
3,639m
下り
3,634m

コースタイム

日帰り
山行
9:50
休憩
1:27
合計
11:17
23:09
27
スタート地点
23:36
23:36
5
23:41
23:45
1
23:46
23:47
12
23:59
0:04
256
4:20
4:28
55
5:23
5:38
24
6:02
6:02
2
6:04
6:04
3
6:07
6:07
3
6:10
6:10
4
6:14
6:31
90
8:01
8:02
27
8:29
9:06
66
10:12
10:16
1
10:17
10:17
1
10:18
10:18
13
10:31
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
マイカーで伊折ゲート前まで。縦列で10台程度駐車可能。
伊折ゲートから馬場島まではチャリ利用。約5km。
コース状況/
危険箇所等
※このルートは剱岳周辺区域に入山することになるため事前に富山県(富山県警)への登山届の提出および承認が必要です。

◆馬場島〜立山川〜剣御前小屋
・今年の立山川は雪が豊富なのでルート取りには困らず。
・ラストの室堂乗越までの登りと剣御前小屋までの登りはカチカチだったのでクトーを利用。

◆剣御前小屋〜近藤岩(剣沢)(スキー滑走)
・上部はテカテカアイスバーンで時折吹き溜まり。エッジが研がれていないとヤバい状況だった。
・下部は少し緩んでお手頃だった。

◆近藤岩〜小窓雪渓〜小窓
・標高差760m程度の登りとなるがデブリも少なく登りやすかった。
・ただし風が一切ないので気温上昇による熱中症や雪崩に注意が必要。

◆小窓〜馬場島(スキー滑走)
・西仙人谷上部はカチカチ急斜面だったのでシートラアイゼンでクライムダウン、斜度が緩んだところでスキーに換装した。
・雪割れはなかったが相変わらずデブリ多数。臨機応変にルートを取る必要がある。
予約できる山小屋
剱澤小屋
前日の伊折ゲート。
ここから馬場島までチャリで5kmヒルクライムする。
2022年04月02日 16:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/2 16:22
前日の伊折ゲート。
ここから馬場島までチャリで5kmヒルクライムする。
そして当日。
安定のフライングスタートで0時前に馬場島到着。
2022年04月02日 23:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/2 23:49
そして当日。
安定のフライングスタートで0時前に馬場島到着。
立山川を遡行していく。
今年は雪タップリ。
2022年04月03日 00:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 0:23
立山川を遡行していく。
今年は雪タップリ。
歩きやすいコンディションなので川には落ちない。
2022年04月03日 00:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 0:35
歩きやすいコンディションなので川には落ちない。
・・・とは言ったものの、ここはなかなかしびれた。
2022年04月03日 01:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 1:29
・・・とは言ったものの、ここはなかなかしびれた。
室堂乗越到着。富山平野の夜景がきれい。
2022年04月03日 04:54撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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4/3 4:54
室堂乗越到着。富山平野の夜景がきれい。
少しずつ明るくなってきたが斜面はカチカチでクトー必須。
2022年04月03日 05:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 5:17
少しずつ明るくなってきたが斜面はカチカチでクトー必須。
剣御前小屋までもうちょい。
ト) みんなそれぞれ自分の思うコースどり ガンさんは上の稜線から登っていた 僕は後ろから1番楽そうなのを選んでいた😅
2022年04月03日 05:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 5:18
剣御前小屋までもうちょい。
ト) みんなそれぞれ自分の思うコースどり ガンさんは上の稜線から登っていた 僕は後ろから1番楽そうなのを選んでいた😅
到着!
4月とは思えない寒さだ。
2022年04月03日 05:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 5:21
到着!
4月とは思えない寒さだ。
風も強いので陰に隠れて滑走準備。
2022年04月03日 05:33撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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4/3 5:33
風も強いので陰に隠れて滑走準備。
少しずつ雲が晴れてきた。
YSHRセンセーGO!
2022年04月03日 05:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/3 5:46
少しずつ雲が晴れてきた。
YSHRセンセーGO!
剱岳は素晴らしい
2022年04月03日 05:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 5:53
剱岳は素晴らしい
おお?どんどん雲が晴れていく。
2022年04月03日 05:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 5:47
おお?どんどん雲が晴れていく。
そして朝焼けの剱岳ドン!
2022年04月03日 05:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 5:48
そして朝焼けの剱岳ドン!
しかし斜面はカチカチアイスバーン
2022年04月03日 05:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 5:53
しかし斜面はカチカチアイスバーン
こうやってみると良さそうなバーンに見えるんだけど・・・
2022年04月03日 05:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 5:54
こうやってみると良さそうなバーンに見えるんだけど・・・
アイスバーンと吹き溜まりのゼブラ
2022年04月03日 05:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 5:58
アイスバーンと吹き溜まりのゼブラ
雪を拾って滑っていく。
2022年04月03日 05:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 5:58
雪を拾って滑っていく。
わかりますか?このテカテカアイスバーン
ト) ほんと絶景でした😊
2022年04月03日 06:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 6:00
わかりますか?このテカテカアイスバーン
ト) ほんと絶景でした😊
朝日に向かって落ちていく
2022年04月03日 06:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 6:07
朝日に向かって落ちていく
でも景色は絶景!
2022年04月03日 06:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 6:06
でも景色は絶景!
デブリゾーンが増えてきた。
2022年04月03日 06:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 6:06
デブリゾーンが増えてきた。
デブリをかすめて滑っていく
2022年04月03日 06:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 6:12
デブリをかすめて滑っていく
近藤岩到着。
ここから登り返す。
2022年04月03日 06:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 6:41
近藤岩到着。
ここから登り返す。
近藤岩からすぐ左手に三ノ窓雪渓
2022年04月03日 06:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 6:48
近藤岩からすぐ左手に三ノ窓雪渓
黒部別山をバックに。
2022年04月03日 06:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 6:39
黒部別山をバックに。
晴れてきたぞぉー
正面は三の窓雪渓。
2022年04月03日 06:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 6:45
晴れてきたぞぉー
正面は三の窓雪渓。
デブリだらけ。
2022年04月03日 06:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 6:58
デブリだらけ。
池の平山が見えてきた。
2022年04月03日 07:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 7:07
池の平山が見えてきた。
今日は大窓じゃなくて小窓にいく。
2022年04月03日 07:20撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 7:20
今日は大窓じゃなくて小窓にいく。
振り返っても絶景
2022年04月03日 07:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 7:30
振り返っても絶景
小窓雪渓左手は八ツ峰
2022年04月03日 07:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 7:55
小窓雪渓左手は八ツ峰
小窓雪渓を登っていく。あの先端が小窓だ。
2022年04月03日 07:39撮影 by  E-M5MarkIII, OLYMPUS CORPORATION
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4/3 7:39
小窓雪渓を登っていく。あの先端が小窓だ。
風もなくて暑いがパクとあれやこれや話していると気が紛れていい。
2022年04月03日 07:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 7:44
風もなくて暑いがパクとあれやこれや話していると気が紛れていい。
団子事件発生。
今日は団子の日だと思わなかったんだが。
2022年04月03日 08:18撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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4/3 8:18
団子事件発生。
今日は団子の日だと思わなかったんだが。
稜線は風が強そうなので手前で休憩。
ト) 僕はクタクタ みんな余裕そうでした、待ってもらってすいません😌
2022年04月03日 08:23撮影 by  E-M5MarkIII, OLYMPUS CORPORATION
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4/3 8:23
稜線は風が強そうなので手前で休憩。
ト) 僕はクタクタ みんな余裕そうでした、待ってもらってすいません😌
YSHRセンセーが先頭で登っていく。
2022年04月03日 08:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/3 8:30
YSHRセンセーが先頭で登っていく。
小窓ゴール!スキーで来たのは初めて。
2022年04月03日 08:37撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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4/3 8:37
小窓ゴール!スキーで来たのは初めて。
大魔人さんにもらったフルーツがめちゃうま。
雪を入れてシャーベットにするのが吉。
2022年04月03日 08:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 8:32
大魔人さんにもらったフルーツがめちゃうま。
雪を入れてシャーベットにするのが吉。
小窓の王
2022年04月03日 08:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 8:44
小窓の王
アップで。春にあの下を通ったが今日はカチカチでヤバすぎる。
2022年04月03日 08:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 8:52
アップで。春にあの下を通ったが今日はカチカチでヤバすぎる。
さあ毛勝に向かって滑りますか!
2022年04月03日 08:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 8:45
さあ毛勝に向かって滑りますか!
・・・と思ったがカチカチ急斜面。これはやばい。
2022年04月03日 08:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 8:53
・・・と思ったがカチカチ急斜面。これはやばい。
ということで仕方なくしばらくアイゼンで降りることに。
2022年04月03日 08:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 8:52
ということで仕方なくしばらくアイゼンで降りることに。
クライムダウン〜
2022年04月03日 08:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 8:59
クライムダウン〜
やっぱりスキーじゃやばかった。
ト) ほんとこの辺りはアイゼンの爪だけだった 😢
2022年04月03日 09:00撮影 by  E-M5MarkIII, OLYMPUS CORPORATION
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4/3 9:00
やっぱりスキーじゃやばかった。
ト) ほんとこの辺りはアイゼンの爪だけだった 😢
雪の下もカチカチ。
2022年04月03日 09:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 9:12
雪の下もカチカチ。
ようやく斜度が落ち着いたのでスキーモードに。
2022年04月03日 09:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
17
4/3 9:12
ようやく斜度が落ち着いたのでスキーモードに。
大魔人さん
2022年04月03日 09:17撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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4/3 9:17
大魔人さん
パク
2022年04月03日 09:17撮影 by  E-M5MarkIII, OLYMPUS CORPORATION
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4/3 9:17
パク
トラさん
2022年04月03日 09:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 9:21
トラさん
自分も。モナカに引っ掛けて大コケした。
2022年04月03日 09:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 9:27
自分も。モナカに引っ掛けて大コケした。
正面猫又方面を見ながらの滑走
2022年04月03日 09:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 9:25
正面猫又方面を見ながらの滑走
小窓尾根でアイスクライミングを楽しむPT
2022年04月03日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 9:24
小窓尾根でアイスクライミングを楽しむPT
いやーおっかねぇ。
大魔人さんは参加したそうな感じだったけど。
2022年04月03日 09:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/3 9:28
いやーおっかねぇ。
大魔人さんは参加したそうな感じだったけど。
西仙人谷全景、下部以外はスベスベだった
2022年04月03日 09:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 9:34
西仙人谷全景、下部以外はスベスベだった
アイスの方のテントかな
2022年04月03日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 9:32
アイスの方のテントかな
滑りにくいが滑るしかない
2022年04月03日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 9:32
滑りにくいが滑るしかない
正面は大窓。
大窓方面も滑りづらそう。
2022年04月03日 09:42撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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4/3 9:42
正面は大窓。
大窓方面も滑りづらそう。
白萩川の雷岩もこんなに埋まっている
2022年04月03日 09:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 9:52
白萩川の雷岩もこんなに埋まっている
やっと取水口を突破。長かった。
2022年04月03日 09:56撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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4/3 9:56
やっと取水口を突破。長かった。
林道もすっかり埋まっている。
2022年04月03日 10:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
9
4/3 10:00
林道もすっかり埋まっている。
お約束の記念撮影
2022年04月03日 10:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 10:08
お約束の記念撮影
さあチャリに跨って帰るだけ
2022年04月03日 10:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 10:11
さあチャリに跨って帰るだけ
早月川もデブリがすごかった
2022年04月03日 10:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10
4/3 10:19
早月川もデブリがすごかった
ゴール!
お疲れさまでした。
2022年04月03日 10:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 10:30
ゴール!
お疲れさまでした。
帰路橋の上から剱岳を眺める、やっぱ山のKINGです。
2022年04月03日 11:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/3 11:19
帰路橋の上から剱岳を眺める、やっぱ山のKINGです。

感想

YSHRセンセーから毎年恒例の剱岳周回に行こう!とお誘いを受けて5人のメンバーが集合。
今シーズンこのメンバーが集結するのは初めてかも?
毎年恒例と言いながら去年は予報が合わずに行けなかったので2年ぶりとなる。
剱岳に登らず、剱岳を360℃周りから見ようというこの山行はある意味異質。
だが景色だけではなくガッツリ登りと滑りを楽しめるので超贅沢な山行なのだ。

今日は後半天気が悪くなるかもしれない、ということでいつもより早めの11時スタート。
というか、本当は11時30分スタートと言ってたのにセンセーがまたフライングした。
みんな不意打ちを食らって後ろから追いかけることに。
トラさんはケツが痛いから・・・といって富山スタイルで走っていったが途中でパスさせてもらった。
チャリが苦手な自分にとってはありがたい存在だ(笑

馬場島まで30分ほどチャリを漕いで揃ったところでスタート。
いや、パクはまだ来てないけどどうせ後ろから猛チャージかけてくるはずなので問題ない。
今年の立山川は雪がタップリで雪割れもほとんどなかった。
あまり頭を使わずにガシガシ登っていく。いつの間にかパクも追い付いて大人の遠足となった。
だがしかし早く出過ぎたのでやっぱり眠い。いつもなら室堂乗越で夜明けを迎えるのだが今日はまだ4:20とか!
あと1時間くらい経たないと明るくならない。
暗闇の中剣御前小屋まで登っていったが今日はめちゃ寒かった。
気温が低いのはわかっていたが風も強い。4月とは思えない。小屋の陰に隠れて滑走準備を行いいざ剣沢へ。
いつもなら多少緩んで楽しい剣沢も今日はカチカチ。まるで板氷。時折モナカもあるので板を引っ掛けてコケた。
ザラメとカチカチを見込んで細板で来たのだがちょっとチョイスを間違えたかも。

剱岳は当初雲に隠れていたが徐々に晴れてきてその姿を見せてくれた。
やっぱりこのルートは視界がある時に来ないと面白くない。
絶景をみながら剣沢を滑っていく。下部は雪も緩んで快適に滑ることができた。

近藤岩から池の平へ登り返して大窓へ向かうのだが、今回は天候悪化を懸念して小窓経由で降りることにした。
この周回で小窓へ行くのは初めてだし、小窓雪渓を歩くのも初めてなのでワクワクしてきた。
大窓より累積標高的には楽なはずだけどどうなんだろう?
登り出すと・・・いや、これはほぼ大窓と同じ。風がなくて直射日光がガンガン照りつけるのでめちゃ暑い。
微妙も新雪も残っているのでシールが団子になるし・・・ということで結構苦労した。
小窓に乗り上げて一安心・・・と思ったがそこからが核心だった。
西仙人谷へのエントリーがカチカチ急斜面でスキーじゃ無理。仕方ないのでアイゼンに履き替えてクライムダウン。
トラさんはスキーで突っ込もうとしていたがこういうところで賭けをしない方がいい。
しばらく下りて斜度と雪が落ち着いたところでようやくスキーに換装。
後は滑るだけ・・・なのだが、やはりデブリが多くて苦労した。
途中富山の山岳警備隊の方とスライドして談笑。守られてる感がすごい。いつもありがとうございます。
馬場島に近づくにつれて大魔人さんとパクが揃って鼻がムズムズする・・・と言いだすではないか。すごいな花粉センサー。
馬場島でいつものように試練と憧れで写真を撮ったらチャリに跨って伊折まで。
いつも通りかなりハードな山行だったが時間は12時間弱のスピード山行だった。

4月に入ったし今シーズンのスキーはもういいかな。と思っていたがこれをやらなきゃ終われない、大窓周回。今日は久々にみんな集まる。楽しい大人の遠足だ。土曜はパパッと乗鞍で遊んだらクルマを走らせ馬場島へ。久々に来た。秋以来だ。出発は23時半の予定なので18時には寝た。5時間眠ったら23時起きの23時半出発。約束の時間なのに既に誰もいなかった。いつものことです。松本デポ車には自転車は積んでいないので自転車アプローチが出来ない。ということでカタヤさんにお願いしてロードバイクを貸してもらった。馬場島の手前まで雪も凍結も無い。バッチリ除雪されていて快適なヒルクライムだった。嘘です。板を担いで坂なんて登りたくない。

序盤の林道を飛ばしてみんなに追いついた。楽しくおしゃべりしながら立山川を詰めてゆく。今年は雪が多いおかげで難しい渡渉は無くて楽ちんだった。楽なのは良いが出発は早いしペースも速いので上に着いても真っ暗なんじゃないか。案の定雷鳥沢まで真っ暗。風も強い。劔御前でようやくヘッドライトから解放された。劔沢はカチカチだったが、朝日に染まる剱岳の姿が素晴らしい。雪か景色か選べと言われたら景色かな。なので早出しすぎて尾根で暗いのも悪くない。当初はいつもの大窓の予定だったが天気は下り坂なので今日は小窓周回。登り返しが1回しか無いので楽々だと思いきや、小窓のエントリーは緩んでいなくてカチカチ。とても板では下りられないのでみんなで板担いで爪でバックステップで下りていた。誰も「板で行けるっしょ!」と言わなくてよかった。爪でも結構怖かったが。

雪は徐々に緩んで快適ザラメを楽しんだら後半はデブリランド。僕は短いPon2oonで来てみた。板は重たいので登りは疲れるがデブリ滑走は素晴らしく調子が良かった。太いのでデブリの間に落ちないし、トップが反り上がっているのでデブリに突っ込まずに「乗る」。なので何も考えずデブリに直滑降できるし、デブリの上でターンできる。感動した。デブリランド確定の時はPon2oonをお試しください。

オートルートと剱岳周回は日本有数の山スキーコースでシーズンに一度はやってみたい。先日オートルートを行ったので今日は剱岳周回だ。

当初大窓超えを計画していたが、だんだん予報が悪くなり出発時点では午前11時頃から雨も降り出すということで小窓超えに急遽変更した。

事前に警備隊の方から色々情報を頂いていて感謝感激である。常に登山者側に立ってくれている富山の山岳警備隊には全幅の信頼を寄せている。

雪の状態だが馬場島で1m、立山川は一部沢が出ているが雪が多くてめちゃ快適である。剣沢にいたっては全く雪割れはなく近藤岩まで行けた。小窓雪渓や西仙人谷デブリもこの時期にしては比較的少なく快適な滑走ができた。立山川も取水口の少し上流で割れているだけで極めて快適に通過できた。

今年は雪が多くて剱岳周回はこれまでになく快適であった。

ダイナミックな景観を楽しみながら豪快な滑走を楽しめる剱岳周回はまさにツアーコースの王と言ったところだろう。



今日は全員集合で剱岳の小窓を周回してきた。当初は恒例の大窓の予定であったが天気予報が悪くなってきたので小窓に変更した。安定の30分前に伊折ゲートからチャリリン、ビッグボスとトラさんが先にスタートしていった。追いかける、アタック坂でトラさんをぶち抜いたがYSHRさんに追いつけなかった。20分後にトラさん到着、パクはまだだけど直ぐに追いつくだろう。

馬場島からロケットダッシュ、マジ早かった。このままじゃ暗闇の中稜線に登り上げてしまうけど、もうどうにも止まらない…。立山川は概ね雪に埋もれていて歩きやすい。空は雪がちらついたり星が出たりと目まぐるしく変わっていく。稜線手前の核心部は暗いので下が見えないから恐怖心はないけどスリップしたらおしまいだ。安定の暗闇着、そのまま劒御前小屋に向かった。カチカチなのでトラバースは出来ないから忠実に尾根を進む、小屋手前でやっと明るくなってきた、長い闇が終わった。<br>

さすがに上は寒い、サッサとシールを剥がして逃げよう。もう来た道はガスで見えなかった。カチカチの劒沢を慎重に滑る、高度を下げると風が無くなり視界も良好、逃げ足は早かった。写真を撮りながら滑るが今日はどこまでもカチカチ、上部は新しい積雪があったけど劒沢小屋から下部は氷化斜面だった。エッジを利かさないと滑れない、ガリガリと足にも良くない。近藤岩付近まで試練だった。

ここで大休憩、稜線より東側は天気がいいから暖かかった。さてシールを貼って小窓に向かう。みんなウエアーを脱いで登って行く、マジ暑いっす。遠くに4,5人のスキーヤーが池の平小屋方面に取りついていた。大窓に向かう前泊者のパーティー。天気崩れる情報は入らなかったのかな?
小窓への登りは暑さとの戦いだった、トラさんは自分自身と戦っていて遥か下になっていた。小窓に到着、みんな揃ったら西仙人谷に滑り込もう。いや待てよ、カチカチなのでヤバいべ。これスリップしたら下まで止まらないやつだ。岩にぶつかれば命も危険だ。アイゼンを履いて雪が緩んでいるところまで下った。さあスキーを履けば馬場島は近い。慎重に高度を下げていく。デブリが少ないのは助かる。
途中で小窓尾根4ルンゼをアイスクライミングしているパーティーがいた、メチャ楽しそう。しかし山スキーも楽しいぜ。今度登ってみよう。

あっという間に馬場島に到着、試練の石碑で試練軍団の集合写真を撮った。後はチャリってゲートまで、まだ10時半です。速攻バンザイ。。。

 今日は憧れの剱周回まさか自分が行けるとは思っていなかった。 チャリスタートなのですごくブルー 足がしんどいしバック背負っているので尻も痛い😭 
 除雪終点着いた時はホッとした。 立山川を遡上して行ったけど真っ暗で雰囲気もう分からなかった、天気が崩れるので早出で正解かな^ ^
 稜線出るまでほんとしんどかった、もうここで足が売り切れたって感じだったもっと鍛えなければ。 
 剱沢での朝焼けが最高だったこの谷の雰囲気すごかったです♪
 小窓も上から滑りたかったけど、アイゼンで降ってよかった、途中カチカチがあって危なかった😥 やっぱ安全第一ですね。
 馬場島の石碑でみんなと写真撮れてよかったまさか自分が写るとは思っていなかった、素晴らしい仲間に出会えてほんと幸せです🥰
 最後富山の警備隊の方がお疲れ様でしたって送ってもらいました。 ほんと警備隊の人に感謝です。 
 また来年も周回したいです、この土日たくさん遊べて大満足でした。

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