白馬乗鞍岳(蓮華温泉-風吹岳-天狗原・周回)
- GPS
- 07:44
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,406m
- 下り
- 1,417m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道148号線から林道を40分ほど走る。結構遠い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆蓮華温泉〜風吹岳登山口 ・林道を2kmほど逆走して歩いていくと右手に登山口がある。 ◆風吹岳登山口〜風吹山荘〜風吹大池 ・最初の急登をこなしたら軽いアップダウンのある笹目尾根に入る。 ・笹目尾根から風吹山荘までは広い湿原(風吹天狗原)を歩くが、草露で足元が濡れるためスパッツがあった方が良い。 ・濡れた木道はお約束で滑る。 ・湿原の茂みから熊の唸り声を聞いた。 ・風吹岳の山頂には東屋があるので天候に関係なく休憩できる。 ◆風吹大池〜天狗原(千国揚尾根)〜白馬乗鞍岳〜白馬大池 ・千国揚尾根は飛越新道のようなどろんこ街道。 ・それほど高低差はないがとにかく濡れる。 ・天狗原〜白馬大池まではでっかい岩のガレ場を登っていく。一部雪渓あり。(アイゼンは不要) ◆白馬大池〜蓮華温泉 ・こちらも岩だらけの道だがよく整備されているので総じて歩きやすい。 ルート全般を通してあまりスマホの電波は入らない(ドコモ) |
写真
感想
台風の影響があるのかないのかよくわからない週末だったが、とりあえず体力づくりは続けないといけない。
低山はまだ暑いので行くならアルプスか。
とはいえ、北アルプスもちょっとマンネリ感もある。未踏のルートはないか…あった、蓮華温泉から風吹大池〜天狗原。
風吹大池は山スキーでは何度か行っているが、無雪期に訪れたことはない。興味深いので行ってみよう。
前日のうちに蓮華温泉を目指すが、木地屋の方まで行くと電波が入らないので下界の平岩で車中泊。
涼しいのですぐ寝付くことができたが、21時過ぎに目が覚めてしまい暇つぶしにネトフリを見たらなおさら目が冴えてしまった(当たり前)
3時に起きて寝不足気味で蓮華温泉に向かうと日曜日だというのに意外と車は少なかった。
花の時期も過ぎたし、天気もイマイチだし・・・ということだろうか。
準備をしたら登ってきた林道を逆走して下っていく。風吹大池の登山口は蓮華温泉より下にあるからだ。
登ってくる車に轢かれたらいやだな・・・と思いながら歩いていたが車は一台も来なかった。
風吹岳登山口からの急登はなかなかハードだった。
が、それほど長くなくてすぐに笹目尾根に乗る。その後は軽いアップダウンの縦走モードに入るので楽ちんだった。
ほどなくして風吹天狗原に到着した。広大な湿地帯で木道が敷かれている。
今年歩いた苗場の小松原湿原にも似ている。あまり道は広くないので草露で足元はびしょびしょになった。
こんないい場所があるならもっと早く来ればよかったな・・・なんて思いながら歩いていくと何か動物の気配が。すぐに茂みから熊の唸り声が聞こえた。
この距離で熊の唸り声を聞いたのは初めてだ。飛び出して来たらやばいな…などと思いながら「熊さーん」と呼んでみたらまた唸り声がした。
静かに歩き出すものの後ろから定期的に唸り声が聞こえてくる。警戒しているのだろう。
とりあえず追いかけられなくてよかった。後でまたこの辺を歩かないといけないのが嫌な感じだが、大丈夫、こっちが敵対しなければ襲われない、という根拠のない自信に守られていた。
無雪期の風吹大池は思っていたより大きく見えた。
冬は一面の雪原なのだが、緑の中に大きく口を空けている様子がとても大きく感じた。
せっかくなのでグルっと一周しつつこちらも冬にしか登ったことがない風吹岳にも登頂。
いつも雪で埋まっていた東屋は思ったより大きかった。やっぱりこの辺の積雪量はハンパない、3mを超えているのだろう。
次は千国揚尾根を歩いて天狗原へ向かう。こちらの冬にしか来たことがないフスブリ山をかすめるのだが、無雪期は藪だらけで三角点まで行くモチベーションはなかった。それにしても泥だらけの登山道だ。まるで飛越新道を彷彿させる。
普通の登山靴で来ると濡れる。沢靴が正解だったかもしれない。
顔よりも大きい水芭蕉の葉っぱを横目に見ながら4kmほど歩くと天狗原に着いた。
ここまで誰とも会わなかったがさすがに天狗原から先はメジャールートというだけあって多くの人が往来していた。
久しぶりに見る白馬大池は、向かいにそびえる小蓮華山と青い空、そして白い雲を水面に映し出す鏡のようだった。
風吹大池も美しかったがやっぱり白馬大池は格が違う、日本アルプスのオアシスだと思った。
天気が良かったら白馬岳まで行こうかとも思ったが、あまりモチベーションも上がらなかったので大池から蓮華温泉に下山することにした。
それでも8時間弱の割とガッツリ山行となった。
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