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Yamareco

記録ID: 4643232
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

古道・野門ルートで富士見峠へ (地形図破線ルートの現状を探る)

2022年09月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:59
距離
20.5km
登り
1,110m
下り
1,099m

コースタイム

日帰り
山行
8:44
休憩
0:15
合計
8:59
6:08
266
スタート地点
10:34
10:49
258
15:07
ゴール地点
天候 小雨
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
野門集落の駐車場を利用。
これより南は工事車両以外は基本的に侵入禁止。
コース状況/
危険箇所等
詳細は、写真コーナーの各コメントにて。

国土地理院地形図にはいまだ破線ルートが記されているが、廃道になって久しく、一般登山道のようなコンディションの区間は少なくなっている。

なお、往路となる登りでは、大きく蛇行する林道や古道のショートカットを試みた。
復路は、ほぼ道型に素直に従って下りている。
その他周辺情報 日帰り入浴:四季の湯
野門集落より布引滝まで、長い林道のスタート。
2022年09月03日 06:06撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 6:06
野門集落より布引滝まで、長い林道のスタート。
道路はつづら折りが大きいため、歩くのにかなり時間がかかりそうだ。試しに、尾根地形らしいポイントからのショートカットをしてみる。すなわち、地形図の破線に準拠して歩いてみたい。
2022年09月03日 06:16撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 6:16
道路はつづら折りが大きいため、歩くのにかなり時間がかかりそうだ。試しに、尾根地形らしいポイントからのショートカットをしてみる。すなわち、地形図の破線に準拠して歩いてみたい。
うっすらとフミアトを感じるので、そちらに誘われていくと人工物が立っていた。
2022年09月03日 06:20撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 6:20
うっすらとフミアトを感じるので、そちらに誘われていくと人工物が立っていた。
早くもフミアトが不明瞭になっている。雨水の浸食などで、もはやかつての道型は流れ消えてしまったのかもしれない。
2022年09月03日 06:24撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 6:24
早くもフミアトが不明瞭になっている。雨水の浸食などで、もはやかつての道型は流れ消えてしまったのかもしれない。
今日は歩き出しから小雨がぱらつく天気だ。とても湿気ったムードの登山になることは、間違いなさそうだ。
2022年09月03日 06:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 6:28
今日は歩き出しから小雨がぱらつく天気だ。とても湿気ったムードの登山になることは、間違いなさそうだ。
しょっぱなからルート採りがうまくいかず、尾根への最適な取り付き地点を見出せず、ふらつく。ぐずぐずした急斜面を無理やり登って尾根筋に合流した。
2022年09月03日 06:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 6:40
しょっぱなからルート採りがうまくいかず、尾根への最適な取り付き地点を見出せず、ふらつく。ぐずぐずした急斜面を無理やり登って尾根筋に合流した。
林道ショートカットをほとんど失敗しながら終え、この後も続行するか悩む。破線が現在どんな様子なのかは気になるが。優柔不断だ。
2022年09月03日 07:03撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 7:03
林道ショートカットをほとんど失敗しながら終え、この後も続行するか悩む。破線が現在どんな様子なのかは気になるが。優柔不断だ。
地形図では緩やかな斜面を示しているため、やはりショートカットを続けることにした。
2022年09月03日 07:10撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
2
9/3 7:10
地形図では緩やかな斜面を示しているため、やはりショートカットを続けることにした。
この区間は平和だ。ルートも明瞭。
2022年09月03日 07:11撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 7:11
この区間は平和だ。ルートも明瞭。
明瞭。
2022年09月03日 07:14撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 7:14
明瞭。
布引滝の展望台だろうか。何も見えず虚無。
2022年09月03日 07:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 7:17
布引滝の展望台だろうか。何も見えず虚無。
林道終点。布引滝登山道の入口だ。ここまでが、まず長かった。ショートカット作戦は体力的、時間的にに吉とでたのか凶とでたのか。あやしいところだ。
たしかガイド登山であれば、特別な許可によりここまで車移動でワープできるのだとか。
2022年09月03日 07:33撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 7:33
林道終点。布引滝登山道の入口だ。ここまでが、まず長かった。ショートカット作戦は体力的、時間的にに吉とでたのか凶とでたのか。あやしいところだ。
たしかガイド登山であれば、特別な許可によりここまで車移動でワープできるのだとか。
自然遊歩道を歩く。
2022年09月03日 07:34撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 7:34
自然遊歩道を歩く。
整備された一般登山道。
2022年09月03日 07:43撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 7:43
整備された一般登山道。
ここから分岐する。矢印方向は滝を見る遊歩道の続き。富士見峠への古道跡が正面に明瞭に拓かれている。
2022年09月03日 07:51撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 7:51
ここから分岐する。矢印方向は滝を見る遊歩道の続き。富士見峠への古道跡が正面に明瞭に拓かれている。
バリエーションルートが始まるわけだが、古道、廃道とはいえ導入部は一般登山道と大差ない。
2022年09月03日 07:53撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 7:53
バリエーションルートが始まるわけだが、古道、廃道とはいえ導入部は一般登山道と大差ない。
山ノ神が祀られていた。
2022年09月03日 07:54撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 7:54
山ノ神が祀られていた。
供物。
2022年09月03日 07:55撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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供物。
とても歩きやすい。
2022年09月03日 07:57撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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とても歩きやすい。
道幅も広く、快適。
2022年09月03日 08:00撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 8:00
道幅も広く、快適。
と甘く見ていたら、徐々に荒れてくる。
2022年09月03日 08:05撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 8:05
と甘く見ていたら、徐々に荒れてくる。
前半はテープなどの目印も少しある。迷わず進める。
2022年09月03日 08:12撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 8:12
前半はテープなどの目印も少しある。迷わず進める。
浮き石、また前夜の雨が乾かずに滑りやすい石が増える。歩行が減速。
2022年09月03日 08:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 8:17
浮き石、また前夜の雨が乾かずに滑りやすい石が増える。歩行が減速。
コケが目立つようになり、日光の雑然とした原生林らしくなってきた。
2022年09月03日 08:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 8:19
コケが目立つようになり、日光の雑然とした原生林らしくなってきた。
往還古道だ。
2022年09月03日 08:21撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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往還古道だ。
峠は遠い。
2022年09月03日 08:22撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 8:22
峠は遠い。
フミアトを追う。
2022年09月03日 08:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 8:28
フミアトを追う。
倒木が増える。
2022年09月03日 08:31撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 8:31
倒木が増える。
江戸から昭和まで、交易路であった。
2022年09月03日 08:33撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 8:33
江戸から昭和まで、交易路であった。
低木の小枝が煩わしくなってきた。ピンクテープをはじめ目印も無くなっていく。前夜の雨滴をふくむ藪は、あっという間にトレランシューズやソックスを濡らしてしまった。
2022年09月03日 08:45撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 8:45
低木の小枝が煩わしくなってきた。ピンクテープをはじめ目印も無くなっていく。前夜の雨滴をふくむ藪は、あっという間にトレランシューズやソックスを濡らしてしまった。
いっとき、雨が止まり木漏れ日がさしてきた。森を見上げ、このまま天気が安定することを願う。そうはならないのだが。
2022年09月03日 08:53撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 8:53
いっとき、雨が止まり木漏れ日がさしてきた。森を見上げ、このまま天気が安定することを願う。そうはならないのだが。
掻き分ければ、足場は古道跡であることがわかる。藪漕ぎよりも足取りを乱すのは、蜘蛛の巣だ。多すぎる。終わりがない。口や目に入れたくないからバグズネットをかぶってしまった。
2022年09月03日 08:54撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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掻き分ければ、足場は古道跡であることがわかる。藪漕ぎよりも足取りを乱すのは、蜘蛛の巣だ。多すぎる。終わりがない。口や目に入れたくないからバグズネットをかぶってしまった。
薮が濃くなり、倒木を迂回するとルートからズレて進路が解らなくなりそうな区間だ。そのかわり地面に廃棄物が散乱している。これらを一応の目印とする?
2022年09月03日 09:01撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 9:01
薮が濃くなり、倒木を迂回するとルートからズレて進路が解らなくなりそうな区間だ。そのかわり地面に廃棄物が散乱している。これらを一応の目印とする?
登山道や林道の整備なのか、かつての作業後にでた廃棄物という印象だ。
2022年09月03日 09:03撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 9:03
登山道や林道の整備なのか、かつての作業後にでた廃棄物という印象だ。
2022年09月03日 09:04撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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空き瓶も多い。飯場の跡地だろうか。
2022年09月03日 09:05撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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空き瓶も多い。飯場の跡地だろうか。
2022年09月03日 09:07撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ゴミ捨て場を抜けると、明瞭さが回復した。
2022年09月03日 09:11撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ゴミ捨て場を抜けると、明瞭さが回復した。
だが、その直後にこれだ。それにしても蜘蛛の巣がひどい!
2022年09月03日 09:13撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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だが、その直後にこれだ。それにしても蜘蛛の巣がひどい!
薮が薄まったり濃くなったりを最後まで交互に繰り返すコースである。
2022年09月03日 09:22撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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薮が薄まったり濃くなったりを最後まで交互に繰り返すコースである。
なるほど、古道跡というわけですね。わかりみです。
2022年09月03日 09:25撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 9:25
なるほど、古道跡というわけですね。わかりみです。
涸れ沢に遺構。
2022年09月03日 09:27撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 9:27
涸れ沢に遺構。
ドラム缶。この位置でこの大きさのモノたちは、南の日光側から野州原林道を経由して、運ばれてきたのだろうか。
2022年09月03日 09:42撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 9:42
ドラム缶。この位置でこの大きさのモノたちは、南の日光側から野州原林道を経由して、運ばれてきたのだろうか。
正規ルートとショートカット道に分岐しているのか。
2022年09月03日 09:57撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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正規ルートとショートカット道に分岐しているのか。
古道は大きくつづら折りしている。登りだけショートカットしてみる。
2022年09月03日 09:59撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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古道は大きくつづら折りしている。登りだけショートカットしてみる。
手も使ってダイレクトに登り、沢地形を突破していく。
2022年09月03日 10:09撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 10:09
手も使ってダイレクトに登り、沢地形を突破していく。
古道に復帰。ゴールは近い。
2022年09月03日 10:27撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 10:27
古道に復帰。ゴールは近い。
樹林帯がひらけてきたのと同時に、雨脚が強くなってきた。標高が上がり、もう暑くもないので、レインコートとレインハットをしっかり身につけた。これで下山時の藪漕ぎも捗るだろう。
2022年09月03日 10:33撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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樹林帯がひらけてきたのと同時に、雨脚が強くなってきた。標高が上がり、もう暑くもないので、レインコートとレインハットをしっかり身につけた。これで下山時の藪漕ぎも捗るだろう。
富士見峠2036mにゴールした。
一年ぶり。日光修験の修行路〈夏峯〉をスルーハイクしたとき以来の再訪だ。
2022年09月03日 10:35撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 10:35
富士見峠2036mにゴールした。
一年ぶり。日光修験の修行路〈夏峯〉をスルーハイクしたとき以来の再訪だ。
交差点に、今日はなぜか数珠がかけられている。

野門集落と日光市街地の交易のために、この峠には物品を置き配する小屋まで建っていたという。
2022年09月03日 10:36撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 10:36
交差点に、今日はなぜか数珠がかけられている。

野門集落と日光市街地の交易のために、この峠には物品を置き配する小屋まで建っていたという。
中世から近世にかけて、日光の修験道において、この峠は専女ノ宿と呼ばれた。夏修行の〈夏峯〉と秋修行の〈五禅頂(惣禅頂)〉における要衝の地でもあった。現在でもとある寺院の山伏が、惣禅頂の簡略版を果敢にも実践し、記念の碑伝を奉納されている。
2022年09月03日 10:36撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 10:36
中世から近世にかけて、日光の修験道において、この峠は専女ノ宿と呼ばれた。夏修行の〈夏峯〉と秋修行の〈五禅頂(惣禅頂)〉における要衝の地でもあった。現在でもとある寺院の山伏が、惣禅頂の簡略版を果敢にも実践し、記念の碑伝を奉納されている。
小真名子山方面を見ると、今日はじめて出会う日光マークがあった。
2022年09月03日 10:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 10:37
小真名子山方面を見ると、今日はじめて出会う日光マークがあった。
歩いてきた野門方向。さて帰るか。
2022年09月03日 10:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 10:37
歩いてきた野門方向。さて帰るか。
復路ではショートカットは企まず、古道跡を素直に辿る。歩行距離は相当に長くなるが、滑落しやすい沢筋の岩を下りには使いたくないし、なにより破線ルートがどうなっているか足で確認したい。
2022年09月03日 10:58撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 10:58
復路ではショートカットは企まず、古道跡を素直に辿る。歩行距離は相当に長くなるが、滑落しやすい沢筋の岩を下りには使いたくないし、なにより破線ルートがどうなっているか足で確認したい。
踏査を始めるやいなや、ワイルドな光景に出会う。散乱する鹿の骨。
2022年09月03日 11:00撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 11:00
踏査を始めるやいなや、ワイルドな光景に出会う。散乱する鹿の骨。
そして、おびただしい量の鹿の体毛が吹き溜まっていた。だが、肉片は微塵もない。何が起きたのやら。
2022年09月03日 11:00撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 11:00
そして、おびただしい量の鹿の体毛が吹き溜まっていた。だが、肉片は微塵もない。何が起きたのやら。
蛇行する破線ルート上にもドラム缶などが。
2022年09月03日 11:07撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 11:07
蛇行する破線ルート上にもドラム缶などが。
ときに藪に覆われるが、明瞭と言ってよい古道跡がしばらく続いてくれた。
2022年09月03日 11:26撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 11:26
ときに藪に覆われるが、明瞭と言ってよい古道跡がしばらく続いてくれた。
ファミコンソフト。
2022年09月03日 12:55撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 12:55
ファミコンソフト。
小雨は降り続くのであった。湿気った風景。
2022年09月03日 13:14撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
9/3 13:14
小雨は降り続くのであった。湿気った風景。
古道終点近くにある石祠。
2022年09月03日 13:15撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 13:15
古道終点近くにある石祠。
祠の中には地蔵尊。ここまでお参りに来る人もいるようだ。
2022年09月03日 13:16撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 13:16
祠の中には地蔵尊。ここまでお参りに来る人もいるようだ。
帰路は、おおむね林道を歩いた。落石が少なくはないようだ。
2022年09月03日 14:29撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 14:29
帰路は、おおむね林道を歩いた。落石が少なくはないようだ。
車止めゲート。このあたりのスペースも工事用車両が使用する可能性があるとかで、駐車不可だったかな。
2022年09月03日 14:41撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 14:41
車止めゲート。このあたりのスペースも工事用車両が使用する可能性があるとかで、駐車不可だったかな。
というわけで長い長いワインディングロードを歩き、野門の集落にゴール。予想以上に時間のかかった登山だった。
2022年09月03日 15:07撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 15:07
というわけで長い長いワインディングロードを歩き、野門の集落にゴール。予想以上に時間のかかった登山だった。
集落の中心に位置する栗山東照宮。
2022年09月03日 15:44撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 15:44
集落の中心に位置する栗山東照宮。
戊辰戦争の混乱期、徳川領である日光周辺は戦場になったが、日光東照宮の御神体が秘密裏にこの地まで運び出されたという逸話か。となると、富士見峠を経て今日私が歩いた野門ルートを使ってという意味だ。昔の人の足は強かった。
2022年09月03日 15:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 15:46
戊辰戦争の混乱期、徳川領である日光周辺は戦場になったが、日光東照宮の御神体が秘密裏にこの地まで運び出されたという逸話か。となると、富士見峠を経て今日私が歩いた野門ルートを使ってという意味だ。昔の人の足は強かった。
栗山温泉に入り、車で帰る途中。今市IC近くのファミレス「パロット」で夕食。ステーキをいただく。
2022年09月03日 18:05撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 18:05
栗山温泉に入り、車で帰る途中。今市IC近くのファミレス「パロット」で夕食。ステーキをいただく。
日光市で43年の老舗。今夜も地元の子連れファミリー客が複数いた。子どもたちのちょっとした祝いの日などに、この店のハンバーグやパフェが食べられ、思い出となってきたのだろう。
2022年09月03日 18:30撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 18:30
日光市で43年の老舗。今夜も地元の子連れファミリー客が複数いた。子どもたちのちょっとした祝いの日などに、この店のハンバーグやパフェが食べられ、思い出となってきたのだろう。
会計の際、ウェイターさんが栗山地区出身とのことで、今日の登山の話などをした。接客が個人店並みのクオリティなのは、ポリシーなのだろう。

チェーン店ではないファミレスって、いいよね。
2022年09月03日 18:36撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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9/3 18:36
会計の際、ウェイターさんが栗山地区出身とのことで、今日の登山の話などをした。接客が個人店並みのクオリティなのは、ポリシーなのだろう。

チェーン店ではないファミレスって、いいよね。

感想

野門は「のかど」と読む。

日光市北部、旧栗山村地区に現在もある集落だ。

今回歩いた野門集落と日光山を往還する古道の正式名称が何なのかは、ハッキリとはわからない。
登山好きには「野門ルート」と呼称されることがあるようなので、私もそれにならう。

栗山村エリアの野門村落は、遅くとも江戸期になる頃には日光山の領地とされていたようだ。
両者間で交易があり、富士見峠を中間地点にして人やモノが移動したようだ。
険しく長い山路ではあるが、少なくとも女峰山や小真名子山のピークを越えることを免れる、往来ルートだったわけだ。

このルートは、野門の人々が男体山に登拝する参道の一部としても活用されたと、何かで読んだ気がする。
富士見峠から、日光修験道の道場である寒沢宿にアクセスできれば、そこから志津登山口に至る古道があり、私も歩いてみたことがある。
元々は山伏たちの修行ルートとしてフミアトがあったと考えられていて、野門の住人もそれを活用したというわけなのか、「野門みち」と呼称する人もいるようだ。

前述の「野門ルート」とこの「野門みち」という二つの仮称。
単純に延長線上のトレイルとして同一視してよいものなのか。
あるいは、微細な、厳密な差異によって、区別されて捉えるべきものなのか。
私にはわからない。
詳しい方がいましたら、両者の位置付けや適切な名称など教えてください。

いずれにせよ、栗山東照宮に伝承される戊辰戦争のエピソードもふくめ、時代を越えて現実に歩かれてきた道であることは、疑いのないことだろう。
遊べる時間が最近はほんとうに少なくて、後回しになってしまっていた「野門ルート」。
地形図の破線が実際にどうなっているのか、ようやく体感的に知ることができて、よかったと思う。

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