早池峰山(30)~灼熱のモフモフ大群落~


- GPS
- 05:46
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 924m
- 下り
- 905m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 5:34
天候 | 登り:快晴で暑い 下り:曇りがち |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
早池峰山30回目の登山です。
連日の猛暑はたとえ高原の早池峰山であっても変わらないなぁと、東からの元気いっぱいの太陽を右半身にいっぱいに受けて感じたところです(汗)
御門口を抜ければ開放的なお山な一方、直射日光を避けるものが、無い!今日は風も吹かないという。汗が気化しない…。過去イチ暑い!
暑いのはホント苦手なので、これはマズイかもと、黄色信号が頭の中で点滅。
御金蔵まで行って、引き返すことも選択肢に。ちょっとフラフラしながらも、御金蔵の手前のいつもニコニコ・グッジョブ岩を超えた途端に、爽やかな風が吹き始めました。
生き返った感じ…。御金蔵の中で大休憩。さすがグッジョブ岩。やはり笑顔は大事だな!
ここから先はルンルン気分で。
しかしこの暑い中をものすごい勢いで登ってくる集団がいたのですが、避難小屋の作業者さんでした。石を跳ねるように上がっていくような速さ。暑い中ご苦労様です…!
山頂で奥宮、十一面観音様、若宮、十一面観音(初代)を参拝したあとにコーヒータイムの準備をしてたら、東から雲がモリモリやってきて日差しを遮っちゃいました。ガスるとテンション下がりますが、あれれ、涼しくてとても快適な空間を作ってくれました(汗)
下りは、おおむね雲があったので直射日光はほとんど無く、ピークを過ぎた花(あ、まだあった!とか)や綿毛がポワポワのハヤチネウスユキソウなんかを見つけては、短い夏の劇的な変化を想ってました。
下山時には遠野森林管理局の方に声をかけて頂きました。お腰のポーチからラミネートされたカードの束を取り出して見せてくださいました。「一枚どうぞ」、ということで、この時期のナンブトウウチソウのカードを頂きました。
自然保護の啓蒙活動の一環、現場の先前線の方からいただく重みを感じます。
御門口からは蒸し暑い七里河原を抜けて、下山。車道歩きでは、熊が通過する(と、監視員さんから聞く)ので警戒はしていましたが、まさかのすぐ横でニホンジカが草を食んでいてお互いにびっくりでした。
お尻の白い毛も逆立つこともなく、またマイペースで草を食んでました。可愛い!と思う方は少なくないかもしれませんが、私はちょっと、はかなさを感じます。農作物への被害もそうですし、草花、高山植物だって例外ではなく。
今日も、朝来るときには10頭以上のニホンジカを目撃しました。増えすぎたことと、被害が多いことを理由として、個体数調整といってワナで捕獲したり駆除されたりしているのが事実です。
そんなわけで、ジビエ料理も(昔から)あります。。最近では小鹿のにぎりとか・・。私は食べられませんが(汗
河原の坊駐車場に戻ってきて、猛暑の平地に戻ります。でも今回は楽しみがありました。それは、ぶどうの購入です。
先日は無かった「ぶどう」のノボリが立っていたので、迷わず寄ってきました。今日から(お店を開けた)だぁ~、親父さんとお話しするもの楽しみだった。試食いただいて、盛り合わせを買って帰ってきました。
猛暑でフラフラとしましたが、後半はシャキッと行動できて30回目を締めることができました。いつもお山に放してくれる家族に感謝です。
そして、早池峰山のクライマックス・ナンブトウウチソウの大群落の始まりと、ぶどうの販売が始まったこと、季節は秋に向かっているなぁと、感じました。
山小屋を改築する人、遠野営林署の方のように自然保護を親しみやすい形で活動する人、早池峰を次に繋いでいく人たちの努力と行動を垣間見れた、貴重な経験のできたお山でした。
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