ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4631914
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

燕岳でトウヤクリンドウ

2022年08月27日(土) 〜 2022年08月28日(日)
 - 拍手
tatsuhiko1958 その他7人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
14:24
距離
11.8km
登り
1,433m
下り
1,408m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:50
休憩
1:33
合計
6:23
10:35
10:48
35
11:23
11:26
36
12:02
12:18
42
13:00
13:15
54
14:09
14:09
21
14:30
14:33
40
15:13
15:24
14
15:38
16:10
1
16:11
宿泊地
2日目
山行
4:36
休憩
2:58
合計
7:34
4:46
16
宿泊地
5:02
5:03
8
5:11
5:25
7
5:32
5:33
15
5:48
5:48
7
5:55
7:43
10
7:53
7:54
24
8:18
8:31
19
8:50
8:58
34
9:32
9:33
37
10:10
10:21
28
10:49
11:03
30
11:33
11:39
41
天候 曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR大糸線穂高駅からバスで中房温泉の登山口
09:50中房温泉登山口(1455m)。早朝は晴れていましたが、9時半にはどんよりと。僕は北アルプス2度目(前回は2年前の立山)で、不安がもくもくとこみあげていました。でも、結局はガイドの方の適切なペース配分と歩き方、水分・食事をこまめにとるなどのアドバイスのおかげで、全く問題ない山行となりました。ガイドの方には感謝がつきません。
さて、登山口から5分ほどとことこ歩くと、そこからは壁のような斜面の登りとなりました。汗をかきながら50分で120mほど標高を上げると第一ベンチ(1670m)。すでに雲の中というか霧の中。木の長いベンチがいくつもあって一休み。さらに30分で170m登って第二ベンチ(1840m)。ここには合戦小屋まで荷揚げするケーブルが頭上を通っている。10分休憩。パンをほおばる。この後少し下りになってほっとするのもつかの間また40分で160m登って第三ベンチ(2000m)。ずっと森の中の尾根を登る。合戦尾根と呼ばれている。
2022年08月27日 09:48撮影 by  iPhone XR, Apple
8/27 9:48
09:50中房温泉登山口(1455m)。早朝は晴れていましたが、9時半にはどんよりと。僕は北アルプス2度目(前回は2年前の立山)で、不安がもくもくとこみあげていました。でも、結局はガイドの方の適切なペース配分と歩き方、水分・食事をこまめにとるなどのアドバイスのおかげで、全く問題ない山行となりました。ガイドの方には感謝がつきません。
さて、登山口から5分ほどとことこ歩くと、そこからは壁のような斜面の登りとなりました。汗をかきながら50分で120mほど標高を上げると第一ベンチ(1670m)。すでに雲の中というか霧の中。木の長いベンチがいくつもあって一休み。さらに30分で170m登って第二ベンチ(1840m)。ここには合戦小屋まで荷揚げするケーブルが頭上を通っている。10分休憩。パンをほおばる。この後少し下りになってほっとするのもつかの間また40分で160m登って第三ベンチ(2000m)。ずっと森の中の尾根を登る。合戦尾根と呼ばれている。
雨になってしまった。第三ベンチから40分で215m登って富士見ベンチ(2215m)。晴れていれば富士が見えるそうだが、今日は真っ白で何も見えない。また少しパンをほおばる。ずっと登りである。しかし定期的に休憩場所があるおかげで、登っていく気力をその都度回復できる。
2022年08月27日 12:51撮影 by  iPhone XR, Apple
8/27 12:51
雨になってしまった。第三ベンチから40分で215m登って富士見ベンチ(2215m)。晴れていれば富士が見えるそうだが、今日は真っ白で何も見えない。また少しパンをほおばる。ずっと登りである。しかし定期的に休憩場所があるおかげで、登っていく気力をその都度回復できる。
富士見ベンチから30分160m登って合戦小屋到着(2380m)。登山口からちょうど4時間の行程である。14時までの営業に滑り込みで間に合った。スイカがありがたい。ここで昼食休憩。
2022年08月27日 13:46撮影 by  iPhone XR, Apple
8/27 13:46
富士見ベンチから30分160m登って合戦小屋到着(2380m)。登山口からちょうど4時間の行程である。14時までの営業に滑り込みで間に合った。スイカがありがたい。ここで昼食休憩。
合戦小屋。いつの時代の合戦かと思ったら、小屋の前に説明の看板と鬼のレリーフがあって、それによると平安時代。今から1400年ほど前にこのあたりを根城にしていた山人(鬼)と坂上田村麻呂の戦いだそうだ。そしてそこには鶴の恩返しのようなお話があったとのこと。
2022年08月27日 14:05撮影 by  iPhone XR, Apple
8/27 14:05
合戦小屋。いつの時代の合戦かと思ったら、小屋の前に説明の看板と鬼のレリーフがあって、それによると平安時代。今から1400年ほど前にこのあたりを根城にしていた山人(鬼)と坂上田村麻呂の戦いだそうだ。そしてそこには鶴の恩返しのようなお話があったとのこと。
合戦小屋から20分110m登って合戦沢の頭(2490m)に至る。森林限界をようやく越えて大きな木がなくった。傾斜も緩やかになって、一段落。どんどん歩いていくと途中で、野兎に出会いました。登山道の真ん中で、もう今日はお客は皆通り過ぎたと安心して出てきたら、とろいのが来たなという感じで、しばらくこちらを眺めていて、その間はこちらも動けず。
2022年08月27日 14:34撮影 by  iPhone XR, Apple
8/27 14:34
合戦小屋から20分110m登って合戦沢の頭(2490m)に至る。森林限界をようやく越えて大きな木がなくった。傾斜も緩やかになって、一段落。どんどん歩いていくと途中で、野兎に出会いました。登山道の真ん中で、もう今日はお客は皆通り過ぎたと安心して出てきたら、とろいのが来たなという感じで、しばらくこちらを眺めていて、その間はこちらも動けず。
合戦沢の頭から70分215m登って燕山荘到着(2705m)。登山口からちょうど6時間の行程でした。8月も終わろうとしているこの日、燕山荘の周辺はまだまだお花がいっぱい咲いていました。霧の中の幻想的な光景でした。
2022年08月27日 15:34撮影 by  iPhone XR, Apple
8/27 15:34
合戦沢の頭から70分215m登って燕山荘到着(2705m)。登山口からちょうど6時間の行程でした。8月も終わろうとしているこの日、燕山荘の周辺はまだまだお花がいっぱい咲いていました。霧の中の幻想的な光景でした。
トウヤクリンドウ。もっと標高の低いところでは青紫のオオヤマリンドウがいっぱいでした。天気が良ければ開くんでしょうけど。これがみられて良かった。
2022年08月27日 15:41撮影 by  iPhone XR, Apple
8/27 15:41
トウヤクリンドウ。もっと標高の低いところでは青紫のオオヤマリンドウがいっぱいでした。天気が良ければ開くんでしょうけど。これがみられて良かった。
一方、燕岳の方面は雨霧の中。今日はここまでとして山荘でゆっくり休むことになりました。
尚、テント場は、コロナ感染対策の為、予約のみです。山荘内は歯磨き禁止で代わりに歯磨きガムを売ってました。
2022年08月27日 16:33撮影 by  iPhone XR, Apple
8/27 16:33
一方、燕岳の方面は雨霧の中。今日はここまでとして山荘でゆっくり休むことになりました。
尚、テント場は、コロナ感染対策の為、予約のみです。山荘内は歯磨き禁止で代わりに歯磨きガムを売ってました。
すてきなたたずまい。この日は、年に一度のクラシック・コンサートの日で、松本・長野から登ってこられた人たち(普段は音楽教室の先生やお医者さんや学生とのこと)の演奏を聴きながら夕食をとる「弦楽奏ディナーショウ」。楽器はヘリコプターで上げたんでしょうね。また、山荘のオーナー自らがアルペンホルンを吹かれていて、この空気の薄い場所ですごいなと感心。もちろん夕食はおいしくてご飯おかわりしました。
2022年08月27日 16:34撮影 by  iPhone XR, Apple
8/27 16:34
すてきなたたずまい。この日は、年に一度のクラシック・コンサートの日で、松本・長野から登ってこられた人たち(普段は音楽教室の先生やお医者さんや学生とのこと)の演奏を聴きながら夕食をとる「弦楽奏ディナーショウ」。楽器はヘリコプターで上げたんでしょうね。また、山荘のオーナー自らがアルペンホルンを吹かれていて、この空気の薄い場所ですごいなと感心。もちろん夕食はおいしくてご飯おかわりしました。
二日目の朝4時。夜中雨が降っていたようでしたが、止んでいて、空にうっすら雲がかかっています。右下テント場の少し上に光っているのが燕岳の山頂にいる人です。画面右側の雲が地平線の下の太陽に照らされたおかげで、燕岳の山容がぼんやりと見えています。我々は4時半にほぼ空身で雨具着てヘッドランプを着けて出発しました。
2022年08月29日 14:18撮影
1
8/29 14:18
二日目の朝4時。夜中雨が降っていたようでしたが、止んでいて、空にうっすら雲がかかっています。右下テント場の少し上に光っているのが燕岳の山頂にいる人です。画面右側の雲が地平線の下の太陽に照らされたおかげで、燕岳の山容がぼんやりと見えています。我々は4時半にほぼ空身で雨具着てヘッドランプを着けて出発しました。
40分ほどで燕岳山頂(2763m)途中からやっぱり雨で、ご来光は拝めませんでした。写真は振り返って燕山荘を見下ろしたもの。山荘はピークのてっぺんに建っています。よくこんなところに建てたものです。
2022年08月28日 05:17撮影 by  iPhone XR, Apple
8/28 5:17
40分ほどで燕岳山頂(2763m)途中からやっぱり雨で、ご来光は拝めませんでした。写真は振り返って燕山荘を見下ろしたもの。山荘はピークのてっぺんに建っています。よくこんなところに建てたものです。
頂上には、社も祠もなく、宗教的な感じはないのですが、何故かお賽銭が。
2022年08月28日 05:19撮影 by  iPhone XR, Apple
8/28 5:19
頂上には、社も祠もなく、宗教的な感じはないのですが、何故かお賽銭が。
メガネ岩。花崗岩の浸蝕でできていて、後何年か後には崩壊するのではないかと思います。
2022年08月28日 05:31撮影 by  iPhone XR, Apple
8/28 5:31
メガネ岩。花崗岩の浸蝕でできていて、後何年か後には崩壊するのではないかと思います。
イルカ岩。
2022年08月28日 05:47撮影 by  iPhone XR, Apple
8/28 5:47
イルカ岩。
山荘に戻って朝ごはんをいっぱい食べて。さて出発だと思ったら、晴れてきた。燕岳頂上がようやくお目見えしました。
2022年08月28日 06:54撮影 by  iPhone XR, Apple
8/28 6:54
山荘に戻って朝ごはんをいっぱい食べて。さて出発だと思ったら、晴れてきた。燕岳頂上がようやくお目見えしました。
山荘の裏に回ったら槍ヶ岳もきれいに見られました。
2022年08月28日 06:56撮影 by  iPhone XR, Apple
8/28 6:56
山荘の裏に回ったら槍ヶ岳もきれいに見られました。
槍ヶ岳から燕岳までのパノラマです。
ここで、昨晩のコンサートを演奏した7人が楽器を持って山荘前の広場に出てきました。燕岳をバックに、アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク!感激でした。ありがとうございました。
2022年08月29日 14:13撮影
8/29 14:13
槍ヶ岳から燕岳までのパノラマです。
ここで、昨晩のコンサートを演奏した7人が楽器を持って山荘前の広場に出てきました。燕岳をバックに、アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク!感激でした。ありがとうございました。
中央に大天井岳と右端に槍ヶ岳。ちなみに手前の岩のてっぺんに大きな猿が座って山を眺めていました。
2022年08月28日 07:11撮影 by  iPhone XR, Apple
8/28 7:11
中央に大天井岳と右端に槍ヶ岳。ちなみに手前の岩のてっぺんに大きな猿が座って山を眺めていました。
07:40燕山荘を出発。昨日は見えなかった下からの山荘の長めです。山城のようです。この後しばらく天気が持って合戦沢の頭と手前くらいまで槍ヶ岳がみられました。山荘から4時間40分で中房温泉登山口到着。結構急な下りで、こんな崖みたいなところを本当に登ってきたのかと思うほど。最後の方は足が笑っていました。温泉に入ってマッサージをして、清潔な服に着替えたら生き返りました。
2022年08月28日 07:52撮影 by  iPhone XR, Apple
8/28 7:52
07:40燕山荘を出発。昨日は見えなかった下からの山荘の長めです。山城のようです。この後しばらく天気が持って合戦沢の頭と手前くらいまで槍ヶ岳がみられました。山荘から4時間40分で中房温泉登山口到着。結構急な下りで、こんな崖みたいなところを本当に登ってきたのかと思うほど。最後の方は足が笑っていました。温泉に入ってマッサージをして、清潔な服に着替えたら生き返りました。
山を降るバスを途中下車して安曇野山岳美術館へ寄り道して帰りました。すっかりリラックスして、また来週から頑張れるかな。
2022年08月28日 15:47撮影 by  iPhone XR, Apple
8/28 15:47
山を降るバスを途中下車して安曇野山岳美術館へ寄り道して帰りました。すっかりリラックスして、また来週から頑張れるかな。

感想

燕岳で出会った動植物。
動物:ノウサギとニホンザル。(同じ日に燕山荘付近で熊を見た方がいました。)
鳥:ホシガラス、イワヒバリ(燕山荘にいました)
花:トウヤクリンドウ、オオヤマリンドウ、トリカブト、ヤマハハコ、ウメバチソウ、カニコウモリ
  コマクサもまだ少し残っていました。
  チングルマはほあほあになっていました
実 : ナナカマド、コケモモ、ゴゼンタチバナ、青い実もたくさんありましたが、なんだつたか。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:371人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら