大和三山を歩く 歴史に登場する山の偉大さが身にしみる 畝傍山・天香具山・耳成山
- GPS
- 05:02
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 375m
- 下り
- 376m
コースタイム
天候 | 曇のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
【行き】 名張駅→大和八木駅→畝傍御陵前駅 【帰り】 大和八木駅→名張駅 |
写真
感想
この3連休、大きい山に行きたいと思っていた。しかしながらの戻り梅雨、3日とも雨が降る予報。結局大きい山の山小屋はキャンセルした。
そこで、どこに行こうかと、北に行くか西に行くか、それとも関東周辺で過ごすか。ギリギリまで悩み、結局天気がまだマシな西に行くことにした。土曜日は雨がちだが気温は低く、日曜日は晴れて気温が上がる、月曜日の祝日は不安定である。
土曜日は気温が低いことを生かして低山を選択した。そう、最近ヤマレコに登録された「大和三山」を一気に歩こうというのだ。それであればどのようにすれば、ここに土曜日にたどり着けるかを考えた。
金曜日の夜は一気に高速道路で距離を稼ぐ。朝一の近鉄電車を拾える駅に車を置く、そして近鉄電車で橿原市に入るのだ。四日市、伊勢中川あたりに駐車してもよかったが、結局名張駅まで車で行った。ここからならば6時には歩き始めることができる。
そして、今回のように畝傍山を最初にするか耳成山を最初にするかも迷ったが、9時から10時台に降雨の予報があるので最初に高い畝傍山に登ってしまうのが吉と考えた。
そういう計画通りに6時に畝傍御陵前駅から歩き始めた。まだ降雨はない。畝傍山近くにある神武天皇陵に最初は出向いた、何せ初代天皇である。天孫降臨からここに辿り着き日本の礎を築いたという、ちなみに近くには綏靖天皇、安寧天皇、懿徳天皇、などの天皇陵も残っているが、実際に人物が存在したかどうかは定かではないという。
道を間違え裏から畝傍山にとりつきました。山道は昨日までの雨で濡れており木も濡れているので掴んで登るのも違和感がある。それでも喘ぎながら登っていくと、1番使われている道に合流した。
山頂はまだ6時台だというのに人が非常に多かった、イベントだろうか?それとも地元の人たちの集団登山何だろうか?みんな休憩していて、到着した人、入れ替わるように下り始める人、非常に多かった。私も、給水を済ませた後に下り始める。橿原神宮方面を目指して下っていくが、目の前に2人組の地元登山客がいたのでついていきながら下った。
橿原神宮の参道から、空母瑞鶴の碑を見た、真珠湾攻撃からミッドウェー、南太平洋海戦、マリアナ沖海戦でも生き残った空母は、最後には囮扱いされて轟沈してしまう。ここで日本の空母はほぼ無くなった、ここで海軍の運命は決まったとされる。
その後、畝傍御陵前駅に辿り着き、第一ラウンドが終了した。
そのまま、天香久山を目指す。約3kmの歩行だ。この辺りには色々山もあり、どれが天香山か一目にはわからぬがとにかく道標を見ながら歩いていく。マンホールを見て驚く、いつの間にか明日香村に入っていたようだ。これはいい、ネーミング的には有名でなかなか撮影できないものだ。
その後、天香久山に登り出す、標高は畝傍山よりも低いため登るのは容易だ。しばしの登りで山頂にたどり着く。天香具山といえば持統天皇が「春過ぎて 夏来るらし 白妙の 衣ほすてふ 天香具山」と詠んだ山だ。私もここで衣を干してみようか?とも思ったがやめた。短歌では、夏が来て早苗を植えた乙女たちの衣を見たということですので。
下って藤原京に向かいます。持統天皇の命で遷都し元明天皇までの3代の間都だった場所。元明天皇の命でさらに平城京に遷都する間のみの都であり、未完成のままだったとされています。
実際に降り立つと3方向に畝傍山、耳成山、天香具山があり、鼎の位置にあります。よって、ここから見る3山を「大和三山」としたのでしょう。非常に大きい都で、大きさは平城京や平安京を凌ぎ日本最大なのだとか、その都の中には遺跡があったり、発掘調査が行われていたり、ハスの花鑑賞が行われていたりしました。
その後、大和三山最後の山、耳成山に向けて移動を始めますが、携帯メールで雨雲が近づいていることを知り、気象庁のホームページを見ると、30分後くらいから結構な降雨がある模様、どこでそれをやり過ごすか考えました。
まずは、コンビニで傘を購入、そして耳成山山麓公園に移動、大きなトイレがあるので最悪そこでもいいかと思ったが、2箇所に四阿があることがわかり、そこに陣取った。ここで雨をやり過ごそう、止むまで携帯電話を充電しながらニュースでも見ているかと根を下ろしました。すると、地元の方が同じように四阿に入ってきました、本来ならば北アルプスに行っていた予定だが雨で、というわけで40分ほど全国の山の話で盛り上がりました。その後さらに20分ほど滞在、小雨になったところで傘差しながら耳成山ピストンを試みました。
雨で濡れていることと、片手が塞がっていることがハンデですが、距離は短いので難なく戻ってきました。あとは大和八木駅まで行きゴールします。そういえば、朝食を食べていない、もう昼食の時間だが、大和八木駅近くでは目ぼしい食べ物屋さんがなく、結局名張駅までの取ってきました。温泉に入って、車を出すがどこにこうか迷ってしまう、次の日はどこにっても猛暑か雨、山は雨を吸っていて滑りそうで楽しめなさそう。
結局午後は、次の日のプラン探しと、日ハムー西武を観て終わりました。結局、どこに行くか決まるには、次の日の朝になるまで決まりませんでした。
コメント
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おはようございます。
お手軽登った山リストの最右翼の大和三山。
拙者は昨秋早逝された先輩を偲んで歩きましたが、突然、最近、完登済み山リストに現れた時には驚きました。
拙者は列車登山でしたが、赤線繋ぎを意識してアイさんと同じ順番で歩きました。
三山の中でも畝傍山が一番人気なのは行ってみるとよく分かりますよねぇ。
夏はハスの花の名所になるんですね。
秋は藤原宮跡に一面のコスモスが咲き乱れていました。
半袖隊長
今回の3連休は戻り梅雨の影響で大きい山や遠くには行けず、辛うじて大和三山に辿り着きました。まあ、でもバッジが一つ増えるのは良かったかもしれません。
やはり、関西の歴史的に有名なところは街歩きをしても面白いですね。いろいろな看板が出ていて、1000年以上前にあった出来事などの記念碑があったりします。故郷北海道はあまりそういう感覚がないんですよね、江戸末期くらいからの歴史がほとんどを占めますから。
また冬に関西遠征をしたいと思っています。
結局この日の午後から日曜日の午前中は雨、日曜日、月曜日は山に行けず観光レコになってしまいます。まあ、時間がかかりますが。
aideiei でした。
マンホール、面白くて数年前からハマっています。市町村ごとにデザインが違うこと、カラーデザインや特別なデザインのものがあること、もうこれは下水道行政の名を借りた町おこしだと思っています。
私が住んでいる葉山町には特別なマンホールはあまりありませんが、隣の逗子市にも特別な「太陽の季節マンホール」が現れました。
逗子葉山にお越しの際にはぜひ撮影してやってください。
aideiei でした。
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