記録ID: 6448560
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無雪期ピークハント/縦走
東北
みちのく潮風トレイル②(新地駅→山元→亘理地塁山地縦走→亘理駅)
2024年02月11日(日) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 06:57
- 距離
- 37.1km
- 登り
- 652m
- 下り
- 638m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 6:57
6:23
84分
スタート地点
13:21
ゴール地点
天候 | 晴れ後曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
始発新地着は6:28 岩沼までは東北本線もあるので1時間に2から8本あるが、岩沼以南は常磐線しか走っていないので通勤時間帯で1時間に3本、それ以外は1時間に一本。 ある程度計画的な山行が必要になります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【概要】 宮城県に突入。 堤防が高いので間近に海は見えませんが、砂浜海岸線沿いのまっすぐな道、のどかな丘陵地帯、起伏に富んだ里山とそこからの海・都市・奥羽山脈の景色と変化に富んでいて飽きがきません。 今回もロードが多いですが、亘理地塁山地縦走が10kmほどあるので山登りが好きな人も満足できると思います。(縦走路のうち2キロほどはロードですが…) 基本的に道迷い滑落が心配になるところはありませんが、地図と実態が異なる箇所、滑る急勾配などもあるにはあったので後述します。 【詳細】 ◯新地町内 ・新地駅からトレイルまでの復帰がなかなかの一作業で、登り基調の道を2キロほど歩かなければなりません。 ・鶏の鳴き声が聞こえたらトレイル復帰はすぐそこです。 ・基本的には田園地帯と住宅街を抜けていく感じで、大きな起伏は龍昌寺周辺をのぞいてあまりありません。 ・龍昌寺、福田諏訪神社等立派な寺社のほか集落の祭神を祀った神社があるので時間があれば寄ってみてもいいかもしれません。 ・海側に6号を超え、さらに進み、常磐線の高架をくぐると山元町です。 ◯山元町内(亘理地塁山地除く) ・道路が完成し、地図(公式・ヤマレコ地図ともに)と実態が異なっているところが、以下2点のとおりあります。 ①山元町に入ってすぐの立派な県道(相馬亘理線)に合流するとすぐに道路を超えた側道に入るルートになっていますが、相馬亘理線を少し進んだ先の十字路で道に入るようにしましょう。地図どおりに行くと水路を越える橋がなくなっています。 ②町道から県道に再び戻るとすぐに県道を超えて坂元駅方面に向かうルートになっていますが、坂元川を超える橋がなくなっているので、川の北側の道から坂元駅に向かいます。夢いちごの郷の看板が目印です。 ・坂元駅のあたりで6号に合流し、町役場までひたすら6号を北上しますが、ここのアップダウンがなかなかにきついです。道中コンビニが数軒ありますが、ここを逃すと亘理の街まで食べ物の補給ができません。 ・町役場の前で6号を外れ深山方面に向かいます。深山山麓少年の森までは住宅街と田園地帯をあみだくじのようにうねうねしながら進むので地図必須です。 ・山道に入ってしまうと亘理の街まで飲み物の補給ができません。 ◯亘理地塁山地 ・深山山頂(287m)まではストイックに登り続けます。そこまで急登ではありません。 ・深山からは多少アップダウンはありつつも基本下り基調で、明通峠(148m)までがっつり標高を下げます。 ・明通峠から四方山直下まではは九十九折の車道を進みます。272mと今回の行程では深山の次の高さですが、累積距離・標高の影響もあってそれなりにきついです。 ・四方山は展望台や東屋があり、開けていますが、飲食物の補給は不可能です。 ・四方山の後は、黒森山、閑居山と200数十メートルのピークの登り降りが続きます。 ・閑居森を過ぎたあとつつじの森と呼ばれるピークからの下りは、大変滑りやすく勾配も急なので危険です。ロープがあるのでしっかり捕まりましょう。 ・最後は標高50mの愛宕沢まで一気に降ります。 ・山地の総距離は12kmほどです。 ◯亘理町内(亘理地塁山地除く) ・愛宕沢から数分走れば人里に出てきます。 ・みちのく潮風トレイル恒例の遠回りコース。 ・最適解とはかけ離れた道なので、地図がないと巻いてしまうと思います。おそらく大雄寺と亘理城跡を拾うためなんじゃないかとおもいます。 |
その他周辺情報 | ◯新地町 ・飲食店複数 ・ホテルグラード新地で食事・入浴可能 ・6号の薬王堂とツルハを過ぎると町内(ルート上)では補給が難しいです。 ◯山元町内 ・坂元駅周辺までは自販機が1箇所確認できた程度。 ・6号線(坂元駅から町役場)まではコンビニ複数。公共施設や商店もあるので自販機も所々あります。 ・深山山麓少年の森以降は補給不可 ◯亘理町内 ・愛宕沢周辺は何もなし。 ・人里に出れば市街地はすぐそこ。自販機、ヨークベニマル、セブン等確認しました。 ・亘理駅周辺に入浴施設はありません。(6kmほど海側に鳥の海温泉があります。) |
写真
感想
みちのく潮風トレイル2回目。
前回の続きから。
もともと前回は坂元まで歩いてしまおうと思っていましたが、寝坊とめんどくなってしまったのが原因で、新地終わり。
よって今回は新地スタートです。
結論から言えば、亘理地塁山地は長いので新地から坂元の上乗せはきつかったです。
この行程は坂元か山下から始めるのが最適解だと思います。
ルート自体は海・里山の景色が楽しめたほか、復興した新しい住宅街や綺麗な保育所を目にし、未曾有の災害後も生活を再建して暮らしている方々の様子が感じられて有意義でした。
震災遺構についても仙台含む南側では見たことがなかったので、今回初めて(外からではありますが)見ることができました。
いろんな意見はあるかと思いますが、津波の恐ろしさをその時代に生まれていなかった人たちに伝えるのにはとても有用なものだと思います。
鎮魂を祈りながら、歩きました。
ちなみに今回もトレランのつもりでしたが、走れたのは深山まで。以降はトボトボ歩いておりました。
トレランを名乗るのも恥ずかしいレベルです。
最後に一言。
トイレはかなり限られた場所でしかできないので、ご注意を!(名誉にかけて粗相はしていない。)
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