悲願達成! 頭布山(ずきんやま)
- GPS
- 12:00
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,652m
- 下り
- 1,644m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
軽い藪漕ぎがありましたがほぼ雪が繋がっていました。雪の状態はクラストしている箇所はなく特に午前中は歩きやすかったです。しかしながら雪庇、雪割れ、クラック箇所は無数にあり、ルートファインディングが重要です。 最大の難所は光兎山からカンニャ越までの下り区間です。 |
写真
装備
個人装備 |
ワカン(使用せず)
ピッケル
ストック
|
---|
感想
「越後百山」難攻不落、頭布山(ずきんやま)。3年越し悲願の登頂達成です。
☆過去ログ
【一昨年】https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2297667.html
【昨年】https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3106941.html
昨年下頭布で撤退したとき、一旦もう頭布山は無理だと思いましたが、その後も頭から離れず攻略法をずっと探っていました。そして積雪期の一瞬、ヨドノ尾根光兎山越えならば日帰り登頂可能ではないかと思うようになり、チャンスを伺っていました。4月2日に照準を定め、先週田麦集落まで偵察に行き、万全な準備を整えてきました。
4月2日、その日がきました。暑くも無く寒くもなく絶好のコンディションです。雪も固すぎず柔らかすぎずワカンいらずで進めます。順調に光兎山まで登りました。
問題は光兎山からの下りです。本当に下れるのか、アイスバーンではダメ、雪が緩くでもダメ、コンディション次第ではここでの撤退を考えていました。下りの中でも最大の難所は岩峰です。ここをクリアしなければその先はありません。しばし観察したのち、隊長が絶妙なルートを開拓しました。なんと岩峰と雪崩後の巨大な雪のブロックの間に出来た隙間をくぐりぬけ藪に取付き下降するというのです。悪戦苦闘してクリアしました。後で観察し直しましたが、それ以外はどう攻めても危険で、そのルートしかなかったようです。
その後も危険箇所多数。ピッケルをダガーポジションにして慎重に下ります。感覚的には飯豊の石転び沢の最も勾配のきついところよりも更に急勾配です。そこを何とかクリア。あとはカンニャ越まで駆け下りました。ここで、今回の頭布山登頂は確信できました。
下頭布、中頭布、奥頭布と進み、頭布山へ確実に近づく度にモチベーションが上がっていきます。奥見立場から真っ青の空に頭布山のピーク(青頭巾)が見えたときは感動もの。そこからはビクトリーロードで悲願の頭布山山頂を極めました。
山頂は快晴無風。光兎山の神々しい三角錐と県境尾根、女川藤沢川源頭部の急峻な谷、白銀の飯豊朝日全景を眺め、しばし達成感の余韻に浸り至福の時間を過ごしました。
帰路も難所続きでしたが、光兎山を登り切ったときにこれで無事に帰れると安堵しました。あとはヨドノ尾根を安全運転で下りました。
頭布山、なんとか積雪期に登らせてもらいましたが、登頂は雪の状態次第だと思いました。それと隊長の超人的なルートファインディング力には恐れ入りました。隊長に先導してもらえなければ今回の登頂は無理でした。3年越しでこんなヤマに付き合ってくれてありがとうございます。ほんと無事でよかったです・・・
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する