富士山(須走〜お釜&不浄流し滑走)
- GPS
- 07:54
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 2,048m
- 下り
- 2,033m
コースタイム
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 7:54
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
GoogleMapで普通にいける。 吉田や富士宮と違って夜中でも上がれるので便利。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆須走口五合目〜8合目 ・完全夏道。 ・7合目2900mくらいから雪は出てくる。 ◆八合目〜吉田頂上 ・8合目から上も夏道MIXでいけるが自分はシールで登った。 ・9合目からはクトー装着。その時のコンディションによる。 ◆お鉢巡り ・剣ヶ峰北側はお鉢の下から回り込むのが正解。 ・自分はお鉢の岩場をそのままいったがちょっと危ないのでお勧めしない。 ◆お釜滑走 ・剣ヶ峰直下からいけるが急なので不安な人は富士宮方面にもう少し降りてからドロップした方がいいかも。 ・気温が高く視界が良くて緩んでいることを確認のうえドロップすべし。崖が多いのでルートを間違えると墜落する。 ・登り返しはシートラ、アイゼンでキックステップしながら直登。標高が高いし急なので結構疲れる。 ◆不浄流し ・恐らく一番長く滑れるルートだと思っている。 ・どこもそうだが雪質はめまぐるしく変わるので状況に合わせた滑走を。 夏道はないので下りでもルートファインディングは必要。 |
写真
感想
先週の白山で板納めにしようと思っていたが、5月最終週の天気が最高。
これは富士山へ行くしかないな。
今年の富士山は雪が少ないがルートを選べばあるところにはあるはず。
吉田か須走か悩んだが、下記理由から須走にした。
・日曜日は夏日の予報で暑そうだったので早期スタートしたかった(須走なら夜中から登れる)
・標高2000mからガッツリ登ってガッツリ滑れる。
・五合目で車中泊できるので高度順応もしやすい。
・通行料金がかからない(笑)
ということで4時起きで5時前に須走口五合目をスタート。
やっぱり雪が少ないので素直に夏道を登っていく。
ブル道とか夏道以外は道が柔らかいので砂ラッセルで大変そうだし。
この策が当たってスムーズに登ることができた。
2900m、7合目から少しずつ雪が出てきたがまだシートラで夏道を登る。
8合目手前からいよいよ全面雪道になってきたのでシールハイク開始。
9合目を過ぎた辺りで少し硬くなってきたのでクトーも装着した。
スキーのまま吉田口の頂上に登り上げたら再び担いで剣ヶ峰を目指す。
お釜を眺めると雪がびっしりついていて面ツルで楽しそう。これは滑るしかない。
その前に最高点の剣ヶ峰を踏んで一段下がったところで滑走準備。
さあ行きますか!適度なザラメで最高だったが標高差200mくらいしかないのであっという間に釜の底へ。
たった200メートルだが登り返しは面倒。標高3700mの急登は伊達じゃない。
富士山独特の空気の薄さでサクサク登れない。筋肉は余裕なんだが心肺がツライ。
自分が日本でこの状態になるのは富士山だけだ。
お鉢まで登り返したら富士宮頂上をかすめて須走方面へグルっと。
さあ一番下まで滑れるのはどこだ?
うん、やっぱり不浄流しだな。下の方はかなり細いけど雪が繋がってる。
ここも上部は最高のザラメだった。今シーズン一番じゃないか?
中盤から下は徐々に滑りづらくなってきてラストはほぼ泥の上を滑ってる感じ。
ボロ板で来てよかった。
結局2700mまで標高差1000mも滑ることができた。ここにしてよかった。
残りの下山もラクチン。ザクザク砂を踏みしめながら降りていくので足にも優しい。
不浄流しを下りていくと「まぼろしの滝」と呼ばれるスポットにぶち当たった。
5月〜6月にかけてのみ見られるまぼろしの滝だそうだ。
っていうか、不浄流しの上の方にも一杯ナメ滝があったけど・・・
上からスキーヤーが降りてきたもんだからハイカーさんたちがびっくりしていた。
「どこ滑ったんですか?」と何度声をかけられたことか・・・
こういう世界観のギャップも面白い。
下界は夏のように暑かったが新緑の森歩きも楽しめてこの時期ならではの山スキーを存分に味わうことができた。
これで心置きなくシーズン終了できる。板を納めることにします!
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