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Yamareco

記録ID: 942489
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

荒川岳(荒川三山)・塩見岳・間ノ岳・北岳までの南アルプス縦走

2016年08月12日(金) 〜 2016年08月15日(月)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
31:47
距離
51.9km
登り
5,646m
下り
5,236m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:50
休憩
0:03
合計
4:53
8:22
21
8:43
8:44
80
10:04
10:04
99
11:43
11:43
12
11:55
11:56
47
12:43
12:44
31
13:15
2日目
山行
9:55
休憩
0:08
合計
10:03
4:34
36
5:10
5:10
35
5:45
5:47
26
6:13
6:13
55
7:08
7:09
5
7:14
7:15
14
7:29
7:31
101
9:12
9:13
60
10:13
10:14
133
12:27
12:27
42
13:09
13:09
44
13:53
13:53
44
3日目
山行
8:00
休憩
0:12
合計
8:12
5:29
16
5:45
5:46
56
6:42
6:43
102
8:25
8:30
35
9:05
9:06
2
9:08
9:11
23
9:34
9:34
75
10:56
10:56
64
12:00
12:01
15
12:16
12:16
50
13:06
13:06
35
4日目
山行
7:51
休憩
0:40
合計
8:31
5:00
36
5:36
5:36
54
6:30
6:31
43
7:14
7:24
44
8:08
8:08
29
8:37
8:47
20
9:25
9:26
24
9:50
9:50
15
10:05
10:06
9
10:15
10:28
21
10:49
10:49
11
11:00
11:01
52
11:53
11:54
86
13:20
13:20
7
13:27
13:28
3
13:31
ゴール地点
天候 1日目 午前 晴れ 午後 曇り 夜 霧
2日目 午前 晴れ 午後 曇り 夜 雨
3日目 午前 晴れ 午後 晴れ 夜 雨
4日目 午前 晴れ 午後 雨 
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き
畑薙臨時駐車場までは毎日旅行の夜行バスにて。
畑薙臨時駐車場からは例の東海フォレストのバスにて3000円(山小屋宿泊条件)
帰り
広河原から甲府駅まではバス(2010円)。
コース状況/
危険箇所等
危険個所は千枚岳から悪沢岳に向かうやせ尾根(1か所だけ下るのに足場が見えない岩場があり難儀しました) 及び塩見小屋を過ぎて塩見岳直下にある2か所(垂直に落ちた個所をトラバースする個所と、ざれた岩場の急登)。しかしながらどちらも短く、慎重に行けば厳しくはないと感じました。
その他周辺情報 広河原には山荘以外ではまともに食事出来るところはありません。(インフォメーションセンターにはパンやジュースぐらいしかなし)もちろん温泉施設などもなし。
(私はトイレの個室で着替えました)
畑薙臨時駐車場前のバス待ち。この日は臨時で6:30の始発がありました。
2016年08月12日 05:38撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 5:38
畑薙臨時駐車場前のバス待ち。この日は臨時で6:30の始発がありました。
椹島。今回はここが出発点です。
2016年08月12日 08:17撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 8:17
椹島。今回はここが出発点です。
少し林道を歩き、この看板を左に入ると登山道。
2016年08月12日 08:33撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 8:33
少し林道を歩き、この看板を左に入ると登山道。
千枚小屋まではこの看板が途中にいくつかあるのですが、これを読んだ時には「結構登ってきたハズなのに…」とガクっときました(笑)。
2016年08月12日 09:54撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 9:54
千枚小屋まではこの看板が途中にいくつかあるのですが、これを読んだ時には「結構登ってきたハズなのに…」とガクっときました(笑)。
千枚小屋 新しくて綺麗でした。
2016年08月12日 15:08撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 15:08
千枚小屋 新しくて綺麗でした。
千枚岳に登る途中で夜明けです。
2016年08月13日 04:32撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 4:32
千枚岳に登る途中で夜明けです。
日の出と富士山
2016年08月13日 05:07撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/13 5:07
日の出と富士山
千枚岳からみた南アルプス最南部山塊と雲海。
2016年08月13日 05:19撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/13 5:19
千枚岳からみた南アルプス最南部山塊と雲海。
良い景色でした。
2016年08月13日 05:20撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/13 5:20
良い景色でした。
荒川三山一座目
2016年08月13日 06:38撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:38
荒川三山一座目
荒川中岳避難小屋
2016年08月13日 07:33撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:33
荒川中岳避難小屋
二座目
2016年08月13日 07:38撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:38
二座目
三座目
ここは比較的人がいませんでした。
2016年08月13日 07:51撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:51
三座目
ここは比較的人がいませんでした。
荒川岳(悪沢岳)方面を振り返ります。
2016年08月13日 08:04撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 8:04
荒川岳(悪沢岳)方面を振り返ります。
荒川前岳から一気に600m降下。
2016年08月13日 08:35撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 8:35
荒川前岳から一気に600m降下。
高山裏避難小屋。
この時期は小屋番のおじさんがいて、しばしTJARの選手の話なぞお話をしました。
2016年08月13日 09:46撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 9:46
高山裏避難小屋。
この時期は小屋番のおじさんがいて、しばしTJARの選手の話なぞお話をしました。
この辺りはお花畑があちこちに。
2016年08月13日 10:29撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 10:29
この辺りはお花畑があちこちに。
小河内岳についた頃にはガスの中。
2016年08月13日 12:40撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:40
小河内岳についた頃にはガスの中。
烏帽子岳。また一旦霧が晴れて少し展望が利きました。
2016年08月13日 13:57撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 13:57
烏帽子岳。また一旦霧が晴れて少し展望が利きました。
ここまで長かった~。
2016年08月13日 15:59撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 15:59
ここまで長かった~。
三伏峠小屋とテント場。
この日はテント場満員。
4時ぐらいに着いた方は張る場所探すのに大変そうでした。
(でもなんだかんだで張れるんですけどね)
2016年08月13日 17:59撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 17:59
三伏峠小屋とテント場。
この日はテント場満員。
4時ぐらいに着いた方は張る場所探すのに大変そうでした。
(でもなんだかんだで張れるんですけどね)
塩見小屋。今日も快晴!
2016年08月14日 08:10撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 8:10
塩見小屋。今日も快晴!
これから登る塩見岳が大迫力。
2016年08月14日 08:51撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 8:51
これから登る塩見岳が大迫力。
登りの岩場。少しだけ慎重に。
2016年08月14日 09:02撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 9:02
登りの岩場。少しだけ慎重に。
東峰から西峰を見る。
その雲の向こうには南アルプス連峰。
この日は穂高や槍ヶ岳も見えました。
2016年08月14日 09:21撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/14 9:21
東峰から西峰を見る。
その雲の向こうには南アルプス連峰。
この日は穂高や槍ヶ岳も見えました。
塩見岳東峰です。
2016年08月14日 09:22撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 9:22
塩見岳東峰です。
塩見岳方面を振り返る。
2016年08月14日 10:43撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 10:43
塩見岳方面を振り返る。
路途中の旧キャンプ場跡付近。
とても良いところでした。
2016年08月14日 11:00撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 11:00
路途中の旧キャンプ場跡付近。
とても良いところでした。
熊ノ平小屋に着。
2016年08月14日 13:51撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 13:51
熊ノ平小屋に着。
そのキャンプ場。
サイトはいくつかに分かれていて水が豊富。
2016年08月14日 16:08撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 16:08
そのキャンプ場。
サイトはいくつかに分かれていて水が豊富。
翌日、登り始めると雲の向こうに富士山が幻想的な姿。
2016年08月15日 05:51撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:51
翌日、登り始めると雲の向こうに富士山が幻想的な姿。
農鳥岳と富士山
2016年08月15日 05:51撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:51
農鳥岳と富士山
これまで来た道を振り返る。
2016年08月15日 05:57撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:57
これまで来た道を振り返る。
間ノ岳山頂。
ここは多くの人がいて賑わっていました。
2016年08月15日 07:09撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 7:09
間ノ岳山頂。
ここは多くの人がいて賑わっていました。
そしてラスボス北岳が後ろに甲斐駒ケ岳を従えて佇んでいます。
2016年08月15日 08:16撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 8:16
そしてラスボス北岳が後ろに甲斐駒ケ岳を従えて佇んでいます。
北岳山荘。
トイレが近代的でびっくり。
2016年08月15日 08:47撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 8:47
北岳山荘。
トイレが近代的でびっくり。
そして北岳。
2016年08月15日 09:48撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 9:48
そして北岳。
肩の小屋まで降りてくると辺りはすっかりガスの中。
2016年08月15日 10:29撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 10:29
肩の小屋まで降りてくると辺りはすっかりガスの中。
下山時から降り始めた雨は土砂降りに。
写真は白根小池小屋。
2016年08月15日 11:54撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 11:54
下山時から降り始めた雨は土砂降りに。
写真は白根小池小屋。
広河原山荘に到着!
2016年08月15日 13:28撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 13:28
広河原山荘に到着!
ついにゴールです。
2016年08月15日 13:30撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 13:30
ついにゴールです。

感想

久々の4日間山行。南アルプスを縦走してみようと思ったのは2年前と同じくトランスジャパンアルプスレース(TJAR)の選手を応援しながら、との思いからでした。残念ながら私の山の入りが1日遅く(というより今年は選手が早すぎた!)、出会うことはありませんでしたが、山小屋や他の登山者などから選手や大会の様子はお聞きしました。やはり年々見るために入山される方は多くなっているようです。

今回の入りは畑薙ダムから。東海フォレストの山小屋宿泊縛りの送迎バスに乗って椹島まで1時間。
そこから千枚小屋まではなかなかの急登でした。この日は当小屋まで。

2日目からが本番で三伏峠までの長丁場。朝から天気も良く4時半に出発。荒川三山を超え、高山裏避難小屋への下降を始めた辺りまでは晴天素晴らしく、最高の展望でした。

前岳からの大下り以外は三伏峠まではその多くが樹林帯を歩きますが、歩きやすく水平道のようで、順調に距離が稼げます。しかしその距離からへとへとになりながら漸く三伏峠へ。途中に数多くあるお花畑が励ましてくれました。
当小屋のテントサイトは整地されており張りやすいですが、水場が遠すぎ(往復20分)なのと、人気ゆえの混み具合が難点です。
ちなみに水は小屋で2L600円。

3日目は前日の夜から降り続く雨の中、テント撤収をしながら気持ちが萎えます。が、塩見岳に向かって歩き始めた途端に霧が晴れ、あっという間に晴天に!塩見小屋に着く頃は素晴らしい天気になりハイテンションになります。

塩見岳への登りは岩場を通過するので少しばかり危険ですが、慎重に行けば問題なし。但し急登なのできつく、そちらの方が堪えました。

塩見岳は西峰と東峰がありますが、どちらからも素晴らしい景色。この日は雲海の上に、南に富士山、その手前には荒川三山、そして北には北アルプス連峰、その左手前にはこれから向かう間ノ岳・北岳や甲斐駒ケ岳まで見ることが出来ました。特に北アルプスの中でも槍ヶ岳が目視できたのには感動しました。

塩見岳から急坂を下り熊ノ平小屋に向かいますが、そのコースは振り返るといつでも塩見岳がデンと大きく見え、目の前遠くには明日向かう白鳳三山がスクっと立ち上がっており、素晴らしい縦走路でした。

熊ノ平小屋は森の中の小さな小屋ですが、水がとても豊富で小屋前もキャンプサイトも水があちこちから湧き出ています。最奥部故か、テントサイトも静かで良い感じ、トイレも思いのほか綺麗でおすすめのテント場です。

そしてこの日も夜半から断続的に雨。明日が思いやられました。

4日目は起きるとやはり雨。またもや雨の中での撤収です。
しかしながらこれまたまたもや歩き始めるとみるみる霧が晴れていきます。
そしてあっという間に素晴らしい天気に。三峰岳に向かう途中ぐらいから遠くに幻想的な富士山も見え、この上ない山行となりました。

間ノ岳・北岳と登り(この辺りはさすがに登山者が多かった!)展望を楽しみ、いよいよ最終目的地の広河原へ向かいます。

するとそのあたりから雲行きが怪しくなりあっという間に雨の中となりました。下る行程はずっと雨中で、急下降故にかなり神経を使いながら広河原にようやく到着。何とか南アルプス縦走完走です(笑)

この最後の下り以外は天候に(特に昼間)恵まれた、長かったような短ったような素晴らしい4日間でした。

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