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Yamareco

記録ID: 5257592
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

大朝日連峰;ヨウザ峰〜紫ナデ•大桧原山周回

2023年03月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:56
距離
20.6km
登り
1,537m
下り
1,533m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:13
休憩
0:45
合計
8:58
6:51
114
スタート地点
8:45
9:05
50
9:55
10:08
27
10:35
10:43
72
11:55
11:59
230
15:49
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
04:50自宅発〜仙台南IC•笹谷経由〜06:35寒河江川橋着
コース状況/
危険箇所等
標高750mあたりまでは,早朝でも雪が腐れており,ズルズルでした
標高が上がるにつれ,雪質も締まってきて,歩きやすくなります
紫ナデの急登は,アイゼンに履き替えましたが、急登を終えたあたりで,クラックが走りまくっていました
覗くと山肌も見えていたので,雪崩が起きるのは,時間の問題だと思います
その後も,大桧原山までクラック街道は続き,幸い西側はブッシュが覗いていたので,そちら側を歩きましたが,こちらはこちらで踏み抜きもあり,とにかく歩きづらかったです
紫ナデ〜大桧原山までのルート,今季は今週末で終わりだと思います
赤見堂岳からのルートに合流すると,踏み跡も多くなり,安心して歩けます
ただ,下山直前の細尾根が,腐れ雪で滑りやすく,スノーシューだとスキー状態,アイゼンに履き替えれば,踏み抜くし,難儀しました
その他周辺情報 大井沢温泉_ゆったり館;300円
ぬめりのあるいいお湯,いつもお世話になっています。
歩き始めて1時間半弱
腐れ雪に難儀しながら、ようやく大井沢を見渡せるところまで登ってきました
2023年03月11日 08:11撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3/11 8:11
歩き始めて1時間半弱
腐れ雪に難儀しながら、ようやく大井沢を見渡せるところまで登ってきました
去年苦戦した石見堂岳の急登
段々思い出してくる
2023年03月11日 08:20撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3/11 8:20
去年苦戦した石見堂岳の急登
段々思い出してくる
月山、立派です
2023年03月11日 09:03撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
3/11 9:03
月山、立派です
月山と葉山
どちらも立派です
2023年03月11日 09:03撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3/11 9:03
月山と葉山
どちらも立派です
小朝日と大朝日
2023年03月11日 09:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 9:04
小朝日と大朝日
すごい雪庇だ
2023年03月11日 09:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3/11 9:33
すごい雪庇だ
ようやく紫ナデが見えてきた
かなりの急登
トレースが何本か走っているのを見て、少し安心する
2023年03月11日 09:51撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
3/11 9:51
ようやく紫ナデが見えてきた
かなりの急登
トレースが何本か走っているのを見て、少し安心する
障子ヶ岳のスラブ
迫力あるなぁ
2023年03月11日 09:56撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
3/11 9:56
障子ヶ岳のスラブ
迫力あるなぁ
そんなことより、これから登る急登
写真だと伝わらないなぁ
2023年03月11日 10:00撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
3/11 10:00
そんなことより、これから登る急登
写真だと伝わらないなぁ
無事に紫ナデ到着
クラック走りまくり ヤバい
あんなとこ降りたくない
即、障子ヶ岳のピストンを辞めて、大桧原山経由の周回確定
2023年03月11日 10:36撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 10:36
無事に紫ナデ到着
クラック走りまくり ヤバい
あんなとこ降りたくない
即、障子ヶ岳のピストンを辞めて、大桧原山経由の周回確定
にしてもかっこいいな
やっぱり登るか⁉︎
2023年03月11日 10:37撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
3/11 10:37
にしてもかっこいいな
やっぱり登るか⁉︎
振り返ると月山と赤見堂岳
こっちも気持ち良さそう
2023年03月11日 10:37撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
3/11 10:37
振り返ると月山と赤見堂岳
こっちも気持ち良さそう
高安岳からの稜線
2023年03月11日 10:37撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3/11 10:37
高安岳からの稜線
紫ナデ道標とのツーショット
2023年03月11日 10:39撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 10:39
紫ナデ道標とのツーショット
大桧原山に向かおうとするも、こっちも十分ヤバいじゃんよ
2023年03月11日 10:52撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 10:52
大桧原山に向かおうとするも、こっちも十分ヤバいじゃんよ
クラックと雪庇に怯えながら、大桧原山到着
とりあえずよかった
2023年03月11日 11:22撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 11:22
クラックと雪庇に怯えながら、大桧原山到着
とりあえずよかった
以東岳と障子ヶ岳のツーショット
冬にしか見れない貴重なショット
2023年03月11日 11:22撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 11:22
以東岳と障子ヶ岳のツーショット
冬にしか見れない貴重なショット
以東岳から高安岳への稜線
2023年03月11日 11:23撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 11:23
以東岳から高安岳への稜線
相変わらずクラック走りまくり
吐き気がしてきた
でも展望は抜群
2023年03月11日 11:25撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3/11 11:25
相変わらずクラック走りまくり
吐き気がしてきた
でも展望は抜群
雪庇も発達してる
2023年03月11日 11:36撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 11:36
雪庇も発達してる
気を取り直して、歩いてきた道を振り返る
2023年03月11日 11:37撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 11:37
気を取り直して、歩いてきた道を振り返る
いやぁ、いいね
障子ヶ岳と以東岳の間に大朝日岳とか見たことない
2023年03月11日 11:58撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
3/11 11:58
いやぁ、いいね
障子ヶ岳と以東岳の間に大朝日岳とか見たことない
枯松岳手前のピークより
この辺になるとクラックも落ち着いてくる
2023年03月11日 12:19撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 12:19
枯松岳手前のピークより
この辺になるとクラックも落ち着いてくる
よく歩いてきた
運が良かった
2023年03月11日 12:19撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 12:19
よく歩いてきた
運が良かった
赤見堂岳と月山
2023年03月11日 12:21撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 12:21
赤見堂岳と月山
枯松岳手前のピークの雪庇
まさに屋根
2023年03月11日 12:26撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 12:26
枯松岳手前のピークの雪庇
まさに屋根
天気がいいので、何度も振り返る
午後になり、春霞も落ち着いてきた
2023年03月11日 13:18撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 13:18
天気がいいので、何度も振り返る
午後になり、春霞も落ち着いてきた
赤見堂岳と雪原
2023年03月11日 13:20撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 13:20
赤見堂岳と雪原
展望よし
微かに見える大朝日岳
2023年03月11日 13:29撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 13:29
展望よし
微かに見える大朝日岳
右、障子ヶ岳
真ん中、大朝日岳
その左に小朝日岳
2023年03月11日 13:51撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 13:51
右、障子ヶ岳
真ん中、大朝日岳
その左に小朝日岳
月山全貌
2023年03月11日 13:52撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 13:52
月山全貌
赤見堂岳と月山
2023年03月11日 13:52撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 13:52
赤見堂岳と月山
歩いてきた稜線がよく見える
2023年03月11日 13:54撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 13:54
歩いてきた稜線がよく見える
山深い
2023年03月11日 13:56撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 13:56
山深い
月山ダムが見えました
2023年03月11日 14:19撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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3/11 14:19
月山ダムが見えました

装備

個人装備
ザック(BlackDiamond_NITRO22) 靴(コロンビア;スノーシューズ) キャップ 防寒インナー ハードシェル 長袖シャツ(冬用) 長パンツ コンプレッションタイツ 靴下 ゲイター グローブ インナーグローブ バラクラバ ストック スノーシュー アイゼン 防水座布団 タオル 飲料(アクエリアス900mm/麦茶500mm/サーモス) 行動食(薄皮パン/トレイルミックス/SOYJOY) 昼食(カップラ/おにぎり) 箸・スプーン 着替え(靴下/メリノウール長袖/フリース) AppleWatch iPhone GoPro_HERO9 モバイルバッテリー ヘッドランプ 予備眼鏡 サングラス マスク

感想




今週末も天気が良好と言うことで,去年に引き続き大朝日連峰の赤見堂岳へ!
と思ったんですが,改めて地図を眺めていると,どうも障子ヶ岳に向かって伸びる緩やかな稜線が
ヨウザ峰という名前らしいですが,やがて障子ヶ岳の肩;紫ナデに至っています
そう言えば,去年,赤見堂岳から見た障子ヶ岳への稜線がきれいだったなぁ
思わず向かいたくなったっけ・・・ といろいろ思い出してきて,今回はそちらに向かうことに
調子が良ければ,障子ヶ岳のピストンもありかななんてのんきに向かいましたが,大朝日連峰は早くも春の気配,と聞こえはいいですが,雪質も含め,いろいろ大変でした
朝5時に自宅を出発 6時半に大井沢に到着すると,除雪スペースがどこも車で埋まっています
冬限定の赤見堂岳,やはり人気の山のようです
こちらは登山口が若干違うので,少し集落に入ったところに駐車
登り口らしきところに向かうと,いくつかトレースがあります
登っている人は登っているんだなと思いながら,いざ登山開始
のっけからそれなりの勾配 それはいいんだけれども,早朝にも関わらず,雪が腐ってズルズル グリップが効かず,中途半端に沈み込みもあったりして,なかなか進まない
一時間半近くかかって,稼いだ標高は400mほど このペースだと,とても周回は無理だなぁ なんて息を切らせていると,雪質も落ち着いてきて,調子がよくなってきました
2時間弱でヨウザ峰に到着 月山が大きく広がっています
手前は石見堂岳 去年登った時,急登に難儀したっけ
振り返れば,小朝日岳・大朝日岳が春霞でうっすらと見えています
その手前には,白い屏風のような障子ヶ岳 迫力あるねぇ
どんどん歩く いよいよ正面に障子ヶ岳を見据えて対峙
かなりの急登だ 幸いトレースが3本ほど走っているので,ガイドになるなぁ
アイゼンに履き替えて,戦闘開始
いい登りだ たまんないな
20分ほどで勾配は落ち着きましたが,クラックが走っています
下を除くと,山肌が見えていて,完全に分断している
これはやばいな いつ雪崩れてもおかしくないぞ
細尾根なだけに逃げ道もなく,緊張を強いられながら,何とか紫ナデに到着
時刻は,10時半 十分障子ヶ岳に登れる時間帯ではありますが,そうなると今登ってきた急登を下ることになる
あのクラックはもう通りたくない と言うことで周回することに
ところが,こちらも負けずにガタガタ
雪庇が二重に重なっているのか,段差がついて,沈み込んでいたり,強烈にクラックが入っていたり 幸い,西側はブッシュが覗いていたので,なるべくそちらを通って,歩きました まぁ,ブッシュはブッシュで踏み抜きがあったりして,大変だったんですが
紫ナデから1時間ほどで大桧原山到着 心臓に悪い道でした
しかしながら,展望はすごい 障子ヶ岳と以東岳を北側から望めるのは,ここだけなので,貴重なツーショットです
暫し,足元の怖さを忘れて,眺めを堪能していました
ここまでくれば,赤見堂岳への分岐は,もうすぐだとタカを括っていましたが,なかなかつかない おまけに結構なアップダウンの繰り返し
タカを括ると,余計に遠く感じる まずは落ち着けということで,たまらず昼食
この稜線,風が通る道がはっきりしているのか,場所によって猛烈に吹いているところと無風のところがありました 紫ナデは強かったな 枯松岳は無風
ただ,それほど冷たい風ではなかったので,厳冬期のように悴むことはありませんでした
腹ごなしを終え,一気に赤見堂岳の鞍部へ
ここの雪原も気持ちがいいな 月山や大朝日連峰がきれいに見える
午後になって春霞も少し落ち着いたのか,大朝日岳がきれいに見えました
ここまでくると,赤見堂岳への多くのトレースが出てきます
時間的に,赤見堂岳は諦め,下山開始
下りは早い どんどん降りる
700mあたりまで下ると腐った雪質に よく滑る
スノーシューがスキー板のようだ おまけに細尾根
滑落したら,シャレにならないぞ
たまらずアイゼンに履き替え 今度は,とにかく踏み抜く
だめだこりゃ やっぱりスノーシューに戻す
そんなことをしているうちに,時刻は14:46に
月山に向かって,黙とう
震災から12年か こうして山登りできることに感謝だな,と感慨に耽るも,やっぱり足元はズルズル
何度かスベりながら,午後3時半に無事下山
腐った雪とクラックに春の訪れを感じながら,時に恐怖に怯え,充実した山行となりました
春はもうすぐです

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