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Yamareco

記録ID: 4750067
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

錫杖岳 注文の多い料理店

2022年10月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
y86104129 その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
09:56
距離
10.0km
登り
2,632m
下り
2,749m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:58
休憩
0:09
合計
10:07
5:35
5:35
43
6:18
6:24
506
14:50
14:51
39
15:30
15:30
8
15:38
15:40
1
15:41
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
注文の多い料理店の全景です。真ん中の凹角沿いを登って行きます。
2022年10月02日 07:53撮影 by  iPhone XS, Apple
10/2 7:53
注文の多い料理店の全景です。真ん中の凹角沿いを登って行きます。
1P目。凹角を登ります。プロテクションが取れるところはそれなりに限られます。
2022年10月02日 08:37撮影 by  iPhone XS, Apple
10/2 8:37
1P目。凹角を登ります。プロテクションが取れるところはそれなりに限られます。
1P目は草付きテラスまで
2022年10月02日 08:43撮影 by  iPhone XS, Apple
10/2 8:43
1P目は草付きテラスまで
1P目終了点からのフォロー
2022年10月02日 09:00撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 9:00
1P目終了点からのフォロー
2P目は少し左にトラバースしたところのワイドクラック沿いに左上します。
2022年10月02日 09:15撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 9:15
2P目は少し左にトラバースしたところのワイドクラック沿いに左上します。
左側のホールドとクラックをうまく使いながら登ります。
2022年10月02日 09:19撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 9:19
左側のホールドとクラックをうまく使いながら登ります。
3P目の核心ハング。右側のフレークはガバです。
2022年10月02日 09:47撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 9:47
3P目の核心ハング。右側のフレークはガバです。
フレークを取るまではちょっと狭苦しい感じになります。
2022年10月02日 09:56撮影 by  iPhone XS, Apple
10/2 9:56
フレークを取るまではちょっと狭苦しい感じになります。
狭苦しくも右にトラバースして行くとフレークに手が届くので、それで立ち上がれば後は楽です。
2022年10月02日 09:56撮影 by  iPhone XS, Apple
10/2 9:56
狭苦しくも右にトラバースして行くとフレークに手が届くので、それで立ち上がれば後は楽です。
3P目終了点の地蔵テラスから見た核心部
2022年10月02日 10:26撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 10:26
3P目終了点の地蔵テラスから見た核心部
地蔵テラス直下のハングはガバ豊富なので難しくはありません。
2022年10月02日 10:33撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 10:33
地蔵テラス直下のハングはガバ豊富なので難しくはありません。
4P目。ワイドクラックを登って行きハング下を右にトラバースします。
2022年10月02日 11:04撮影 by  iPhone XS, Apple
10/2 11:04
4P目。ワイドクラックを登って行きハング下を右にトラバースします。
4P目途中
2022年10月02日 11:05撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 11:05
4P目途中
5P目。4P終了点から左のダブルクラックを登ります。
2022年10月02日 11:22撮影 by  iPhone XS, Apple
10/2 11:22
5P目。4P終了点から左のダブルクラックを登ります。
5P目は中間は草付き帯になります。
2022年10月02日 11:34撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 11:34
5P目は中間は草付き帯になります。
5P目の後半は草付きスラブになり、終了点は左方カンテを合流します。
2022年10月02日 11:54撮影 by  iPhone XS, Apple
10/2 11:54
5P目の後半は草付きスラブになり、終了点は左方カンテを合流します。
5P目終了点からのスラブパート
2022年10月02日 12:04撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 12:04
5P目終了点からのスラブパート
5P目終了点で終わりにして下降しました。1回目の懸垂は水平テラスまで。
2022年10月02日 12:25撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 12:25
5P目終了点で終わりにして下降しました。1回目の懸垂は水平テラスまで。
2回目の懸垂は草付きテラスまで。
2022年10月02日 12:41撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 12:41
2回目の懸垂は草付きテラスまで。
3回目は草付きテラスから取り付きまで。
2022年10月02日 12:49撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
10/2 12:49
3回目は草付きテラスから取り付きまで。

装備

共同装備
キャメロットウルトラライト#0.4〜#5(#4は2本) リンクカム#0.5〜#2 キャメロットZ4#0.2〜0.3 エイリアンの青と緑

感想

《ルート全体の感想》
各ピッチの終了点にはペツルハンガーがありますが、ルート上には回収不能になったカムと1本だけ見たハーケン以外はナチュプロでの登攀となります。
なのでカムセットの技術と手足のジャミング技術が必須だと思います。ほとんどフェース登りと書いてある記録もありますが、ジャミングが使えた方が安全かつ楽に登れると思います。
ギアは#0.2〜#0.3を2セット、#0.4〜#5までを1セット、リンクカム1セットと#4をもう1本持って行きました。#4は3P目で2本使いました。#5は2本あった方が安心ですが、安定したところで1本を意外とずらしずらし使えるので1本でも行けると思います。#0.2〜#0.3は1本づつでも良いと思います。#0.4〜#3は2本づつあると安心ですがリンクカムがあれば#0.4〜#3を1本とリンクカムで十分です。

◎1P目
取り付きから凹角状になっているラインを登りました。唯一他のピッチとは違った雰囲気のピッチでアップには良いと思いますが、カムが使えるところがある程度限られるので慎重に登りました。

◎2P目
左側に隠れているワイドクラックを左上します。クラックに挟まりながら登ることできると思いますが、微妙なサイズなので難儀しそうです。左側にもホールドが豊富にあるので、それを使いながら適度に体を左に出したり右足をクラックにジャミングしてクラックに身体を戻したりしながらカムセットして行くのが省エネだと思います。
左上して左のハング下付近まで行ってしまうと行きすぎなので、途中で直上して3P目核心のハング下へと登ります。直上し始めてからはプロテクションが取りづらいかもしれません。

◎3P目
出だしで念のため左のクラックに#3をセットしました。そこからちょっと上がるとハング下のクラックに#4がセットできます。そこからジワジワと右側にトラバースします。トラバースの際にハング下のクラックで1回をフィストを使いましたが、使わなくても行けると思います。ある程度右に移ってからが核心のムーブでハング右のフレーク状になっている右手で取りに行くのですが、やや思いきりが必要です。目では見えないのですが、ハング下のクラック内にアンダーで持てる指のかかるカチがあるので、それを持って身体を持ち上げました。身体が上がってしまえばフレーク状のクラックに#4をセットできます。
その後は傾斜が緩みます。#5をずらしながらワイドを登って行くと2つ目のハング下に当たるので、しっかりカムを決めて2つ目のハングを乗っ越すと地蔵テラスです。ハングはガバだらけなので難しくはないです。私たちはここでピッチを切りました。

◎4P目
地蔵テラスから右側に回り込むようにハングを越えてワイドクラック沿いに登って行きます。ここも左右に程よくホールドがあるので、それをうまく使いながら登れます。ハング下に到達したら右にトラバースしますが、ここはリーチが少ないとちょっと難しく感じるかもと思いました。

◎5P目
左側に見えるダブルクラックを登ります。ここも下部で#5をずらしずらし使いました。クラックが終わると草付きに入ります。左側が藪なのでおのずと右寄りに登りますが、上部はスラブになるため松の木とかにプロテクションを取りました。スラブを登り切ると左方カンテ核心の終了点に到着します。そこにはハンガーは1つしかないので左方カンテと共有することになります。「日本の岩場(下)」のルート図ではここから上で左方カンテを合流するように記載されていますが、強引に藪に突入しない限り普通に登ればここで合流することになると思います。

◎下降
ここから先は以前左方カンテで登っているのと、左方カンテからのパーティもいたので、今回はここで終了としました。
50mダブルロープで懸垂下降3回で取り付きまで戻れます。
1回目:5P目終了点〜4P目終了点の水平テラスまで
2回目:4P目終了点の水平テラス〜1P目終了点の草付きテラスまで
3回目:1P目終了点の草付きテラス〜取り付きまで

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