記録ID: 4974174
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ハイキング
甲信越
山梨県松姫峠からの富士見ハイキング(奈良倉山、鶴寝山、大マテイ山)
2022年12月03日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 543m
- 下り
- 543m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:25
13:45
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●松姫峠駐車場 松姫峠(まつひめとうげ)は、山梨県小菅村(こすげむら)と山梨県大月市の境にある峠で標高は1250m。昔は国道139号線が通じていたのですが、急峻な地形で落石も多く、平成26年にはこの峠の下を貫く松姫トンネルを含む松姫バイパス(総延長3800m)が完成して国道が付け替えられ、通行車両が減りました。その後、旧道は大月市側から峠までが通行止めになってしまい、現在では小菅村側からのみアクセスが可能です。 峠には、6台分の駐車スペースがあり、無料で使用できます。路上にも数台は駐められそうです。トイレも併設されていますが、本日現在、冬季閉鎖中でした。 最寄りのコンビニは、権現山の登山口である用竹バス停にも近い上野原市棡原(ゆずりはら)のリカー&フーズせきもと(山梨県上野原市棡原2749−1)でした。営業時間は7時〜22時のようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
松姫峠を起点にして、まずは奈良倉山(標高1349m)までを往復した後、牛ノ寝通りに入り、鶴寝山(標高1368m)を経て大マテイ山(標高1409m)までを往復しました。 ●松姫峠〜奈良倉山 尾根に幅広の林道が付けられていますので、そこを歩くのが分かりやすいでしょう。広葉樹(ブナ、ミズナラ)が多いのですが、今は落葉していて道には日が差し込んで明るいです。 最初のピークには道は付いていません。私は登ってみましたが標識類はなく、樹木に囲まれて眺望もありません。このピークは道なりに右手に巻いていきましょう。若干の登降をすると、その先では標識に従って林道から離れ、左手のトレイルを登っていきます。間もなくで山頂に到着しますが、やはり樹林に囲まれており、僅かに富士山の方向に樹木が払われており、その姿を見ることができます。 ●松姫峠〜鶴寝山〜大マテイ山 峠からは尾根を登っていきます。鶴寝山直下では小さく九十九折に道が付けられていますが、勾配はそこそこで急登といった類いではありません。距離も短いです。 鶴寝山の山頂にはベンチが設けられています。ここからの富士山の姿は、大月市の「秀麗富嶽十二景」の一つに数えられる奈良倉山から見たよりも素晴らしく感じました。 尾根を下っていくと尾根通しの「巨樹のみち」と斜面のトラバース道「日向みち」に分岐するのですが、この2つのルートは大マテイ山手前で合流します。 「←大マテイ山山頂」の分岐標識が現れたら、右手の斜面を登っていくのが最短ルートです。この辺りでは落葉により、道がやや不鮮明になっていますので、慎重にピンクテープなどを探しながら進みましょう。 大マテイ山山頂にはベンチが設けられています。樹木に囲まれて眺望はなく、雲取山に続く石尾根は樹木越しに見えていました。 ●全体的に 大きな登降はありません。奈良倉山方面はよく踏まれている印象で道は分かりやすいです。一方、鶴寝山から日向みちで牛ノ寝通りを歩く分には道が分かりやすいものの、尾根上は落葉が多くやや不鮮明です。 水場はなく、峠のトイレは冬季閉鎖中で他にありません。小屋もないので、必要な水・食料は早めに確保しておきたいです。私のau携帯は峠や奈良倉山方面では電波が不調。鶴寝山、大マテイ山方面の尾根では一部で電波が入りました。 |
その他周辺情報 | ●小菅の湯 山中の日帰り入浴施設ですが、奥多摩駅や大月駅からバス便もあり、風呂や食事は充実していてありがたいです。営業時間は10時〜18時、金曜定休。入浴は大人750円。 http://kosugenoyu.jp/ ●羽置の里びりゅう館 県道18号線で上野原市街地から小菅村に向かうと、手前に上野原市西原(さいはら)の集落があります。この施設は西原にあって、付近を流れる鶴川の支流「美流沢」から施設名を付けたそう。裏手には坪山(標高1103m)があり、坪山登山の起点にもなっています。 土産物コーナーがあるほか、食事処では、水車で挽いた手打ち蕎麦、地元野菜・山菜の天ぷら、手作り刺身こんにゃくの他、郷土料理の「おばく」(丸麦を柔らかく煮たもの)、「せいだのたまじ」(味噌味の小さなじゃがいも)をいただくことができます。 http://biryukan.com/ |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|
感想
山梨県の松姫峠へ行ってまいりました。
松姫とは甲斐国を本拠とした戦国大名・武田信玄の四女で、信玄亡き後の天正10年に織田・徳川連合軍による甲州征伐が始まると、当主の武田勝頼は天目山まで追い詰められて自刃し、武田嫡流が滅亡します。一方、松姫は勝頼一行と別行動を取り、和田峠を越えて八王子へ向かいます。その途中に越えた峠が、この松姫峠なのだとか。
大菩薩連嶺の石丸峠から伸びる尾根は、「牛ノ寝通り」と呼ばれていて、松姫峠に繋がっています。
今年の9月中旬に奈良倉山へ行こうと松姫峠に向かったものの、旧道入口付近のゲートが閉まっていて通行止めでした。その後、ずっと気になっていたのです。
今朝は雲が多く、小雨も降っていたほどでしたが、天気予報では昼頃から晴れ間が広がるというもので、自宅を遅めに出発し、松姫峠には11時半頃の到着となりました。昔はドライブでよく来たこの峠を訪れるのは数年ぶりです。
奈良倉山、鶴寝山ともに、山を覆う広葉樹は葉を落とし、明るくて気持ちの良い尾根歩きが出来、ピークからは冠雪した富士山が良く見えていました。のんびり過ごすには丁度良い季候です。下山後は、温泉や食事も楽しみですね。
私が大好きな冬枯れの時季の低山歩きが出来るようになり、また次回の山行がとても楽しみです。(o´ω`o)ノマタネー
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