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Yamareco

記録ID: 919495
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ハイキング
奥秩父

書籍・ネット初記録/甲武信ヶ岳新ルート開拓//単独/真の沢右岸尾根歩道(仮称)

2016年07月16日(土) 〜 2016年07月18日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
17.3km
登り
1,739m
下り
1,742m

コースタイム

1日目
山行
5:00
休憩
0:50
合計
5:50
9:40
240
西沢渓谷BS
13:40
14:30
60
破風山避難小屋
15:30
真の沢1800m処
2日目
山行
4:00
休憩
0:50
合計
4:50
9:40
180
真の沢1800m処
12:40
13:20
40
真の沢2050m処
14:00
14:10
20
荒川林道碑
14:30
甲武信小屋
3日目
山行
3:30
休憩
0:00
合計
3:30
6:20
210
甲武信小屋
9:50
0:00
0
西沢渓谷BSゴール地点
9:50
ゴール地点
天候 7/16 曇り後ガス
7/17 晴れ・曇り
7/18晴れ・曇り
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
☆自己責任前提で歩いて下さい☆
当方は一切責任を負えませんのでよろしくお願いいたします。

・西沢渓谷〜破風山避難小屋は過去ルートを参照して下さい。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-239278.html
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-529621.html

・破風山避難小屋〜木賊沢支流下降。
木賊沢支流の両岸に微妙な踏み跡が続く。
正解ルートを辿れれば木賊沢本流まですんなりと接続する。
自分は過去に数回歩いているが未だに本ルートはすんなりと歩けない状況ですが、支流に平行して下降して木賊沢本流渡渉地点に到達しています。
枝道が多数存在するので注意。

・木賊沢本流渡渉地点〜真の沢・木賊沢分水尾根鞍部〜真の沢1800m地点。
このルートは迷いが激しいと思われます。
野生の感&コンパスが必須となります。

・真の沢1800m地点〜真の沢右岸尾根道取りつき。
取りつき箇所に黄色ビニールテープを巻きました、
フォト参照して下さい。

・真の沢右岸尾根道。
踏み跡は複数あるので迷いやすい。
枝道分岐路は上へ上と歩くのが正解ルート。
踏み跡を外す毎に歩き易い地形を辿ると踏み跡と合流する。
危険個所は無い。

☆2050m処のヤセ尾根北側は断崖絶壁なので注意箇所☆
・2050m処のヤセ尾根付近
2020m幅広大地から西側に15m下降、
トラバース道の先の真の沢側には地形図に表示された2040m処の垂直な岩稜が見える。
折り返して40mほど登る。
そこには突如想像していない背丈を超える激ヤブが出現した。

藪の薄い東南に進路を求めた。踏み跡らしきは存在する。
斜上して生えた灌木&激藪を回避して踏み跡らしきは高度を20m下降して2020m処を通過するが一向に距離は進まない。

真の沢1780mから派生する右岸枝沢の左岸の砂礫窪にでた。
踏み跡らしきは2ルートありトラバース距離は15m。
一旦水平にトラバースしてから折り返して上部に続いている。
「トラバースで滑落すると高度差100m以上は止まらないと思う。」
砂礫トラバースは慎重に横断した。(このルートは現在獣道と思慮?)

2L担いだ水の残量は既に残量は1L、1時間前より最悪のビバークを想定して水は一切補給していない。
激藪&灌木帯の終了地点が判明していない、
熱中症の危険あり、
一旦稜線に復帰して真の沢に下降して水補給が最善と判断。

慎重に砂礫をトラバースして折り返して踏み跡を登る、
踏み跡は激藪となり無理やり稜線へと登る。
稜線は自分の足元も見る事ができない激藪&灌木帯だ。
それでも稜線で藪を強引にかき分け、灌木を上下に跨いで進む、

すると、2050m処のヤセ尾根付近を通過した地点で激藪&灌木帯は無くなり穏やかな尾根筋となった。
両手と首筋は擦り傷で流血していた。

真の沢に向かう踏み跡は明瞭で苦も無く下降できた。

その後の真の沢は悪場も無く甲武信小屋で仲間と宴会を楽しんだ。

GPSログ取得は失敗しました、ルートは全て推測になります。
近丸新道の東尾根筋は藪も無く静かに歩ける。
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近丸新道の東尾根筋は藪も無く静かに歩ける。
破風山避難小屋到着時はガスで視界は10m。
木賊沢支流下降を試案の末に決行。
破風山避難小屋到着時はガスで視界は10m。
木賊沢支流下降を試案の末に決行。
木賊沢本流の大滝20m。
少し下った左岸に踏み跡がある。
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木賊沢本流の大滝20m。
少し下った左岸に踏み跡がある。
木賊沢の下流への渓相。
木賊沢の下流への渓相。
左岸砂礫の獣道を登る。
黄色テープを巻いた。
新しい熊の足跡が頻繁にあった。
左岸砂礫の獣道を登る。
黄色テープを巻いた。
新しい熊の足跡が頻繁にあった。
こんな良道が人知れず深山に存在している。
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こんな良道が人知れず深山に存在している。
廃道が現在は鹿道になったのかは不明だが、
謎の多い踏み跡。
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廃道が現在は鹿道になったのかは不明だが、
謎の多い踏み跡。
往時はかなりの主要ルートであろうと推測。
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往時はかなりの主要ルートであろうと推測。
真の沢1800m処で野営しました、
ゲートウッドケープは330gの軽量。
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真の沢1800m処で野営しました、
ゲートウッドケープは330gの軽量。
山岳ガイド・山田哲也氏と久しぶりに再会。
アルプスが悪天候で奥秩父に転戦との事だった。
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山岳ガイド・山田哲也氏と久しぶりに再会。
アルプスが悪天候で奥秩父に転戦との事だった。
真の沢1800m処の右岸の取りつき箇所、
踏み跡は明確に確認できる。
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真の沢1800m処の右岸の取りつき箇所、
踏み跡は明確に確認できる。
真の沢1800m処の右岸の取りつき箇所、
黄色ビニールテープを巻いた。
後方に踏み跡が確認できる。
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真の沢1800m処の右岸の取りつき箇所、
黄色ビニールテープを巻いた。
後方に踏み跡が確認できる。
先人達の古道は健在だった。
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先人達の古道は健在だった。
なだらかな道経。
この後踏み跡の途中から尾根筋を辿るが登り口が分かりずらい。
地形図・コンパス必須。
2012年01月01日 00:00撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
1/1 0:00
なだらかな道経。
この後踏み跡の途中から尾根筋を辿るが登り口が分かりずらい。
地形図・コンパス必須。
真の沢右岸尾根。
のどかな森、
野鳥のさえずり、
人が皆無の最高のルートです。
踏み跡はほとんど皆無でコンパスで歩いた。
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真の沢右岸尾根。
のどかな森、
野鳥のさえずり、
人が皆無の最高のルートです。
踏み跡はほとんど皆無でコンパスで歩いた。
踏み跡が明瞭な箇所。
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踏み跡が明瞭な箇所。
踏み跡は分散するが地形図・コンパスで歩けば良い。
踏み跡は分散するが地形図・コンパスで歩けば良い。
分かり易い踏み跡。
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分かり易い踏み跡。
フォトの左側に踏み跡が有る。
フォトの左側に踏み跡が有る。
真の沢右岸尾根より踏み跡らしきは20m高度を下げる。
この先の稜線西側は断崖絶壁の垂直な岩稜地帯、
踏み跡はそちらに向かっているので緊張する。
(H11年に真の沢から確認済みの20m垂直岩稜)
真の沢右岸尾根より踏み跡らしきは20m高度を下げる。
この先の稜線西側は断崖絶壁の垂直な岩稜地帯、
踏み跡はそちらに向かっているので緊張する。
(H11年に真の沢から確認済みの20m垂直岩稜)
踏み跡は東側尾根筋に折り返して40m登り安堵した。
しかし2040m処手前で予想外の激藪&灌木帯が出現し、
フォト中央に進路をとる。
踏み跡らしきは斜上して生えた灌木を回避して高度を20m下げて2020処を進むと真の沢1780mから派生する右岸枝沢の左岸の砂礫窪にでた。
この地点まで自分の辿った踏み跡はらしきは分散しており灌木帯を上下に右往左往、
もはや遭難状態で距離は一向に進めなかった。

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踏み跡は東側尾根筋に折り返して40m登り安堵した。
しかし2040m処手前で予想外の激藪&灌木帯が出現し、
フォト中央に進路をとる。
踏み跡らしきは斜上して生えた灌木を回避して高度を20m下げて2020処を進むと真の沢1780mから派生する右岸枝沢の左岸の砂礫窪にでた。
この地点まで自分の辿った踏み跡はらしきは分散しており灌木帯を上下に右往左往、
もはや遭難状態で距離は一向に進めなかった。

激藪&灌木帯終了地点の稜線出口。(振り返って撮影)
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激藪&灌木帯終了地点の稜線出口。(振り返って撮影)
真の沢に下降。
悪い滝は無い。
倒木帯は以前より歩き易くなっている。
倒木帯は以前より歩き易くなっている。
荒川源流碑。
甲武信小屋到着!
撮影機器:

感想

書籍・ネット等に記述は皆無のルートを単独で開拓してきました。
真の沢右岸尾根への取りつきは以前に確認済みなので、
今回は実証見分で歩いてきました。

荒川源流域に興味を抱き、歩き始めて五年の月日が経ちました。
沢・尾根に拘らずに歩いた感想は、
記述無き踏み跡が多数見分されぞれらの道筋は今後は淘汰され、
存在自体が無くなると思慮しました。

それらの旧踏み跡を後世に伝える目的意識もあって今回のルート図は掲載しています。

今後も更に荒川源流域の深山の開拓を計画しています。

PS、今回の激藪は首筋・両手の損傷が激しく出血多量でとても参った次第です。
いずれ別ルートを探索し甲武信小屋に辿り着き、
ヤマレコで報告できればと思っております(^^



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コメント

おつおかれさまです。
相変わらず魅力的な歩き方をされていますね。真の沢も歩きたいのですが。。。まだまだです(^^;
2016/7/25 17:37
Re: おつおかれさまです。
ありがとうございます。
2050m処は危惧していた地点でした。
しかし、想像以上の激やぶ難所。
その先は心が折れて真の沢に降りてまったりと歩きました(笑
2016/7/26 22:44
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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