記録ID: 85874
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
絶景!!常念岳
2010年11月06日(土) [日帰り]
- GPS
- 04:30
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 1,512m
- 下り
- 1m
コースタイム
3:03一の沢登山口-3:48大滝‐4:09烏帽子沢‐4:32笠原沢‐5:36ベンチ‐5:53常念乗越‐7:33常念山頂‐無風の山頂貸切
11:07下山開始‐11:43常念乗越‐12:59笠原沢‐13:17烏帽子沢‐13:49大滝-14:09登山口
烏帽子沢より上は雪有
11:07下山開始‐11:43常念乗越‐12:59笠原沢‐13:17烏帽子沢‐13:49大滝-14:09登山口
烏帽子沢より上は雪有
天候 | ピンカン&山頂は無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ここ2週間ほど、始発電車で出勤し終バスで帰宅する毎日だったので、 久々の山登りは、楽な山登りにしようかと考えていましたが・・・。 気象庁の水蒸気実況をみると完璧な天気だと判明。今年はまだ一度も 晴れ間のない山に登っていない私としてはやっぱり行くしかないでしょう。 (因みに今のところ26戦26晴れ2010年実績) 絶景を見るのを生きがいとしている私としては、2000m級の低山では勿 体ないので、3000m級の山へ急遽切り替える。 急遽切り替えても、本州の山ならルートロスする可能性は少ないです。 もとから土曜の朝山頂に到着可能なルートはたいてい一度登っています から。 絞り込み基準は、交通手段に縛られず意外とすぐに登れるという点。 すると、常念・蝶が岳・燕や御岳などと数は少なくなる。その中で アプローチも短く、朝山頂に到着できる可能性のある常念に決定。 金曜に勤務後家を出て、土曜の朝山頂にいるには、ロープウェーはだ めですからね。 22:30柏を出発し、登山口に2:30着。すぐ荷物を詰めて出発する。こんな 時間帯に歩くのはおいら位。目標は、常念乗越に日の出着。 空は、見事に晴れ渡り天の川がとてもきれいです。風は静穏なので冷え込み はかなり厳しいです。氷点下だったでしょうか? 音は沢音と私の歩く音位で本当に静かです木々はすっかり葉を落としている ので音はしません。 最初はなかなかのペースで歩いていましたが、寝不足&シャリばてで笠原沢 付近よりペースダウン。もっともこのあたりから沢を離れ稜線に取りつくので 一気に急登が始まるのと雪が氷化しており軽登山靴&アイゼンなしでWストック だと滑らんよう歩くので精いっぱい。 装備が登山靴でないから足先が異常に冷たい。まあ足先の感覚があるからよ いとする。感覚さえあれば凍傷になりませんからね。 真っ暗な中歩くのは、多少のコツとルートを視界がない中見極めるという 2つの要素があります。まあ晴れていて且つ慣れればさほど難しくない。 視覚を殺し聴覚を優先的に用いればさほどルートミスしません。まあ視覚を 殺し、周囲の情報を消すということって意外と難しいかもしれませんが。 精神鍛錬には夜間登山はとても良いです。 2年ぶりに来た乗越は、丁度日の出直後ということもあり、槍の穂先が綺麗 にバラ色に染まっていました。感激!!夜中を歩いた甲斐がありました。 テントや宿泊客もいないらしく静かです。目の前にはデンと常念の本峰が 見える。東の空の色もいいけど槍の色本当にいいです。三脚を持参しなかっ たことに後悔。 山頂までは、気持ははやるがやはり完徹明けだし、精神力は使いきっている のでとにかく眠い・・・。体力よりも山頂までは眠さとの闘いでした。 稜線を登るときは、まだ風があって耳が冷たかったので、目出帽を忘れて しまったため痛いです。日の出直後の稜線の風はほんの少しの時間で体を 氷にしてしまいますよ。その昔ネパールで軽い凍傷になりかけました。 しょうがないので、予備のタイツを尾股のところから頭にすっぽりかぶり 足のところを頭の周りにくるくる巻いて上手に耳に当てる。山では自分で 判断しあるものを有効活用することが大切です。 見た目は変態だなでも暖かさは、なかなかGood。雨具の帽子をかぶってし まえば見えないしどうせだれもいませんから。 稜線の風とはいっても5m位の風なので体温低下は少なく自己発熱で十分暖 かい。気温は、氷点下10度まではいっているかいないかという感じで、さす がに少しだけ寒い。 雪面は、最大で50cmぐらいで一応踏み跡があったので歩きやすい。助かった 助かった。たまにひざ下までのラッセルはしました。予想外の雪でさすがに 常念から大天井行きはさすがに却下です。 山頂からは、360度どこを見ても雲のない絶景です。稜線につくと、このころ から風がそよとも吹かず、ポッカポカ。 誰もいない暖かい山頂はやっぱりいいな。最初の30分は写真と山の同定で遊 び、お食事&お茶タイムを満喫。たまに眼をつむり瞑想したりする。 忙しくも毎日仕事があってたまの休日に晴れた雪山に来れることに感謝です。 1時間ほど山頂で朝寝も楽しみました。因みに一番綺麗に周囲が見えたのは、 8-9時の1時間かな?太陽光線が山に満べんに当たるし、水蒸気の湧き出しも抑 えられるからでしょう。 山の景色は、日の出3時間(個人的には2時間)が勝負です。今日は9:00頃の光 が一番良かったです。夕方は日没前後1時間といったところかな? 山頂で好きな音楽をCD1枚分聞きながらコーヒーをいただくのはやはりいいで す。(ケーキ買うの忘れたのは残念。) 常念山頂からの一番の眺めは、槍から穂高までの3000m屏風が綺麗に見えるこ とで、雪が付いているおかげで迫力満点です。 3時間も山頂を貸切し、極楽なごろごろタイムを満喫して下山の準備を開始し た頃今日の登山客が続々登場する。聞けば皆さん5:00頃はつで11時着だとのこ と。 でも今日は、11時過ぎでもかなり遠望が利いていたのでラッキーだったと 思います。ピークハンターの方は15分しか滞在していませんでした。まっ 他人だからいいけれど勿体ないな。さすがに11時過ぎると上昇気流による 風が出だしてたまに寒いです。 下山は、気になっていた氷化した登山道も溶けていてゆっくり確実に下れば 問題ありませんでした。眠さと集中力が切れていたのには閉口しましたが・・。 集中力が切れた状態で歩くことは、自己鍛錬をつまないと危ないですけれど ね。まあこけるならお尻からズドンとこければおしりの皮すりむくくらいで すみます。 下山後は、穂高駅前でそばを頂き、いつもの寄り道ルートでのんびり柏まで 下道帰宅。温泉3軒をは・し・ご。 今回の温泉は、山田温泉大湯・草津外湯・川原湯温泉。 さすがに、万座付近で眠さで意識が飛びそうになったので車中仮眠。 いい景色を独占し、新そばを食し、名湯につかり、名水を飲み、温泉卵 と色々満喫。明日からまた忙しい毎日です。 そうそう、小布施周辺から見た鹿島槍に落ちる夕陽が綺麗でした。 おしまい。 |
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