残雪の赤坂山 明王ノ禿から寒風まで稜線歩き
- GPS
- 04:42
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 975m
- 下り
- 964m
コースタイム
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 4:42
天候 | 曇り 後 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高島市コミュニティバス「マキノ高原温泉さらさ」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
赤坂山から明王ノ禿の間はトレースほぼなし それ以外はトレースがしっかりあり マキノスキー場から中腹までは雪ほぼなし |
その他周辺情報 | 登山口付近に温泉施設 「マキノ高原温泉さらさ」 |
写真
感想
スノーシューを持って稜線歩きをするために、
マキノ高原から赤坂山へ山登り。
気温は10度と暖かいので、雪が心配だったが、スキー場は完全に緑。
昨日の雨も雪には変わらなかった様子。
雪山散策とはいかないのではと心配になる。
最初は土まじりの登山路も、しばらく登ると、完全に雪。
シャーベット状、踏み固められた雪など、
新雪のサラサラとは程遠いコンディション。
気温が高いのはありがたいが、途中から風が轟々鳴っている。
木々で守られているので、中腹では風の影響はないが、
山頂は遮るものがないので、困難が予想される。
このコース、多くの登山者で大賑わい。
特に学生グループとは4・5団体とすれ違う。
みんな元気に挨拶をしてくれて、また譲ってくれて気持ちがいい。
山頂までは、特に雪にハマることもなく、アイゼンのみで十分。
ただ、途中から雲に覆われたことにより視界がなくなってきた。
赤坂山山頂では完全に視界ゼロ。
風も厳しく、ゆっくり山頂で休憩できる状況ではない。
トレースからは、ここでほとんどの登山者が引き返している。
明王ノ禿には惹かれるものがあるので、
トレースはほぼないが、先を進む。
所々に、深くハマった足跡もあるので、今日とは思えないが、
その痕跡を辿って先を進む。
ズボズボハマって、なかなか進めないが、
ほぼ、誰も歩いていない雪道は楽しい。
本当はここからスノーシューの出番だったのだが、
この先の状況がわからないので、アイゼンのまま進んでしまった。
膝、股までハマっては、ストックで引き上げ、ストックがはまりすぎては、
なんとか雪から引き抜きを繰り返して、なんとか明王ノ禿まで向かう。
途中、トレースがわからなくなり、崖の縁を強引に歩き、なんとか雪のない
巨石地帯に到達する。
ここで、標識や立ち入り禁止の鎖が出てきて、正しいコースが認識できた。
どうも、崖の縁は立ち入り禁止エリアだったらしい。
確かに落ちたら大変な場所だった。
明王ノ禿は感動の景色。天気もすっかり晴れてきたので、
360度大パノラマが開けていた。
本当に素晴らしい。巨石と下の田畑や街。湖に反射した太陽など、
本当に来てよかった。
堪能した後は、赤坂山に再び引き返す。
行きよりも、帰りの方が、雪にハマり体力を消耗したが、赤坂山の山頂は、
すっかり晴れた状態となっていたので、本当によかった。
風も少し穏やかだったので、休憩している方もおられた。
そこからは、寒風まで稜線歩き。
ここで、スノーシューにしたらよかったのだが、赤坂山に戻ってきてからは、
あまり雪にハマらないので、アイゼンのまま続行してしまった。
稜線は、アップダウンも適度にあり、景色も左に琵琶湖、
右に敦賀湾や山々と最高のロケーション。
途中、ズボズボはまる箇所も多数あり、アイゼンだけでは少し疲れたが、
景色に癒され、雪に親しんだ。
昼食は雪がほとんどなく、岩が露出している場所。
最初は風も緩やかだったが、途中からそこそこキツくなってきたので、
早々にカップラーメン、コーヒーを食して、
再び、体を動かして体の中から温める。
寒風までは、本当にいいコース。雪の季節もいいが、
雪がないときも楽しめると感じた。
下山後はちょうどバスが来る時間なので、早足でバス停へ。
スノーシューを使う機会を逸したが、楽しい雪山ウォーキングとなった。
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