待ちに待った夏休み。仕事の都合でカミさんと休みが合わなくなったので、今年は単独で、憧れの槍ヶ岳北鎌尾根にチャレンジしようと思っている。ここは中房温泉第一駐車場。
準備は万端だったのだが、寝坊があって、予定より30分強遅れている。
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7/31 9:33
待ちに待った夏休み。仕事の都合でカミさんと休みが合わなくなったので、今年は単独で、憧れの槍ヶ岳北鎌尾根にチャレンジしようと思っている。ここは中房温泉第一駐車場。
準備は万端だったのだが、寝坊があって、予定より30分強遅れている。
10分ほど登って登山口。
0950、登山開始。
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7/31 9:45
10分ほど登って登山口。
0950、登山開始。
1023、第一ベンチ。
日曜とあって、下りの登山者の多いこと。
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7/31 10:23
1023、第一ベンチ。
日曜とあって、下りの登山者の多いこと。
富士見ベンチを過ぎると、このコース独特の雰囲気が出てくる。
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7/31 12:22
富士見ベンチを過ぎると、このコース独特の雰囲気が出てくる。
なんとなくバテ気味で、ペース良くないのを感じ始めている。
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7/31 12:28
なんとなくバテ気味で、ペース良くないのを感じ始めている。
1240、合戦小屋。
スイカみてたら食いたくなったので、たっぷり塩をかけて頂く。うまい。1/8玉で800円。一玉6,400円かー、と思うが、うちの近くのスーパーでこのサイズは3〜400円なので、まあ妥当か。
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7/31 12:46
1240、合戦小屋。
スイカみてたら食いたくなったので、たっぷり塩をかけて頂く。うまい。1/8玉で800円。一玉6,400円かー、と思うが、うちの近くのスーパーでこのサイズは3〜400円なので、まあ妥当か。
特徴的なお花。この先でもずいぶん見る。
これ以外は、先週苗場で見た物と、ほぼほぼ一緒だった。
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7/31 13:09
特徴的なお花。この先でもずいぶん見る。
これ以外は、先週苗場で見た物と、ほぼほぼ一緒だった。
右に左にお花を見ながら、ひいひい登っていくと、
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7/31 13:40
右に左にお花を見ながら、ひいひい登っていくと、
やがてテン場が見え、
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7/31 13:56
やがてテン場が見え、
1400、燕山荘着。
ほぼコースタイム通りだが、もう少し早く着くと思っていた。
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7/31 13:59
1400、燕山荘着。
ほぼコースタイム通りだが、もう少し早く着くと思っていた。
メシの時間が終わってしまったのか、注文出来る中で腹の足しになりそうなのはこんなのしかない。(おでん・モツ煮もあったが、それはビールとセットでないと楽しめない) うまかったけど。
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7/31 14:03
メシの時間が終わってしまったのか、注文出来る中で腹の足しになりそうなのはこんなのしかない。(おでん・モツ煮もあったが、それはビールとセットでないと楽しめない) うまかったけど。
まだ先があるので、さっさと燕山荘を後にする。
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7/31 14:11
まだ先があるので、さっさと燕山荘を後にする。
コマクサ。
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7/31 14:11
コマクサ。
花崗岩+砂礫+コマクサ。
いかにも、燕に来たという感じがする。(前回来たのは10月なので、この光景は見てないはずだけど・・)
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7/31 14:11
花崗岩+砂礫+コマクサ。
いかにも、燕に来たという感じがする。(前回来たのは10月なので、この光景は見てないはずだけど・・)
テクテク歩いて行く。燕山荘から先は、ほとんど人気がない。
たまに、ソロか2〜3人のパーティーとすれ違う程度。
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7/31 14:25
テクテク歩いて行く。燕山荘から先は、ほとんど人気がない。
たまに、ソロか2〜3人のパーティーとすれ違う程度。
ときおり、ガスが緩んで、気持ちの良い光景が広がる。
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7/31 14:34
ときおり、ガスが緩んで、気持ちの良い光景が広がる。
蛙(けえろ)岩近辺。
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7/31 14:46
蛙(けえろ)岩近辺。
稜線東側のお花畑を通過して、
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7/31 15:05
稜線東側のお花畑を通過して、
1509、大下りの頭。
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7/31 15:09
1509、大下りの頭。
下っていく。
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7/31 15:10
下っていく。
ときおり、夏らしい空が顔を見せる。
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7/31 15:18
ときおり、夏らしい空が顔を見せる。
これ何だっけ?登ったのか、単にキレイと思って撮ったのか。
稜線東側の道。
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7/31 15:45
これ何だっけ?登ったのか、単にキレイと思って撮ったのか。
稜線東側の道。
やがて稜線上に出る。
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7/31 15:53
やがて稜線上に出る。
東側には、中央に鷲羽とワリモ岳、左に双六と三俣蓮華が認められる。右の雲の裏には、水晶が隠れているはず。
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7/31 15:57
東側には、中央に鷲羽とワリモ岳、左に双六と三俣蓮華が認められる。右の雲の裏には、水晶が隠れているはず。
そして大天井岳お目見え。まだ遠いなあ・・・
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7/31 15:58
そして大天井岳お目見え。まだ遠いなあ・・・
一瞬、ウソのように晴れたが、
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7/31 16:01
一瞬、ウソのように晴れたが、
そのうちまたガスる。
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7/31 16:25
そのうちまたガスる。
切通岩を経て、
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7/31 16:31
切通岩を経て、
1638、槍方面への分岐着。
これもほぼほぼコースタイム通りだが、前回より30分ほど遅い。
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7/31 16:38
1638、槍方面への分岐着。
これもほぼほぼコースタイム通りだが、前回より30分ほど遅い。
燕方面を振り返る。そこそこ歩いた。
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7/31 16:43
燕方面を振り返る。そこそこ歩いた。
トラバースしながらなんとなく振り返ってみると、
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7/31 16:46
トラバースしながらなんとなく振り返ってみると、
なんと虹が。
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7/31 16:47
なんと虹が。
そしてそのままずんずん進むと、ガスの晴れ間に、本日初の槍お目見え。
このあと一瞬にして姿を隠す。
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7/31 16:54
そしてそのままずんずん進むと、ガスの晴れ間に、本日初の槍お目見え。
このあと一瞬にして姿を隠す。
トラバースを続け、
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7/31 16:54
トラバースを続け、
左後方には大天井岳。
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7/31 16:56
左後方には大天井岳。
トラバースを続ける。
牛首山の奥に、再び槍が顔を見せている。
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7/31 17:07
トラバースを続ける。
牛首山の奥に、再び槍が顔を見せている。
右手には奇岩。
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7/31 17:14
右手には奇岩。
やがて、大天井岳西分岐に出る。
この前から既に小屋の発電の音が聞こえていた。
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7/31 17:22
やがて、大天井岳西分岐に出る。
この前から既に小屋の発電の音が聞こえていた。
下りていくと小屋。
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7/31 17:24
下りていくと小屋。
小屋着は1730。当初計画1600に対して明らかに遅すぎ。
受付の際、小屋の主にたっぷり怒られました。
(天気が豹変するので早着が基本、特に稜線においては命の危険に直結するため)
計画甘かったなー、と素直に反省しました。
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7/31 17:35
小屋着は1730。当初計画1600に対して明らかに遅すぎ。
受付の際、小屋の主にたっぷり怒られました。
(天気が豹変するので早着が基本、特に稜線においては命の危険に直結するため)
計画甘かったなー、と素直に反省しました。
小屋はとてもキレイ。
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7/31 17:35
小屋はとてもキレイ。
食事を頂く。遅れてきたので、計画外の1人分(+明日の弁当)を、新たに用意させてしまったことになる。ご迷惑おかけしました。うまかったです。
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7/31 17:51
食事を頂く。遅れてきたので、計画外の1人分(+明日の弁当)を、新たに用意させてしまったことになる。ご迷惑おかけしました。うまかったです。
これは、牛首展望台への上り。
宿の主に、一緒にどうかと誘われたが、もうサンダルだし、根性も無かった。主はカメラ片手に長靴でひょいひょいと登っていった。奇跡的に槍のショットが撮れた模様。
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7/31 18:34
これは、牛首展望台への上り。
宿の主に、一緒にどうかと誘われたが、もうサンダルだし、根性も無かった。主はカメラ片手に長靴でひょいひょいと登っていった。奇跡的に槍のショットが撮れた模様。
右手奧は前穂。
ライチョウ保護をテーマに、近年天敵となったサルを追う取材班の人と語りながら、ビール飲んで寝ました。
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7/31 19:01
右手奧は前穂。
ライチョウ保護をテーマに、近年天敵となったサルを追う取材班の人と語りながら、ビール飲んで寝ました。
【2日目】
0330に起きて、準備している。
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8/1 4:00
【2日目】
0330に起きて、準備している。
小屋前のテラスから。
前穂と、その右にぽつりと明かりが見え、奧穂の小屋かと思ったら、昨日の取材の人が、アレは北穂だよと教えてくれた。
そのあとすぐ出発したのかな。
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8/1 4:13
小屋前のテラスから。
前穂と、その右にぽつりと明かりが見え、奧穂の小屋かと思ったら、昨日の取材の人が、アレは北穂だよと教えてくれた。
そのあとすぐ出発したのかな。
歩く道すがら、槍が見えた。
カッコイイ!
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8/1 4:31
歩く道すがら、槍が見えた。
カッコイイ!
0438、表銀座縦走路を右に外れ、貧乏沢へ下るルートをとる。
昨日下見出来ていないので若干不安だったが、赤テープの目印もあり、取り付きは暗くてもわかりやすかった。
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8/1 4:38
0438、表銀座縦走路を右に外れ、貧乏沢へ下るルートをとる。
昨日下見出来ていないので若干不安だったが、赤テープの目印もあり、取り付きは暗くてもわかりやすかった。
稜線に乗っかると、キレイに裏銀座縦走ルートが見えた。
(左から三俣蓮華、鷲羽とワリモ、水晶、右のどれかが野口五郎)
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8/1 4:39
稜線に乗っかると、キレイに裏銀座縦走ルートが見えた。
(左から三俣蓮華、鷲羽とワリモ、水晶、右のどれかが野口五郎)
足下はまだ暗い。ハイマツ帯をすこし漕いで、
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8/1 4:40
足下はまだ暗い。ハイマツ帯をすこし漕いで、
ガレた沢の最上部に出る。
全ての岩が浮き石。
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8/1 4:42
ガレた沢の最上部に出る。
全ての岩が浮き石。
左岸には樹林帯ルートがあった。
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8/1 5:00
左岸には樹林帯ルートがあった。
涸れ沢と思っていたが、今回は水が出ている。
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8/1 5:05
涸れ沢と思っていたが、今回は水が出ている。
この、まん中の岩でもぐらぐらする。
本当に、全ての岩が動く。信じられる岩は無い。
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8/1 5:23
この、まん中の岩でもぐらぐらする。
本当に、全ての岩が動く。信じられる岩は無い。
これ、背丈の倍ほどある岩だが、コイツもなんか疑わしく思えてしまう。ので、かなり左を慎重に降りる。
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8/1 5:47
これ、背丈の倍ほどある岩だが、コイツもなんか疑わしく思えてしまう。ので、かなり左を慎重に降りる。
右岸から滝が流れ込んで来た。
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8/1 5:54
右岸から滝が流れ込んで来た。
これはまた左岸の草付き道を歩いている。
基本、左岸の草付きを歩く、ときおりガレた沢を歩く、下りにくいと思うと、左岸にやはり道がある、の、繰り返し。
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8/1 6:10
これはまた左岸の草付き道を歩いている。
基本、左岸の草付きを歩く、ときおりガレた沢を歩く、下りにくいと思うと、左岸にやはり道がある、の、繰り返し。
もう思い出せないが、この前後だろうか?
草付きの道を下っている途中で、岩に乗せた右足が左にすべり、宙に浮いた体がそのままその岩に落ちて、右のあばらをしたたか打った。
数分悶絶していた。
あばらをやったことは無いが、ちょっとヤバイというのは分かった。ただ、だましだまし動ける気はしたのと、仮に折れていたとして、肺に刺さったりしなければ、別段特別な治療法も無い、というのは聞いていた気がしたので、少し様子見ながら頑張ってみることにしている。
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8/1 6:21
もう思い出せないが、この前後だろうか?
草付きの道を下っている途中で、岩に乗せた右足が左にすべり、宙に浮いた体がそのままその岩に落ちて、右のあばらをしたたか打った。
数分悶絶していた。
あばらをやったことは無いが、ちょっとヤバイというのは分かった。ただ、だましだまし動ける気はしたのと、仮に折れていたとして、肺に刺さったりしなければ、別段特別な治療法も無い、というのは聞いていた気がしたので、少し様子見ながら頑張ってみることにしている。
唯一ロープの懸かっていた箇所。
ローブあったら余裕じゃん、とか思って後ろ向きに下りていったら、今度は足を滑らせて胸を打った。
深刻なダメージでは無いが、一人なのになんか恥ずかしい。
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8/1 6:40
唯一ロープの懸かっていた箇所。
ローブあったら余裕じゃん、とか思って後ろ向きに下りていったら、今度は足を滑らせて胸を打った。
深刻なダメージでは無いが、一人なのになんか恥ずかしい。
だんだん、道だか沢だか分からないのを下りるようになって、
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8/1 6:52
だんだん、道だか沢だか分からないのを下りるようになって、
北鎌尾根も近くなってきて、
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8/1 6:59
北鎌尾根も近くなってきて、
0705、着いた。天井沢出合。
ここには昭文社のコースタイムは無い。山渓のDVDのオマケで付いてきた地図だと、ほぼコースタイム通り。
伏流と言うことだったが、今日はたくさん水が出ている。
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8/1 7:05
0705、着いた。天井沢出合。
ここには昭文社のコースタイムは無い。山渓のDVDのオマケで付いてきた地図だと、ほぼコースタイム通り。
伏流と言うことだったが、今日はたくさん水が出ている。
右岸を上っていくと、道が無くなった。徒渉の必要がある。
0
8/1 7:11
右岸を上っていくと、道が無くなった。徒渉の必要がある。
ちょっと戻って、ここを渡った。どうにかして渡らないことには先に行けないので、濡れ上等、気合の徒渉である。写真だと行けそうだが、やってみるとなかなか。
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8/1 7:12
ちょっと戻って、ここを渡った。どうにかして渡らないことには先に行けないので、濡れ上等、気合の徒渉である。写真だと行けそうだが、やってみるとなかなか。
いろいろ洗礼を受け、左岸をテクテク歩く。
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8/1 7:14
いろいろ洗礼を受け、左岸をテクテク歩く。
水は流れているが、伏流っぽい感じが出て来た。
正面は東鎌尾根で、中央のへこみが水俣乗越だろうか。
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8/1 7:20
水は流れているが、伏流っぽい感じが出て来た。
正面は東鎌尾根で、中央のへこみが水俣乗越だろうか。
砂場に人の足跡があると嬉しい。
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8/1 7:30
砂場に人の足跡があると嬉しい。
すぐにケルンが見えて、
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8/1 7:30
すぐにケルンが見えて、
ここが北鎌沢出合だと分かる。
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8/1 7:33
ここが北鎌沢出合だと分かる。
とりあえず、左俣の分岐までと思って登っていく。
ここはわりと楽。
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8/1 7:47
とりあえず、左俣の分岐までと思って登っていく。
ここはわりと楽。
すぐに分岐。
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8/1 7:50
すぐに分岐。
ここが最後の水場と思って、水を汲んでメシにする。
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8/1 7:55
ここが最後の水場と思って、水を汲んでメシにする。
顔や体も存分に洗って、登り再開。
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8/1 8:08
顔や体も存分に洗って、登り再開。
単調な登り。右手にはニッコウキスゲがちらほら。
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8/1 8:36
単調な登り。右手にはニッコウキスゲがちらほら。
大きな構図には変わりは無いが、登りにくいヤツも出てくる。
汗ダラダラなんじゃなかったか。
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8/1 9:04
大きな構図には変わりは無いが、登りにくいヤツも出てくる。
汗ダラダラなんじゃなかったか。
振り返ると東鎌尾根。予定だと、あの稜線を左に帰るのだ。
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8/1 9:07
振り返ると東鎌尾根。予定だと、あの稜線を左に帰るのだ。
これ。ここがどうしても登れなかった。
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8/1 9:30
これ。ここがどうしても登れなかった。
私と同じく考えたか、左岸に踏み跡があり、強烈な藪を登ってみたが、やがてにっちもさっちも行かなくなって戻ってきた。
さっきの右の岩にザックを乗せて、空身で挑んだらあえなく登れた。
でも、カミさんはきっと登れないだろうなと思う。
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8/1 9:43
私と同じく考えたか、左岸に踏み跡があり、強烈な藪を登ってみたが、やがてにっちもさっちも行かなくなって戻ってきた。
さっきの右の岩にザックを乗せて、空身で挑んだらあえなく登れた。
でも、カミさんはきっと登れないだろうなと思う。
あとちょっとかな、と思い始めている。
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8/1 10:36
あとちょっとかな、と思い始めている。
コル付近は、草付きの道に入るはずなので、注意している。
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8/1 10:58
コル付近は、草付きの道に入るはずなので、注意している。
が、適当に登っていて、なんだか酷くキツくなってきたと思ったら、道を外して崖を登っていた。
左の藪を漕いでもとの道に戻る。(同じ過ちをしたらしい、藪漕ぎの跡があった)
0
8/1 11:11
が、適当に登っていて、なんだか酷くキツくなってきたと思ったら、道を外して崖を登っていた。
左の藪を漕いでもとの道に戻る。(同じ過ちをしたらしい、藪漕ぎの跡があった)
その後、わりとあっけなく北鎌のコル着。
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8/1 11:13
その後、わりとあっけなく北鎌のコル着。
東鎌尾根。どこを見ているかは不明。
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8/1 11:13
東鎌尾根。どこを見ているかは不明。
反対側、千丈沢方面。視界は無い。
昼飯を食いながら小休止。
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8/1 11:13
反対側、千丈沢方面。視界は無い。
昼飯を食いながら小休止。
道なりに稜線に向かっていく。
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8/1 11:32
道なりに稜線に向かっていく。
大天井岳。
中央やや左のコル部分から沢を下り、ここまで約700m登り返して来た。標高的には、やっとスタート地点と同じ高さとなっている。
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8/1 11:34
大天井岳。
中央やや左のコル部分から沢を下り、ここまで約700m登り返して来た。標高的には、やっとスタート地点と同じ高さとなっている。
P7、P6、P5と下っていく北鎌尾根。
この尾根に横から乗っかったわけだ。
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8/1 11:42
P7、P6、P5と下っていく北鎌尾根。
この尾根に横から乗っかったわけだ。
P8と、P9(天狗の腰掛)を見ていると思われる。
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8/1 11:56
P8と、P9(天狗の腰掛)を見ていると思われる。
ここにもビバークポイント。
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8/1 12:03
ここにもビバークポイント。
フィックスローブが掛かっていた。
大変だった記憶は無い。
0
8/1 12:29
フィックスローブが掛かっていた。
大変だった記憶は無い。
そこそこ登ってきた。P8付近にいるか。
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8/1 12:39
そこそこ登ってきた。P8付近にいるか。
ライチョウがいた。まん中にクビを延ばしているのが分かるだろうか。
メス単独だからか、ライチョウのくせに警戒しているように見える。
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8/1 12:40
ライチョウがいた。まん中にクビを延ばしているのが分かるだろうか。
メス単独だからか、ライチョウのくせに警戒しているように見える。
あれが天狗の腰掛か。
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8/1 12:41
あれが天狗の腰掛か。
まん中にさっきのライチョウがいる。
私が小休止している間、あの姿勢でじっとしていて、近づくと下に羽ばたいて行った。
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8/1 12:45
まん中にさっきのライチョウがいる。
私が小休止している間、あの姿勢でじっとしていて、近づくと下に羽ばたいて行った。
西鎌尾根と硫黄尾根。
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8/1 12:56
西鎌尾根と硫黄尾根。
結局、天狗の腰掛がどれかは分からなかった。
今立っているところか、もしくはそこからちょっと離れたこれか。
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8/1 13:05
結局、天狗の腰掛がどれかは分からなかった。
今立っているところか、もしくはそこからちょっと離れたこれか。
独標。
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8/1 13:19
独標。
ここにもビバークポイント。天狗の腰掛手前にもあった。
1
8/1 13:22
ここにもビバークポイント。天狗の腰掛手前にもあった。
どこをどうトラバースするのか(したのか)よくわからない。
ただ、独標のトラバースが核心らしいので、このあたりでカメラをザックにしまう。カラビナなど、引っかけそうなやつも全部しまう。
なので、通過の様子は動画参照。
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8/1 13:33
どこをどうトラバースするのか(したのか)よくわからない。
ただ、独標のトラバースが核心らしいので、このあたりでカメラをザックにしまう。カラビナなど、引っかけそうなやつも全部しまう。
なので、通過の様子は動画参照。
核心を抜けたかと思ったら、いよいよこれからだった。
しょうが無いのでまたカメラしまう。
0
8/1 14:03
核心を抜けたかと思ったら、いよいよこれからだった。
しょうが無いのでまたカメラしまう。
何とか稜線に出た。酷いガスだが、左奧に大槍が姿を見せている。
途中雨が降って15分ほど雨宿りしたかな。
ヤマケイのルートガイドだと、時間があればこの後ちょっと戻って独標に登ると良い、とあるが、時間も気持ちも体力も無く、展望も無いので、先に進む。
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8/1 15:21
何とか稜線に出た。酷いガスだが、左奧に大槍が姿を見せている。
途中雨が降って15分ほど雨宿りしたかな。
ヤマケイのルートガイドだと、時間があればこの後ちょっと戻って独標に登ると良い、とあるが、時間も気持ちも体力も無く、展望も無いので、先に進む。
この先は巻き道が選択出来て、ガイドでは千丈沢側を選べとあるが、反対側にも踏み跡がある。
1
8/1 15:22
この先は巻き道が選択出来て、ガイドでは千丈沢側を選べとあるが、反対側にも踏み跡がある。
で、千丈沢側の巻き道は結局見つけられなかった。
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8/1 15:26
で、千丈沢側の巻き道は結局見つけられなかった。
ので、尾根通しで行くことにする。
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8/1 15:26
ので、尾根通しで行くことにする。
これはP11で撮ったか。先はまだ長い。
1
8/1 15:31
これはP11で撮ったか。先はまだ長い。
ビバークポイント。そろそろ真剣に考え始める時間。
場所は忘れたが、この時間の前後で、槍方面から来る登山者とすれ違った。出来れば最後まで下ると言っていたが、どこに下るつもりだったのだろう?進めなくなったらビバークすると言っていた。
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8/1 15:36
ビバークポイント。そろそろ真剣に考え始める時間。
場所は忘れたが、この時間の前後で、槍方面から来る登山者とすれ違った。出来れば最後まで下ると言っていたが、どこに下るつもりだったのだろう?進めなくなったらビバークすると言っていた。
ここにもあった。
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8/1 15:52
ここにもあった。
このあたりで雨が降ってきたのだったか。
0
8/1 16:08
このあたりで雨が降ってきたのだったか。
ちょっと引き返し、風のよけられそうなところで雨宿り。
が、止む気配も無く、体も冷えてきたので、ツェルトを出してカッパを着込む。雨は酷くなってきていて、雷があちこちでゴロゴロ。ビバークを覚悟する。
水に不安があったので、画面中央の、岩から水滴がしたたる箇所にマグカップを置いておく。
3
8/1 16:22
ちょっと引き返し、風のよけられそうなところで雨宿り。
が、止む気配も無く、体も冷えてきたので、ツェルトを出してカッパを着込む。雨は酷くなってきていて、雷があちこちでゴロゴロ。ビバークを覚悟する。
水に不安があったので、画面中央の、岩から水滴がしたたる箇所にマグカップを置いておく。
結局、雨は夜まで止まず、ここでビバークした。
18時頃、足音が聞こえたので顔を出すと、ソロの男性がこっちに向かってくる。悩ましいが、槍ヶ岳山荘目指すとのこと。頑張っても20時ですね、というのと、さっきのソロはどこ行くつもりなんだろ?という話をした。(この人は20時に無事ついたと翌日聞いた)
ツェルトの中に折りたたみ傘で空間を作り、基本は体育座り、右に横になってうとうとするが、寒さと体の痛さで1時間後には目が覚め、ストーブで暖を取って、今度は左に横になって1時間後には・・・というのを一晩繰り返していた。
2
8/1 19:40
結局、雨は夜まで止まず、ここでビバークした。
18時頃、足音が聞こえたので顔を出すと、ソロの男性がこっちに向かってくる。悩ましいが、槍ヶ岳山荘目指すとのこと。頑張っても20時ですね、というのと、さっきのソロはどこ行くつもりなんだろ?という話をした。(この人は20時に無事ついたと翌日聞いた)
ツェルトの中に折りたたみ傘で空間を作り、基本は体育座り、右に横になってうとうとするが、寒さと体の痛さで1時間後には目が覚め、ストーブで暖を取って、今度は左に横になって1時間後には・・・というのを一晩繰り返していた。
【3日目】
4:30くらいに活動開始したか。雨は0時くらいに上がった。いまは湿度も無く、寒さもそれほどでは無い。起き上がると、不自由な姿勢で寝ていたせいで、体がバキバキ。軽くストレッチする。
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8/2 4:50
【3日目】
4:30くらいに活動開始したか。雨は0時くらいに上がった。いまは湿度も無く、寒さもそれほどでは無い。起き上がると、不自由な姿勢で寝ていたせいで、体がバキバキ。軽くストレッチする。
0450、支度を終えて出発。
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8/2 4:50
0450、支度を終えて出発。
ちょっと登ると、朝日に輝く槍が。
こんな見事なのは、これが最初で最後だった。
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8/2 5:04
ちょっと登ると、朝日に輝く槍が。
こんな見事なのは、これが最初で最後だった。
これは、P13の巻き道だろうか。
(P12は昨日越えたと思っている)
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8/2 5:35
これは、P13の巻き道だろうか。
(P12は昨日越えたと思っている)
巻いている途中、大槍(と曾孫槍)がチラリ。
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8/2 5:39
巻いている途中、大槍(と曾孫槍)がチラリ。
これは北を見ているか。剱を見たつもりでいたが、自信無し。
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8/2 5:44
これは北を見ているか。剱を見たつもりでいたが、自信無し。
巻き道を歩いているが、全く足が出ていない。
というか、呼吸がままならない。数十歩歩くと息があがってしばらく動けなくなる。
昨日のあばらが原因の一つだろうけど、喉の奥からヒューヒューかすれた音がするので、何か気管支でも悪くしたのかなと思っている。3時間も歩けば小屋に着くと思っていたが、いまどのあたりに居るのかも怪しくなって来た。
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8/2 6:14
巻き道を歩いているが、全く足が出ていない。
というか、呼吸がままならない。数十歩歩くと息があがってしばらく動けなくなる。
昨日のあばらが原因の一つだろうけど、喉の奥からヒューヒューかすれた音がするので、何か気管支でも悪くしたのかなと思っている。3時間も歩けば小屋に着くと思っていたが、いまどのあたりに居るのかも怪しくなって来た。
が、西鎌尾根と、その先に笠が見えてきたので、そう遠くは無いはず。
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8/2 6:21
が、西鎌尾根と、その先に笠が見えてきたので、そう遠くは無いはず。
歩き初めて2:20が経過している。とっくに北鎌平について良い頃であるが、まだ巻き道を歩いている。
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8/2 7:11
歩き初めて2:20が経過している。とっくに北鎌平について良い頃であるが、まだ巻き道を歩いている。
どっかで稜線に上がらないと埒があかないので、ここだったか忘れたが、強引に登り始める。
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8/2 7:34
どっかで稜線に上がらないと埒があかないので、ここだったか忘れたが、強引に登り始める。
30分ほどかけてやっと稜線に出た。
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8/2 8:10
30分ほどかけてやっと稜線に出た。
しかし、なんだかまた巻くようである。小槍はすぐ近くに見えるのに。P14と15の間に居て、これからP15を巻くのかも知れない。
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8/2 8:16
しかし、なんだかまた巻くようである。小槍はすぐ近くに見えるのに。P14と15の間に居て、これからP15を巻くのかも知れない。
歩いても、なかなか北鎌平っぽい箇所に出ない。(といっても、普段の1/3も足は出ていない)
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8/2 8:40
歩いても、なかなか北鎌平っぽい箇所に出ない。(といっても、普段の1/3も足は出ていない)
これは、巻き道を行き過ぎて戻っているところだろうか。
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8/2 9:25
これは、巻き道を行き過ぎて戻っているところだろうか。
また、稜線へ強引に登ろうとしている。
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8/2 10:13
また、稜線へ強引に登ろうとしている。
1026、やっと、槍の取り付き部分に出られた。
結局、北鎌平がどこかは分からなかった。
出発から、実に5時間半が経過している。(昨日の男性は、同じ場所から2hで小屋に着いている)
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8/2 10:26
1026、やっと、槍の取り付き部分に出られた。
結局、北鎌平がどこかは分からなかった。
出発から、実に5時間半が経過している。(昨日の男性は、同じ場所から2hで小屋に着いている)
チョキが見えて、ここが大槍であることを確認出来て改めてホッとしている。
そして今、時間にあせり始めている。昨晩、電話が圏外のため、カミさんに連絡取れていない。ただ、その前日に、ビバークの可能性はあるから、連絡無くても今日の昼までは待つようにと連絡していた。その「昼」が近づいている。
もしカミさんが小屋や警察に連絡すれば、事故者となってしまう。
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8/2 10:37
チョキが見えて、ここが大槍であることを確認出来て改めてホッとしている。
そして今、時間にあせり始めている。昨晩、電話が圏外のため、カミさんに連絡取れていない。ただ、その前日に、ビバークの可能性はあるから、連絡無くても今日の昼までは待つようにと連絡していた。その「昼」が近づいている。
もしカミさんが小屋や警察に連絡すれば、事故者となってしまう。
有名なチムニー。ここはなんてことは無かった。
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8/2 10:46
有名なチムニー。ここはなんてことは無かった。
その先。なんとなくみんな歩いてそうなところを探して歩く。
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8/2 11:00
その先。なんとなくみんな歩いてそうなところを探して歩く。
取り付いたらオーバーハングで、一旦降りて来た所か。
このあと、雨が降ってきた。雨具を出す。
12時に小屋着はほぼムリで、ダメ元で電話を出して見ると、電波を掴めた。なんとかLINEで無事の連絡を入れる事が出来た。
これで一安心。あとはどれだけ時間かけても良いから、安全に小屋に着けば良い。
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8/2 11:15
取り付いたらオーバーハングで、一旦降りて来た所か。
このあと、雨が降ってきた。雨具を出す。
12時に小屋着はほぼムリで、ダメ元で電話を出して見ると、電波を掴めた。なんとかLINEで無事の連絡を入れる事が出来た。
これで一安心。あとはどれだけ時間かけても良いから、安全に小屋に着けば良い。
しばらく休んでいると雨も上がり、再始動。
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8/2 11:40
しばらく休んでいると雨も上がり、再始動。
残置ハーケンがあって、無視して左にルートを取ると、
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8/2 11:52
残置ハーケンがあって、無視して左にルートを取ると、
1157、やっと頂上に出ました。ほこらの真裏。
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8/2 11:57
1157、やっと頂上に出ました。ほこらの真裏。
頂上には誰も居ない。
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8/2 11:57
頂上には誰も居ない。
無事に登らせてくれてありがとうございました。
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8/2 11:57
無事に登らせてくれてありがとうございました。
景色も無いのでとっとと下りる。ここからは一般道。
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8/2 12:00
景色も無いのでとっとと下りる。ここからは一般道。
気が抜けたのか、本当に体が動かなくなった。
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8/2 12:07
気が抜けたのか、本当に体が動かなくなった。
小屋着。20分の下りを、50分かけておりて来た。
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8/2 12:50
小屋着。20分の下りを、50分かけておりて来た。
宿泊手続きをして、そのまま1.5hほど寝入ってしまった。外に出ると雨。診療所があるので、ちょっと様子を見てもらう事にする。
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8/2 14:58
宿泊手続きをして、そのまま1.5hほど寝入ってしまった。外に出ると雨。診療所があるので、ちょっと様子を見てもらう事にする。
結果は、風邪か分からないが、熱とあばらの合わせ技の模様。
熱は38.7度あった。体が動かないのと、あちこち痛いのはこれで、更にあばらを痛めているので、呼吸の障害になっている模様。葛根湯とロキソニンを処方してもらった。
いつからこの状態だったかは分からないが、かかった時間を考えると、前日の午後あたりから熱が出て来て、今朝仕上がった感じだろうか。熱に浮かされていたせいで、熱があること自体に全く気づけなかったようだ。(気づいたところで逃げ道は無いけど、ロキソニンは持っていたので飲めた)
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8/2 15:24
結果は、風邪か分からないが、熱とあばらの合わせ技の模様。
熱は38.7度あった。体が動かないのと、あちこち痛いのはこれで、更にあばらを痛めているので、呼吸の障害になっている模様。葛根湯とロキソニンを処方してもらった。
いつからこの状態だったかは分からないが、かかった時間を考えると、前日の午後あたりから熱が出て来て、今朝仕上がった感じだろうか。熱に浮かされていたせいで、熱があること自体に全く気づけなかったようだ。(気づいたところで逃げ道は無いけど、ロキソニンは持っていたので飲めた)
おでんで暖を取り、カミさんに連絡して、また寝た。
次回から、非常ポーチには体温計と葛根湯入れとくことにしよう。
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8/2 15:32
おでんで暖を取り、カミさんに連絡して、また寝た。
次回から、非常ポーチには体温計と葛根湯入れとくことにしよう。
晩メシ。平らげて薬飲んで、すぐに寝た。
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8/2 17:11
晩メシ。平らげて薬飲んで、すぐに寝た。
【4日目】
朝4時。ヘッデンをつけて槍に向かう人たち。
起きると体バキバキで、これ、下りられるのかと不安になったが、少しずつストレッチしていくと、なんだか動ける気になってきた。
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8/3 4:05
【4日目】
朝4時。ヘッデンをつけて槍に向かう人たち。
起きると体バキバキで、これ、下りられるのかと不安になったが、少しずつストレッチしていくと、なんだか動ける気になってきた。
日の出前。頂上から見たら気持ちよさそう。
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8/3 4:59
日の出前。頂上から見たら気持ちよさそう。
朝食。
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8/3 5:02
朝食。
テラスから。左手前は常念、右奧に富士が見えている。
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8/3 5:14
テラスから。左手前は常念、右奧に富士が見えている。
準備を整えて外に出る。大喰・中岳方面。前穂が見えている。
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8/3 5:56
準備を整えて外に出る。大喰・中岳方面。前穂が見えている。
0558、下り始める。
中房にバイクを停めてあり、本当なら表銀座を歩いて中房に戻る予定だった。いまはとてもそんな体力・気力が無いので、槍沢を下って上高地に出て、バイクはその後回収することにしている。
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8/3 5:58
0558、下り始める。
中房にバイクを停めてあり、本当なら表銀座を歩いて中房に戻る予定だった。いまはとてもそんな体力・気力が無いので、槍沢を下って上高地に出て、バイクはその後回収することにしている。
ずんずん下る。
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8/3 6:27
ずんずん下る。
チングルマは終わっていた。
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8/3 6:30
チングルマは終わっていた。
お花畑と天狗原。
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8/3 6:44
お花畑と天狗原。
槍はそろそろ見納めか。
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8/3 6:46
槍はそろそろ見納めか。
坊主岩小屋。
夏にこの道通るのは初めて。この存在は知らなかった。せっかくなので中に入ってみると、だいぶ快適。少なくとも一昨日のビバークより10倍まし。
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8/3 6:58
坊主岩小屋。
夏にこの道通るのは初めて。この存在は知らなかった。せっかくなので中に入ってみると、だいぶ快適。少なくとも一昨日のビバークより10倍まし。
天狗原分岐。ここからは通ったことのある道。
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8/3 7:51
天狗原分岐。ここからは通ったことのある道。
大曲から水俣乗越方面。
だいたいコースタイム通り歩けている。
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8/3 8:38
大曲から水俣乗越方面。
だいたいコースタイム通り歩けている。
ババ平。
去年通った時に建築中だったトイレが完成し、超泊まり良さそうなテン場になっていた。
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8/3 8:58
ババ平。
去年通った時に建築中だったトイレが完成し、超泊まり良さそうなテン場になっていた。
槍沢ロッヂ。
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8/3 9:23
槍沢ロッヂ。
数日ぶりの文明の飲み物を頂く。(ビールは別)
たまたま同席したパーティーが、昨日お世話になった診療所のスタッフだった。「あばらの人」ですよね?と声をかけられ、ここまで歩けていることにほっとしている様だった。お世話になりました。
「紫のバラの人」みたいな言われ方だなとちょっと思う。
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8/3 9:30
数日ぶりの文明の飲み物を頂く。(ビールは別)
たまたま同席したパーティーが、昨日お世話になった診療所のスタッフだった。「あばらの人」ですよね?と声をかけられ、ここまで歩けていることにほっとしている様だった。お世話になりました。
「紫のバラの人」みたいな言われ方だなとちょっと思う。
二の俣の橋。曲がったままだった。
気になって地図を開くと、二の俣谷は大天井から、一の俣谷は常念小屋のあたりから流れてくることが分かった。今回の登山で、沢にも目が向くようになったか。
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8/3 10:05
二の俣の橋。曲がったままだった。
気になって地図を開くと、二の俣谷は大天井から、一の俣谷は常念小屋のあたりから流れてくることが分かった。今回の登山で、沢にも目が向くようになったか。
1100、横尾。うどん食う。
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8/3 10:58
1100、横尾。うどん食う。
詳しく読めないが、北鎌で2〜3件事故が起こっている模様。仲間入りする可能性もあった。
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8/3 11:36
詳しく読めないが、北鎌で2〜3件事故が起こっている模様。仲間入りする可能性もあった。
上高地。前回スルーしてしまった小梨平の風呂に入ってみる。
なかなか良かった。ビールも安いし。
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8/3 13:58
上高地。前回スルーしてしまった小梨平の風呂に入ってみる。
なかなか良かった。ビールも安いし。
バスに乗り込む。何とか下界に下りることが出来ました。
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8/3 15:14
バスに乗り込む。何とか下界に下りることが出来ました。
松本に宿が見つかったので泊まり、翌日朝に穂高まで電車で移動、乗り合いバスで中房温泉まで行き、バイクを回収して帰りました。
暑い中自宅に帰ると、自宅の鍵を持って無い事に気づきます。しょうが無いので荷物を降ろし、保険証無しで病院巡り。あばらは骨折無しでしたが、軟骨がやられている可能性あって圧迫バンドをもらい、内科の方は、まだ熱が38.1度あって、抗生物質と、咳止め・痰止めを処方されました。ダメージは日曜現在まだ残っています。
お疲れさまでした。
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8/4 7:47
松本に宿が見つかったので泊まり、翌日朝に穂高まで電車で移動、乗り合いバスで中房温泉まで行き、バイクを回収して帰りました。
暑い中自宅に帰ると、自宅の鍵を持って無い事に気づきます。しょうが無いので荷物を降ろし、保険証無しで病院巡り。あばらは骨折無しでしたが、軟骨がやられている可能性あって圧迫バンドをもらい、内科の方は、まだ熱が38.1度あって、抗生物質と、咳止め・痰止めを処方されました。ダメージは日曜現在まだ残っています。
お疲れさまでした。
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