三俣蓮華岳
- GPS
- 10:19
- 距離
- 33.7km
- 登り
- 2,722m
- 下り
- 2,717m
コースタイム
03:40 大ノマ乗越
05:40 双六岳
06:30 三俣蓮華岳
07:50 双六小屋
08:50 大ノマ乗越
10:20 新穂高無料駐車場
コーラ1L, 黒糖わらび1, あんぱん1
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
デブリ帯を明るい時間に通過するのは可能な限り避けた方がよい。 |
その他周辺情報 | 下山後はひらゆの森へ。サウナがぬるくて全然効かない。 |
写真
感想
春は左俣林道の季節。水晶岳へ行こう。直近にまとまった降雪は無いから今日はカリカリ斜面を飛ばしてサクッとやるつもりだった。しかし木曜に結構降ったようだ。平湯の樹木には雪が乗っていて道路も除雪したばかり。昨日平湯に着いた時点で「明日は水晶には届かないかも」と思っていた。気合いの23時半起床の0時出発。月が明るい。林道は何日前のものかわからないトレースがあるがすぐに消えた。林道のデブリは今年は大人しい。おそらく2/19の雨でほとんど落ちただろうが油断はできない。できれば明るい時間帯に通過したくはない。いつものように小池新道は低く低く沢筋をトラバースして狙いを定めたら一直線に登る。ズブリと沈む重量級ラッセルが脚にくる。新雪のおかげで大ノマ乗越までシールで行けた。爪もクトーも使わなかったのは初めてだったが速度は出ない。
右に左にひらひら滑って帰りの登りトレースを作りながら双六谷に下りる。このムーブは大品山の下りと同じ。双六谷は5~6回登っているが、いつも降雪が落ち着いてから来る。今日は普通にラッセルだった。勘弁してほしい。双六岳の手前で着るもの全部着て臨戦体制。双六から三俣蓮華はいつも風が強い。東の空が明るくなってきた。槍と穂高の稜線が美しい。振り返れば乗鞍と笠、左手には黒部五郎、奥に目指す鷲羽水晶。ここまで来るだけでも十分景色は楽しい。予定より1時間も遅れているのでキリの良い三俣蓮華まで行ったら引き返すことにした。いつものトラバース開始地点でシールを剥がして双六小屋の上を通って双六谷へ。いつも気持ち良い双六谷はモサモサで全然進まず残念。早く引き返したおかげで大ノマ乗越の登りはまだ日陰だった。自分のトレースを利用して登る。日陰で涼しいとめちゃ快適。
小池新道は全面モナカなんじゃないかと心配していたが、日当たりの良い斜面はシャバ化していて思ったほど悪くなかった。デブリを乗り越えて斜度の無い林道をせっせと漕ぐ。ブナだけが癒しだ。2名のカンジキトレースがあった。双六小屋泊だろうか、明日は素晴らしい朝になるだろう。左岸に出ると日陰なので板はめちゃ走って気持ち良い。10時間近くかかって駐車場に戻ってきた。飛騨沢にしておけばよかった。「お前だけいればいい」なんて嘘ついてごめん。
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