白馬岳・不帰ノ嶮【猿倉-白馬岳-不帰ノ嶮-八方池山荘】
tomtan
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,848m
- 下り
- 2,228m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 8:15
| 天候 | 晴れ 12日夜から13日未明にかけても晴れでした。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
特になし |
写真
拍手ヘッドライトをつけて、いざ出発です。大雪渓、あー、楽しみ。
そらが明るくなってきました。今日はいい天気です。
白馬尻小屋に到着です。小屋の目の前がテント場になっていて、賑わっています。
やっと雪渓が見えてきました。涼しい風が吹いてきています。でも、雪渓に乗れません。
ガラガラっという大きな音とともに、雪渓が崩れました。
ここで雪渓に乗ります。軽アイゼンを装着して。
大雪渓の真ん中に立つと、そらに向かって登っていく感じがします。
大雪渓の左側の杓子岳の岩峰が真上に見えます。落石が恐い。
あっという間に大雪渓歩きは終了です。もっと雪が多く残っている時にまた来ようっと。
稜線がだいぶ近くなってきました。足元は花畑です。
だいぶ高度を上げてきました。振り返ると杓子岳が真正面に見えます。
ちょっとしたベンチがあって、花を楽しみながら休憩ができます。
振り返ると雲海の先に、八ヶ岳（左側）と富士山（右側）が見えています。
頂上宿舎まで登ってきました。水を補給して、白馬岳頂上に向かいます。
大雪渓とはさよならですが、雪の多い年、時期にまた来ます。
白馬岳への登山道稜線に出ました。剱岳と立山が見えています。
（標高3,000メートル付近から上には黒ずんだガスが漂っていて、空が二層になって見えています。）
稜線に出ました。剱岳と立山が見えています。
（標高3,000メートル付近から上には黒ずんだガスが漂っていて、空が二層になって見えています。）
方向盤越しに北側を望みます。雪倉岳、朝日岳が見えています。
富山平野と日本海も見えています。その先に、うっすらと能登半島も。
杓子岳へは、テント場になっているくぼみの周囲を反時計回りに回っていきます。
これから目指す、杓子岳と白馬鑓ヶ岳への登山道の全貌です。
杓子岳へは、こんなザレた道をひたすら登っていきます。
北東に見える、水蒸気を吐き出している山は何でしょう。
こうしてみると、意外と大きいです。白馬三山の中で、一番ずっしりしている。
到着しました。雲がだいぶ上がってきていますが、天気がもってよかった。
南側には、五竜岳（手前）と鹿島槍ヶ岳（奥）も見えています。
今日の幕営地、天狗山荘はちょうど雲に隠れていますが、天狗尾根がきれいに見えています。
雲が切れて、天狗山荘が見えました。テントはまだ少ないようです。
天狗の頭に到着です。周りはガスっていて、何も見えません。
ガスが切れて、天狗尾根が見えました。でも、不帰ノ嶮はまガスの中です。
ガスっていたので、太陽の輪郭はぼやけていますが、とてもきれいです。
日の出とともにガスが飛んで、不帰ノ嶮の全体が見えてきました。
振り返ると天狗の大下りが。下りに使ってよかったです。登る気にはなれない・・・。
なんとか、通過しました。北峰の直下を信州側に回り込みました。
二峰の南峰です。天狗尾根から白馬鑓ヶ岳が顔を出しました。
三峰は気づかず、あっという間に唐松岳の肩にまで来ちゃいました。
振り返ると、不帰ノ嶮の全体が見渡せます。でも、南側から見るとあまり迫力ないです。
ちなみに、白馬鑓ヶ岳の右肩から白馬岳の頂上が顔を出しています(笑)。
ここからだと唐松岳（左）に連なる不帰ノ嶮（二峰）がセットで見れます。
感想
昨年の鹿島槍ヶ岳・五竜岳の下りに使った八方尾根から見た、白馬三山と不帰ノ嶮がとても魅力的で、今年は、白馬岳から白馬三山を縦走して、不帰ノ嶮を越えて唐松岳に至り、八方尾根から下山というルートを計画しました。
猿倉を暗いうちに出発し、樹林帯の中を登っていくと、すぐに白馬尻小屋に到着し、白馬尻のケルンまでもちょっとで到着します。しかし、今年の冬の雪の少なさから、大雪渓の尻まではまだまだ登っていかなければなりませんでした。
登っている途中で、隣の雪渓が音を立てて崩れて、雪渓の恐さを感じました。
そして、大雪渓に取り付き、あっという間に先端まで上がってしまいました。でも、軽アイゼンをつけて、直登する面白さは、とても楽しく、沢を見上げた先の青空も素晴らしく、何度も足をとめて、雪渓歩きを満喫しました。
また、頂上宿舎の直下で雷鳥の親子に出会ったり、花畑を楽しんだりと、山登りだけではない面白味もあり、白馬岳の人気の理由がわかったように思います。
稜線に出てからは、あっという間に白馬岳の頂上までたどり着き、360度のパノラマを楽しんだ後、白馬山荘で軽食でも食べようかと向かったのですが、軽食の提供は11時からということで、残念ながらベンチで行動食を食べることに。
先々週の裏銀座では、8時過ぎから軽食を出してくれていたので、ちょっと残念。
白馬岳を後にして、杓子岳、白馬鑓ヶ岳と縦走して、天狗山荘に到着しました。
到着したときは、テント場はスカスカだったので、登山道から適度に離れた平らなところに幕営しましたが、そのあと、テン場は満杯にあり、登山道にもテントがあふれるような状態になりました。さすがお盆です。
深夜には、ペルセウス座流星群が見えるということだったので、夜中起きて、テントのベンチレーターから空を眺めていましたが、10分前後でしょうか、はっきりとした流れ星を、10個以上観ることができました。
翌日は、暗いうちにテントを撤収し、不帰ノ嶮に向けて出発しました。
天狗の大下りまではガスっていたのですが、不帰ノ嶮に取り付いたころからガスがなくなり、大展望の中を岩峰を越えていきました。
二峰の北峰の登りが、横移動があり、私的には一番恐く、無事に通過した際には、「あー、恐かった」と独り言を言う始末・・・。
その後は、淡々と唐松岳まで、岩峰をこなしていきました。
唐松岳の頂上からは、昨年縦走した、五竜岳も見えていて、昨年同様、素晴らしい景色に恵まれました。
唐松岳からは八方尾根を黙々と下り、八方池あたりからは、登山者ではない観光客の隙間を縫うようにリフト駅まで歩きました。
1泊2日でしたが、両日とも天気に恵まれた素晴らしい山行になりました。
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