烏帽子山(高田の県道終点から往復)【和歌山県、熊野】
- GPS
- 03:39
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 836m
- 下り
- 816m
コースタイム
- 山行
- 3:21
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 3:33
高田の県道230号終点 610 ― 登山口 611 ― 崩壊した石橋跡 631 ― 俵石集落跡 634 ― 俵石分岐 648 ― 尾根遷り標識地点 713 ― 展望地点(1) 716/720 ― 最初のロープ箇所 727 ― コツカノ岩の展望地点下 735 ― 最後の岩稜帯 749 ― 烏帽子山山頂 753/757 ― 帽子岩 800 ― 烏帽子山山頂 805 ― コツカノ岩の展望地点下 822/コツカノ岩往復/825 ― 展望地点(1) 834 ― 尾根遷り標識地点 851 ― 俵石分岐 911 ― 俵石集落跡 923 ― 崩壊した石橋跡 925 ― 登山口 943 ―高田の県道230号終点 945
●行動時間
3:35
天候 | 曇り、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(泊地=高田、県道230号終点駐車地) 駐車地―俵石―烏帽子山―俵石―駐車地 (県道230号終点駐車地=和歌山) ●登山口へのアクセス ○県道230号終点駐車地 ・車では、国道168号から標示に従い「高田」を目指して西へ延びる県道へ。県道を道なりに進むと、高田雲取温泉が現れる。それも過ごし、奥へと進み舗装路の終点まで行く。そこは広場になっており、駐車余地もある ・高田雲取温泉に駐車し徒歩で進入する手立てもある ○大門坂駐車場 ・大門坂駐車場から大杭峠を目指し、そこから烏帽子山に向かうこともできる ・車では、国道42号バイパス那智勝浦道路の那智勝浦ICで降り、県道46号へ左折。そのまま道なりに進めば、大門坂の手前右側に広々とした駐車場が現れる ・駐車無料。台数は不詳だが多数可能 ・JR紀勢本線紀伊勝浦駅から那智山行きのバスで行くことができる。所要22分、6時台より、およそ40分程度ごとにある。大人430円 (いずれの記述も2023.2現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○高田、県道230号終点〜俵石分岐 ・県道終点から俵石集落までは、かつて生活往来のあった道だけに、道幅があり石積みにより路盤整備がなされているような所もある。しかし経年もあって落石も崩壊箇所もあり、単なる山歩きのようなところも上部ほど多い。俵石集落前最後の沢筋にはかつて石橋があったようだが、崩落しており、飛石を渡る ・集落内は枝道もあるが、標識が立っており、注意して歩けば道を間違うこともない ・分岐付近までは集落があったようで、石積みも石垣も所々に見られる ○俵石分岐〜烏帽子山 ・尾根の離合に合わせて尾根道谷道が続く。最初の展望点までは一気に登る。その後も一定勾配での登りは続く。後半にはロープ箇所も複数ある ・ただし、全般に踏み跡がしっかりとしており、道を見間違うことはまずない ・烏帽子山の先にある帽子岩には登ることもできるようだが、本日は雨天勝強風もあって諦めた ・瓶子尾根を下ると展望岩、瓶子岩というのもあるようだが、今回は行かなかった (いずれの記述も2023.2現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・国道168号を新宮市側に行くとトンネルを抜けたしがい入口にコンビニがある ・高田雲取温泉では温泉以外にも宿泊もできるようだ。ただし、飲食のみの営業はなさそう ●日帰り温泉 ・高田雲取温泉がある。以前地元のタクシーを利用した際に、地元では人気が高いと聞いた ・大門坂から登った場合には、大門坂近辺に「やたがらすの湯」、那智駅には「丹敷の湯」がある (いずれの記述も2023.2現在) |
写真
感想
前日の仕事と今日の仕事の合間に山へ。そんな都合で早朝登山に行くこととなった。烏帽子山には高田から登り、大杭峠を回って降りようと計画していたのだが、今日の天気予報では10時まで雨は待ってくれない。まさか冬に4時から登る気にもならず、やむなく6時出発烏帽子山往復で10時頃帰着と計画した。ところが天気予報では雨の訪れが早まり9時台にも降るという。雨との競争になるかもしれないと思いつつ出発した。
駐車地を出る頃はまだ明るさがない。おそらく曇天の影響もあるのであろう。久しぶりにヘッドランプを付けて歩く。道はしっかりとしている。俵石には1970年代頃までは人が住んでいたようだ。それだけに唯一の通い路は生活路でもあったのであろう。
そんな道だが、今では落石も放置、崩落したところもある。時と共に道も自然に帰っていくということか。
最後には崩落してしまった石橋跡を飛び石で渡り、石段を登って集落跡へ。最後の住民の方いなくなってからすでに約50年。廃墟すら殆どない一帯に残された石積みだけが、人の息づかいを伝えている。
集落はしばらく続いているようで、分岐の付近にも石積みが残る。分岐で右折し、いよいよ急斜面の登りに取りかかる。
面を登って尾根に出て、やがてまた面状から尾根へと繰り返し一気に標高差200mほどを登ると勾配が緩み展望地点に到着。瓶子尾根越しに向かい側の妙法山が見える。
そこからはさらに厳しい登りとなり、ロープも現れる。最後の岩登りを越えると頂上に到着。
ちょうどその頃から風が激しくなり、雨も降り始める。天気予報よりも早い。いや、山の上だから雲の中になってしまっているのだろうか。天気も気になるものの、行ってみたかった帽子岩に向かう。5分ほど下ると巨岩が現れる。いかにも烏帽子のようで、これが名前の由来なのではないかと思う岩が屹立している。烏帽子の台座のようなテラスに登れるとのことだが、あまりにも風が強いこともあって断念した。
再び山頂に登り返し、そのまま来た道を引き返す。空模様は、岩稜帯を越えるまでは大した降りにもならずにどうにか持ちこたえてくれた。その後も来た道を引き返す。行きには先を急いで省略したコツカノ岩の展望台にも行ってみる。晴れていれば、海までの眺めも明るい色味になるのであろうが、重い空と共にモノトーンの中に沈んでいる。
次の展望地点で一休みしてから最後の下り。俵石分岐、俵石集落跡を過ぎた頃、いよいよ本降りになってきた。
雨の中、どうにかカメラを濡らさないようにとぼとぼ歩く。最後の道がいいのはありがたかった。
クルマに入ると雨は小降りに。タイミングの悪い雨だ。
帰り道、串本まで行くと、まだ雨が降っていないようだった。
新宮に泊まる以上は新宮に近い山にと拘ったのだが、もっと南の山にしておけばよかったと、ちょっと後悔した。
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