飛騨乗越まで
- GPS
- 08:47
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 1,984m
- 下り
- 2,014m
コースタイム
04:50 槍平
07:45 飛騨乗越
08:35 槍平
10:15 新穂高温泉バス停
ポカリ500ml, ブドウ糖40g
天候 | 風雪強い |
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過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今週は珍しく土曜出勤の予定だった。山は諦めていたが急に予定が変わって延期になった。急に休みになっても何も準備していないので、安定のホーム飛騨沢へ行くことにした。晴れでも雪でも、どんな天気でも全て受け入れる。それがホーム飛騨沢。0時半起床の1時過ぎ出発。満月が近いので空は明るい。めぐみ橋から笠ヶ岳がくっきり見える。これは間違って晴れるかもしれん。林道に入って板を履くとトレース無し。ええー。平日、そんなに天気悪かったっけ。槍ヶ岳は冬でも人気の山なので、よほど大荒れでなければ大体人が入っているが今週は誰も入らなかったようだ。最初からラッセルするのはいつ以来だろう。強力な後続が追いついてきて、みんなで力を合わせてピークを目指す。そんなドラマティックな展開は無い。今日は全ラです。本当にありがとうございました。
とはいえ飛騨の雪はパラッと軽いので先週の鍬崎山ほどではない。先日の寒波で雪はたっぷり増えて滝谷出合から先は沢床を歩けた。一番低いところを歩いていればよいので頭を使わなくてよい。去年は白出沢を過ぎてすぐに沢を歩けたが今年はどうかな。もう2~3降りないと厳しそうだ。高度を上げると、いつの間にか月は見えなくなっていた。雪はゴン降り。風も出てきた。予報通り徐々に悪くなっている。こんなにモサモサ降っていても2,900mまで上げればやっぱり雪は風で飛ばされてカチカチ。ここで板デポして爪。着るもの全部着ていざ。もう100m上げて飛騨乗越。槍ヶ岳も大喰岳も見えない。これ以上登っても何も無いので帰ろう。100m落として板を履いたら辺りはすっかり濃霧に包まれていた。酔いながら2,700mまで落とすと灌木が出てきて視界復活。ここからはお楽しみタイム。天気は悪いが雪は素晴らしく良い。ちゃんと下地があるのが良い。もうタマランツィ会長。こんなにふわふわだと脚が全く疲れない。槍平まで下りたら厚着を解除してテクニカル登山道滑降。後続は誰もいなかったが、この区間はトレースが固まっていてもいなくてもあまり問題なかった。白出沢から先はつぼ足4名。ボコボコだが、おひとりさま板トレースよりは滑るので感謝。せっせと漕いで肩の筋トレ。板の人が上がってこなくて残念だった。みんなで育てよう、右俣林道トレース。
明日はビリッと冷え込んでバッチリ晴れる。槍平まで高速道路もある。僕のトレースは消えているだろうから、その先はラッセルになるが素晴らしい景色とパウダーが待っているだろう。明日飛騨沢へ行く人が羨ましい。
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