錫杖岳 注文の多い料理店
- GPS
- 09:56
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 2,632m
- 下り
- 2,749m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
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写真
装備
共同装備 |
キャメロットウルトラライト#0.4〜#5(#4は2本)
リンクカム#0.5〜#2
キャメロットZ4#0.2〜0.3
エイリアンの青と緑
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感想
《ルート全体の感想》
各ピッチの終了点にはペツルハンガーがありますが、ルート上には回収不能になったカムと1本だけ見たハーケン以外はナチュプロでの登攀となります。
なのでカムセットの技術と手足のジャミング技術が必須だと思います。ほとんどフェース登りと書いてある記録もありますが、ジャミングが使えた方が安全かつ楽に登れると思います。
ギアは#0.2〜#0.3を2セット、#0.4〜#5までを1セット、リンクカム1セットと#4をもう1本持って行きました。#4は3P目で2本使いました。#5は2本あった方が安心ですが、安定したところで1本を意外とずらしずらし使えるので1本でも行けると思います。#0.2〜#0.3は1本づつでも良いと思います。#0.4〜#3は2本づつあると安心ですがリンクカムがあれば#0.4〜#3を1本とリンクカムで十分です。
◎1P目
取り付きから凹角状になっているラインを登りました。唯一他のピッチとは違った雰囲気のピッチでアップには良いと思いますが、カムが使えるところがある程度限られるので慎重に登りました。
◎2P目
左側に隠れているワイドクラックを左上します。クラックに挟まりながら登ることできると思いますが、微妙なサイズなので難儀しそうです。左側にもホールドが豊富にあるので、それを使いながら適度に体を左に出したり右足をクラックにジャミングしてクラックに身体を戻したりしながらカムセットして行くのが省エネだと思います。
左上して左のハング下付近まで行ってしまうと行きすぎなので、途中で直上して3P目核心のハング下へと登ります。直上し始めてからはプロテクションが取りづらいかもしれません。
◎3P目
出だしで念のため左のクラックに#3をセットしました。そこからちょっと上がるとハング下のクラックに#4がセットできます。そこからジワジワと右側にトラバースします。トラバースの際にハング下のクラックで1回をフィストを使いましたが、使わなくても行けると思います。ある程度右に移ってからが核心のムーブでハング右のフレーク状になっている右手で取りに行くのですが、やや思いきりが必要です。目では見えないのですが、ハング下のクラック内にアンダーで持てる指のかかるカチがあるので、それを持って身体を持ち上げました。身体が上がってしまえばフレーク状のクラックに#4をセットできます。
その後は傾斜が緩みます。#5をずらしながらワイドを登って行くと2つ目のハング下に当たるので、しっかりカムを決めて2つ目のハングを乗っ越すと地蔵テラスです。ハングはガバだらけなので難しくはないです。私たちはここでピッチを切りました。
◎4P目
地蔵テラスから右側に回り込むようにハングを越えてワイドクラック沿いに登って行きます。ここも左右に程よくホールドがあるので、それをうまく使いながら登れます。ハング下に到達したら右にトラバースしますが、ここはリーチが少ないとちょっと難しく感じるかもと思いました。
◎5P目
左側に見えるダブルクラックを登ります。ここも下部で#5をずらしずらし使いました。クラックが終わると草付きに入ります。左側が藪なのでおのずと右寄りに登りますが、上部はスラブになるため松の木とかにプロテクションを取りました。スラブを登り切ると左方カンテ核心の終了点に到着します。そこにはハンガーは1つしかないので左方カンテと共有することになります。「日本の岩場(下)」のルート図ではここから上で左方カンテを合流するように記載されていますが、強引に藪に突入しない限り普通に登ればここで合流することになると思います。
◎下降
ここから先は以前左方カンテで登っているのと、左方カンテからのパーティもいたので、今回はここで終了としました。
50mダブルロープで懸垂下降3回で取り付きまで戻れます。
1回目:5P目終了点〜4P目終了点の水平テラスまで
2回目:4P目終了点の水平テラス〜1P目終了点の草付きテラスまで
3回目:1P目終了点の草付きテラス〜取り付きまで
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