白山(慰霊登山)
- GPS
- 05:35
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,534m
- 下り
- 1,537m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:35
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日はH君の一周忌慰霊登山、1年前の今日は前日のドカ雪で白峰のゲートは閉じ、チャリも百万貫辺りまでしか使えなかった。別当出合までラッセルもあり11月にしては白峰から5時間近く要した。今日は1年前が嘘のように別当まで車が入れ雪も少なかった。
あの日7年ぶりのH君との再開が永遠の別れになるなんて知る由もなく交代で激しいラッセルを回して白山を目指した。全ての行程が今でも昨日の事のように脳裏に蘇る。
山や自転車で苦楽を共にしたH君がまた水友に参加してくれるんだと嬉しさと期待で一杯であった。その時の会話を思い出しながら今日はただ黙々と暗闇の登山道を歩いた。
今日の甚之助での休憩であの日の休憩の場面が思い出された。パワフルなラッセルをものともせずH君は疲れた様子もなく元気だった。今日と違い時間は押し迫っていたが三人でラッセルを回せば悪天でも問題なく登頂できると信じて疑わなかった。
今日も室堂から上の風は強かったがあの日ほどではなかった。あの日は強風が山頂へと背中を押してくれたが逆に帰りは正面から猛烈な風と雪に襲われた。
今日は山頂奥社で1年前を思い出しながらH君の冥福を祈った。帰りがけに遭難現場付近で無事に一緒に帰還できなかったことをただただ詫びて手を合わせた。
ホワイトアウトの中逸れてしまったことは残念で申し訳なく、無事に室堂に降りてくれることを祈るしかなかった。ああすればよかった、いやこうすればよかったとただ後悔と自責の念に駆られる。
あれからはや1年大切な山友を亡くした喪失感は計り知れない、山に向かうたびにH君を思い出し、彼のためにも自分には何ができるのかを問い続ける日々である。
合掌
今日の目的は慰霊です
雨は3時と9時くらいから本格的に降る予報だったので別当出合を2時に出発する予定で自宅を出る。意外に早く着いて支度していると先生もすぐに到着された。予定より少し早いが今日はご来光でも景色でもないので暗闇下山でも全く問題ない。
先日降った雪は平瀬側は下まで残っていたらしいけど西側はすっかり融けて五葉坂からチラホラ残雪、室堂からも残雪が凍結している状態だったので汗をかかない程度のペースで歩いた。
2530m付近で手を合わせました。下山もまだ暗かったので慎重に歩いて無事別当出合に到着。
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