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Yamareco

記録ID: 5669583
全員に公開
ハイキング
谷川・武尊

奥四万湖から稲包山へ ヤマビルの襲撃から逃げ切る

2023年07月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:14
距離
12.2km
登り
1,052m
下り
1,047m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:57
休憩
1:18
合計
7:15
5:35
3
駐車スペース
5:38
5:38
114
登山口
7:32
7:49
53
8:42
8:52
28
巡視路下降点
9:20
9:26
4
9:30
9:30
5
県境稜線分岐
9:35
10:05
18
稲包山
10:23
10:23
63
巡視路下降点
11:26
11:41
68
12:49
12:49
1
登山口
12:50
駐車スペース
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥四万湖の周回道路の一番奥から林道に入ったところが登山口。その近くに駐車スペースがあります。4〜5台ほど可能??
コース状況/
危険箇所等
道は良く踏まれた道でほぼ問題ありません。
問題は、登山口から赤沢峠までヤマビルが高密度で出現します。

登山口〜尾根に出るまで…密度高
尾根筋…密度中
尾根から峠への巻道…密度中〜高
赤沢峠周辺…密度そこそこ?

登山口から峠までの2時間は、足以外を地面につけることができませんので、疲れます(笑)。立ったまま、ザックも持ったままで出し入れ…。転ぶことなど想像すらできません。
その他周辺情報 温泉は寄りませんでしたが、多数あるはず。
登山口のすぐ近くに、こんな駐車スペースがあります。(正しい駐車場所かどうかは不明です…)
2023年07月02日 05:35撮影 by  iPhone 12, Apple
1
7/2 5:35
登山口のすぐ近くに、こんな駐車スペースがあります。(正しい駐車場所かどうかは不明です…)
そのすぐ先が登山口です。山道に入ってすぐヤマビルの襲撃開始です。
2023年07月02日 05:36撮影 by  iPhone 12, Apple
2
7/2 5:36
そのすぐ先が登山口です。山道に入ってすぐヤマビルの襲撃開始です。
尾根に出ると、多少はヒルが減りますが、それでも高頻度で出現します。すぐ下まで林道が来ていますが、相当な大回りになります。(ヒル多発地帯を回避に利用価値ありとは思いましたが、この後も出現するので、あまり意味はないか…)
2023年07月02日 06:19撮影 by  iPhone 12, Apple
2
7/2 6:19
尾根に出ると、多少はヒルが減りますが、それでも高頻度で出現します。すぐ下まで林道が来ていますが、相当な大回りになります。(ヒル多発地帯を回避に利用価値ありとは思いましたが、この後も出現するので、あまり意味はないか…)
登りの尾根の途中から樹幹越しに稲包山と思われる山が出現。しかし、足元に気をとられて写真を撮る暇なしです。
2023年07月02日 06:33撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 6:33
登りの尾根の途中から樹幹越しに稲包山と思われる山が出現。しかし、足元に気をとられて写真を撮る暇なしです。
赤沢峠に到着。赤沢山に寄って行こうと思いましたが、道が無さそうで、ヒルと朝露の中の藪漕ぎは当然のごとく却下です。
2023年07月02日 07:28撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 7:28
赤沢峠に到着。赤沢山に寄って行こうと思いましたが、道が無さそうで、ヒルと朝露の中の藪漕ぎは当然のごとく却下です。
赤沢峠にはこんな東屋があります。恐る恐る座って休みましたが、峠周辺でも足に上がってきていましたので、注意していないといけません。
2023年07月02日 07:29撮影 by  iPhone 12, Apple
2
7/2 7:29
赤沢峠にはこんな東屋があります。恐る恐る座って休みましたが、峠周辺でも足に上がってきていましたので、注意していないといけません。
赤沢峠で足に登ってきているヤマビルを処置する前に撮影。これは、今日の中でも2番目に大きい奴です。よく伸びてますね…。
2023年07月02日 07:30撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 7:30
赤沢峠で足に登ってきているヤマビルを処置する前に撮影。これは、今日の中でも2番目に大きい奴です。よく伸びてますね…。
稜線に出るとヒルは出現しなくなりました。ここはP1479です。四万温泉から赤沢峠の間が生息域かも。赤沢峠から法師温泉の間は不明です。
2023年07月02日 08:05撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 8:05
稜線に出るとヒルは出現しなくなりました。ここはP1479です。四万温泉から赤沢峠の間が生息域かも。赤沢峠から法師温泉の間は不明です。
主稜線を稲包山に向けて半分くらい来たところで、前方に尖がったピークが。たぶん稲包山だと思いますが、意外に近く見えます。
2023年07月02日 08:28撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 8:28
主稜線を稲包山に向けて半分くらい来たところで、前方に尖がったピークが。たぶん稲包山だと思いますが、意外に近く見えます。
樹間に見えているのは、小さなピークが並んでいるので、白砂山かな??
2023年07月02日 08:29撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 8:29
樹間に見えているのは、小さなピークが並んでいるので、白砂山かな??
このどっしりした山はきっと佐武流山ですね。
2023年07月02日 08:29撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 8:29
このどっしりした山はきっと佐武流山ですね。
法師温泉に下ることができる、巡視路の分岐点に到着。ここまでは、小さなアップダウンでしたが、ここから稲包山への最後の登りが始まります。
2023年07月02日 08:43撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 8:43
法師温泉に下ることができる、巡視路の分岐点に到着。ここまでは、小さなアップダウンでしたが、ここから稲包山への最後の登りが始まります。
分岐からは、急坂→緩やかなアップダウン→更に急坂で稲包山へ。最後の急斜面のあたりから少しづづ周りが開けてきます。山頂は大展望です。
2023年07月02日 09:19撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 9:19
分岐からは、急坂→緩やかなアップダウン→更に急坂で稲包山へ。最後の急斜面のあたりから少しづづ周りが開けてきます。山頂は大展望です。
佐武流山。手前は県境稜線かな。
2023年07月02日 09:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 9:20
佐武流山。手前は県境稜線かな。
たぶん白砂山。
2023年07月02日 09:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 9:20
たぶん白砂山。
佐武流山の手前に見える県境稜線は複雑に曲がってますね。夏の山だなぁという雰囲気です。
2023年07月02日 09:21撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 9:21
佐武流山の手前に見える県境稜線は複雑に曲がってますね。夏の山だなぁという雰囲気です。
これはもう平標・仙ノ倉ですね。眼下には苗場プリンスが目だっていました。
2023年07月02日 09:23撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 9:23
これはもう平標・仙ノ倉ですね。眼下には苗場プリンスが目だっていました。
ちょっと県境稜線まで下ってみました。
2023年07月02日 09:30撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 9:30
ちょっと県境稜線まで下ってみました。
再び稲包山に登って行きます。尖がっていますね…。やはり、夏の山の雰囲気がいいです。
2023年07月02日 09:32撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 9:32
再び稲包山に登って行きます。尖がっていますね…。やはり、夏の山の雰囲気がいいです。
稲包山の山頂は狭いですが、展望と祠があります。
2023年07月02日 09:36撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 9:36
稲包山の山頂は狭いですが、展望と祠があります。
さて、元来た稜線を辿って赤沢峠まで戻ってきました。東屋で休憩しつつヒル対策をしていると、ズボンの上に登ってきたやつがいたので、他にいないか徹底調査しました。
2023年07月02日 11:24撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 11:24
さて、元来た稜線を辿って赤沢峠まで戻ってきました。東屋で休憩しつつヒル対策をしていると、ズボンの上に登ってきたやつがいたので、他にいないか徹底調査しました。
尾根道を下って行きます。下りは早いのと、前夜の雨で濡れた道が乾いてきているのか、尾根上ではヒルに着かれませんでした。一本咲いていた遅咲きのヤマツツジ。今年も見納めです。
2023年07月02日 11:55撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 11:55
尾根道を下って行きます。下りは早いのと、前夜の雨で濡れた道が乾いてきているのか、尾根上ではヒルに着かれませんでした。一本咲いていた遅咲きのヤマツツジ。今年も見納めです。
尾根からの下りはやはりヒルに取りつかれましたが、登りほどでないので容易に撃退できました。登山口におりて、持ち物検査です。靴の裏に一匹見つけました(笑)…。
2023年07月02日 12:49撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 12:49
尾根からの下りはやはりヒルに取りつかれましたが、登りほどでないので容易に撃退できました。登山口におりて、持ち物検査です。靴の裏に一匹見つけました(笑)…。
帰りに通った四万川ダムの上からの一枚。奥の稜線に左端に尖がっているのが稲包山だと思います。
2023年07月02日 13:19撮影 by  iPhone 12, Apple
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7/2 13:19
帰りに通った四万川ダムの上からの一枚。奥の稜線に左端に尖がっているのが稲包山だと思います。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ザック(笛つき) 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 携帯(時計/地図/コンパス/計画書/カメラを兼ねる) ガイドブック 熊鈴 ヤマビルファイター

感想

稲包山は、近年は三国峠方面から登るのが主になっているのではないかと思いますが、かつてはだいたい四万温泉からのルートがガイドブックで紹介されていて、このルートのイメージが自分的には強いのです。ということで、せっかくなので麓の山里から登ることのできるクラシカルルートに挑戦してみようと決めたのでした。

昔のガイドブックを開いてみると、登山口からの最初の登りの部分に「たちの悪いヤマビルが多い」という記述があるではないですか。この季節にそれはきっとガチですので、前日に「ヤマビルファイター」を調達しました。私は今まで手で対処していたんで、こういうのを使うのは初めてですが、時期的にこれが無いとヤバいと思ったのです。

さて、登山口でヤマビルファイターをスパッツと靴に塗って出発。登山口を入って数分も立たないうちに、もう5匹くらい上がってきています。これはちょっと…と思い、更に靴の部分を中心に塗り足しました。荷物も地面に置けないので、立ったままの作業です。尾根を目指して斜面を上がっている間、次々と上がってきていますが、ヤマビルファイターを多く塗り足したエリアまでは上がってこれずに、そこに接触すると落ちていくようです。それでもすり抜けられて、スパッツの下に潜り込まれるとヤバいので、常に足元を見ながら、見つけたら落としていきます。そんな作業しながら登っていくと尾根に出たので、これでちょっとは少なくなるのでは期待しましたが、数が減った程度で、断続的に取付いてきます。地面を見ながら歩くと、時々首を振って待ち構えているのが、よく見られました。今まで、地面上で待ち構えている様子を見たことがないのですが、ここはそれがあちこちに見られます。とにかく密度が濃いのでしょう。途中で一休みと思っても、ザックを置いたりできませんので、中の物を取り出すのは空中作業になります。

峠への巻道に入ると、また数が増えました。そして峠に着いてもまだいました。いや、ここまで上の方にいるのも珍しいと思うのですが、人間や哺乳類にくっついて広がっているのかなと思いました。

帰りは、道も乾燥しているし、登りほどではありませんでした。峠の東屋にいるとき、ズボンまで上がって来たのがいたので驚きましたが、意外とスピードが速いのです。下りでは尾根上では見かけませんでしたが、尾根から下り始めると、しっかりついてきました。やっと登山口に降りて、靴の裏の泥を落としていると、最後の一匹を見つけました。一応持ち物もチェックして帰りました。最終的に被害はありませんでしたが、これほどの数に襲撃されたのは初めてで、取付いてきた数は、50は下らないと思います。梅雨時で、前夜が雨で道がずっと湿っていたという好条件が揃っていたのでしょう。

このコースは山頂で県境稜線方面から登ってきた方にお会いしたぐらいで、コース上では誰にも会いませんでした。ですよねぇ…。

さて、稲含山は、展望の山で、青空のもとで周囲の青々とした山を楽しみました。明らかに夏の山の雰囲気へと季節が変わったのを実感しました。早朝スタートでしたので吹く風も涼しく、暑さを感じたのは下山の最後のほうくらいでした。ヒルのおかげでバタバタしてはいましたが、充実した山歩きでした。

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コメント

泥助さん稲包山お疲れ様です。

レコ見ながら想像しましたが、これは終始きついですね😱
自分も四万湖側から気になってたのですが、ヒルがいるとこのことでやめました😅
自分なら途中退却します😭

無事でなによりでした😊
2023/7/2 21:59
まどかさん
こんにちは。コメントありがとうございます。

はい、多少ヒルにお付き合いするのは厭わないほうなんですが、ここまでいるとは思いませんでした。普通、密集地を過ぎてある程度登ったら、いなくなるものですが…。
おかげ様で、ヒルの動きがじっくり観察できました…(笑)。
2023/7/2 22:36
お疲れ様でした😭

ガキの頃に旅行に行ったときに四万湖でヤマビルに取りつかれて旅館に戻ったら靴下血だらけになっていてトラウマです(笑)

ヤマビルいなくてもビビり散らかしてディート30%の虫除けを靴に撒いてますがヤマビルファイターでもかいくぐって登って来るとは恐ろしすぎます😱

上から降ってくるなんて事も聞きますし…

ご無事で何よりです😭

自分なら発狂して途中撤退してます(笑)
2023/7/4 2:24
噂のハセさん(╯⊙ω⊙╰)さん
コメントありがとうございます。

四万湖でもヤマビルなのですね。このあたりは、どこにいるかわからないですね。ヤマビルは血が止まらないというのがイヤなところです。ヤマビルファイターは大変効果的でしたが、絶対ではないと思いました。

あと、ヤマビルファイターはスプレーなので、ヤマビルを見つけて、慌てて噴霧しようとすると、足元に向けるのでどうしても上下逆になってしまって、スカッと空気しか出てこなくて焦る😓というのが難点です(笑)。

本なんか読むと上からは降っては来ないと言われていますので、少なくともそう信じて歩いています(笑)。ただ、けっこう高速移動してしまうので、知らないうちに上まで上がってきているというのはあるみたいです。😱
2023/7/4 7:12
ご苦労様です。
ヤマヒルファイターですか。自分はヒルさがりのジョニーを使ってますが、スプレー故の使いにくさは同じですね。
ヒルが上から降って来るかどうかはわかりませんが、妙義で腕に取りつかれた事がありました😢。
あいつは何処から取りついたんだろう…

暫くの間、中程度以下の山は行けない季節になってしまいましたね😞
2023/7/6 17:49
momohiroさんこんにちは
コメントありがとうございます。遅くなりましてすみません。
ヤマビルと格闘したのは久しぶりでした。しかもあんなに大量の。前夜まで雨だったので、元気だったのですね。あれだけいると警戒しますが、人知れず一匹だけ上がってくるとヤバいかもしれませんね。
ヤマビルはいちいち面倒なのと、いる限りは緊張し続けて、休憩もおちおちできないというのが、けっこうきついです。
2023/7/11 6:57
プロフィール画像
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