火打山〜妙高山(高谷池テン泊)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,872m
- 下り
- 1,926m
コースタイム
天候 | 10/1 雨のちガスたまに晴れ間のちガスガス 10/2 ガス→晴れ→ガス多いも明るい |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
長野5:14発〜5:27豊野5:31〜妙高高原6:00着(電車)830円 妙高高原〜笹ヶ峰(タクシー)6,180円(バスなら1,000円だけど一時間後なので) (帰り)妙高高原スカイケーブル片道1,300円(最後の客でした) スカイケーブル山麓駅〜妙高高原 まさかの徒歩(放浪)一時間ぐらい 妙高高原18:41発〜長野19:24着(電車)830円 長野20:02発〜東京21:27着(新幹線)8,200円 (高速バス(3,900円)を予約してたが間に合わずキャンセルT_T) |
コース状況/ 危険箇所等 |
火打山への登りは初級コースだが階段が多くてウンザリする。 妙高山の山頂直下(燕・赤倉側)はちょっと高度感あり。 鎖場は階段状になっているので問題ないが、高所恐怖症の人にはそれなりに怖い。 |
その他周辺情報 | 高谷池ヒュッテ テント代410円(トイレ紙お持ち帰り) 黒沢池ヒュッテ トイレ200円(紙はゴミ箱へ) 高谷池ヒュッテの方がテン場は広いが、黒沢池ヒュッテの方が良さげ…。 テン場に草が生えててスペースが区切られてる感じだし、眺めも良く紅葉も綺麗だった。 でも高谷池も良いよ。(ガスで景色があまり見えなかったのが残念) 水場はどちらも池の水なので煮沸推奨。 |
写真
感想
( ̄∀ ̄)
ほぼ一ヶ月も登山をサボっていた私ですが、意を決して、前々から行きたかった火打山〜妙高山のテン泊縦走を決行!
初日の天気予報が良くなかったのでギリギリまで迷いましたが、何とか出発。
交通手段は、長野行きの夜行バスが安くて便利です。
さて、デカザックを背負って、某コンビニにて予約した高速バスチケットを購入しようとするも、会社でプリントしてきたバーコードが切れていて読めず、番号を打ち込もうにも切れていて読めない。こんな初歩的なミスを犯すとは、しかも今まで気付かなかったとは…!店員さんに苦笑いされつつ、急いで帰ってパソコン起動して予約番号を確認し、またコンビニへ。(スマホじゃないから、色々不便で…)
無事手に入れたチケットを手に、汗をかきながら電車に飛び乗りました。
この電車に乗れなかったら、発車時刻までに新宿には辿り着けなかった…。
さて新宿から高速バスに乗車。一番後ろの席だったので気兼ねせず背もたれを倒せてラッキーでした。快適に寝れたものの、寝不足のまま5時前に長野駅に到着。
JR飯山線を豊野でしなの鉄道に乗り継いで妙高高原へ行きました。
笹が峰へのバスは一時間後。今日は雨なのでテン場は空いてるだろう、と希望を持ちつつも、もし混んでたらイヤなので、少しでも早く着くために、タクシーに乗っちゃいました。1万円ぐらいかかるかしら、と思ったら、目安の金額として6,500円と書いてあったので、それなら乗っちゃおう!と。(最近タクシーに乗り馴れてしまい、金銭感覚がマヒしてきました…)
タクシーの中では寝たかったのに、運ちゃんが話しかけてきたので寝れず。
運ちゃんも中学生の時、学校で火打山と妙高山に登ったそうです。
また、戸隠山も登ったとか…。学校で登るにはキツいのでは…?
笹が峰に到着すると、雨が降って来ました。
笹が峰はずっと前、紅葉の季節にハイキングに来た事があります。綺麗だったな〜。
レインウェアを着込んで出発します。
さすが人気の山だけあり、チラホラと人が来ては出発してゆきます。
私も登り始めます。とは言っても、最初は木道の続く平坦な道。
遊歩道と合流すると、登りに入ります。
十二曲りは十二回曲がりますが(そのまんま)、距離は短く、すぐ終わりました。
しかし、その後がしばらく急登でした(>_<)
何しろ久々の登山ですから、いつにも増してヘタレ、ザックを背負った肩も痛い。
背負い方まで忘れてしまったのか?
しかし登っていればそのうち辿り着くもの。
高谷池ヒュッテに到着、受付してテン場へ。まだ空いています。
あんなに「テン場混んでて張れなかったらどうしよう…」と心配で眠れなかったのに、「いっそ天気悪ければ、テン場すくかも…」なんて思ってたのに、というかその願いがかなって空いていました。
最終的には、けっこういっぱいになりましたが…(満員まではいきませんでした)
テント設営する頃には雨もやみ、時々ガスが切れて景色が見えるぐらいに。
すごく疲れたのでしばらく寝ましたが、誰かの「晴れた!」という声に飛び起き、
火打山を目指します。
実際には「晴れた!」というほどではなかったですが…。
1時前にテントを出て、山頂で食べるフランスパンと飲み物、帰りに水を汲むためのプラティバスをリュックに入れ、出発進行。
テン場に帰ればいいだけだから、焦る必要はありませぬ。
とはいえ、のろまな私ですから、こんな時間から登るのはマズいかなぁという気も…。
しかし行ってみると登ってる人がたくさんいて怖くありませんでした。
紅葉はアタリと言えるほどではなかったですが、しぶくてイイ感じ。
木道の多い歩きやすい道を、なだらかに登ってゆきます。
ヘタレなので休み休み、階段が多いけど何とかストックなしで頑張ります。
やがて山頂へ。景色は全然見えなかったけど、フランスパン食べて美味しかった。
全部食べたかったけど、明日の朝食用に少し残して、下山開始。
まだ続々登って来る人がいました。
さて、水場で水を汲みましたが、これは池の水を引いてるのだそうで、煮沸してくださいとのこと。双子池では楽しみにしていた池の水を飲めずガッカリだったけど、ここでリベンジ(?)です。しかし、お米は南アルプスの天然水で炊きました。
池の水はまず汗で冷えた体を温めるためにフリーズドライの甘酒を飲みました。
これがすっごく温まって美味しかった!大正解です。
その後はお茶。残った分は空のペットボトルに入れました。チタンコッヘル大活躍。
甘酒を飲んだ後は寒いと思うこともなく、暖かい夜を過ごしました。
朝方にかけては通り雨が降ったり少し風が強かったりして、相変わらずガスガスだったせいもあり、妙高山に登るのはやめようかな、という迷いがありました。
登るなら5時には出発しないと私の足ではゆっくり出来ないのですが、早起きしたくないものだから、寝袋の中でウダウダと「もう下っちゃおうかな…。疲れちゃったし…」とかグダグダしてました。
しかし意を決して起きると、まったく寒くなく、10月なのにビックリ。
フランスパンの朝食を食べ、お茶を作ってペットボトルに入れました。
テントをたたんで出発したのは6時半ぐらい。
とりあえず黒沢池ヒュッテに向かい、そこで考えようと。
しかし雨こそ降ってないけれど相変わらずガスガス、足元はぬかるんで、
少しでも斜度があると滑って怖いです。
やっぱりもう下山しようか、たとえ晴れたとしても、こんなにぬかるんでいては、
下りが怖くて仕方が無い。危険だ。
やめた方がいい…。
しかし、空はだんだん明るくなってきました。
黒沢池ヒュッテに着く頃にちょうど、ガスが切れて来て、綺麗な紅葉も見られるように。
黒沢池ヒュッテのテン場は草が生えててスペースが区切られてるような感じで、眺めも良いし紅葉もあって、こっちのテン場の方が良かったなぁとか思いました。
とりあえず晴れて来てしまったので、妙高山に登ることにします。
大倉乗越までの登りはほぼコースタイム通り(30分)、しかしその後の長助池分岐までも30分のはずなのですが、わりと急な下りがあったり歩きにくい道もあり、ダラダラ長くて何故か1時間ほどかかってしまった私。
その後は山頂への最後の登り、1時間半ほどなので、私だと2時間…かな?
休み休み頑張って登ってゆきます。昨日と違って肩が痛くならなかったのは幸いでした。
後から来た人にどんどん追い越されつつ、追い越された上に山頂まで行って休憩して下山して来た同じ人にまた会ったりして、自分の亀足にあきれつつも、一歩一歩確実に登ってゆきます。
日当りが良いのと土質のせいか、ぬかるみもほとんどなく、快適な歩きです。
やがて妙高山に到着。晴れているので景色は良いです。雲海です。
北峰で少し休んだ後は南峰へ。なぜか誰もおらず独り占め。
しかし、この後急な下りが待ち構えているため、のんびりしてはいられませぬ。
さっそく下山開始です。
言い忘れてましたが、今日は黒沢池ヒュッテからストックを使っています。
ちょっと怖いですが、慎重に下ってゆきます。
こっち方面は人が少ないようで、慌てずマイペースで下ることが出来ました。
しばらくすると歩きやすい道になったので、もしかして、鎖場ってもう通り過ぎたのかしら? 鎖あるのに気付かなかったとか? とわけわからんことを考えましたが、やっぱりそんなことあるわけない。出てきましたよ、鎖場ちゃんが。
面倒でも、ストックはいったんしまって、覚悟を決めて挑みます(←大げさ)
でも見るからに、足場がちゃんとあって問題なし。
それでも冷や汗ダラダラかきながら、トロトロ慎重に下ってゆきます。
下から登ってきたお兄さん、待たせてごめんね(汗)
その後の階段状の下りはMAXで緊張しましたが、無事に下ることが出来ました。
この時の鎖場での手足のふんばりが、後日のカチカチな筋肉痛へと発展してゆく…。
後は特に問題なし。何箇所か段差のきつい所や、ぬかるみで滑る所など、ちょいちょい面倒はありましたが、転ぶことはなく(頭は何度もぶつけました)順調に下ってゆきます。ほんとは燕温泉に下って途中の滝とか見たかったンだけど、足がすごい疲れちゃったし時間も押してるので、一番早い赤倉側に下ることに。
最後のスカイケーブル1,300円は痛かったですが、乗り場手前にあるハンモックで少し横になり、至福のひとときを過ごせたので満足です。
ちなみにスカイケーブル、私が最後の最終の客だったようです(^^;)たぶん
無事下山終了し、バス停で時間を確認。
実は、ここは下る予定ではなかったから、下調べしておりませんでした。
すると、衝撃の事実が。
バスは行ったばかりで、次のバスは一時間後とか二時間後。
さっきハンモックで寝ずにさっさと下りてれば、間に合ったかもしれないのに…!
本数の多そうな「新赤倉三叉路」というバス停に行こうとしましたが、地図を見間違えていて、結果、反対方向に歩いてしまいました。
(※間違えなければ、ちょうどいい時間にバスがありました…)
妙高高原駅を指示する標識に従って歩いていたので、そのうちバス停に着くだろうと思いながらも暗くなってゆき、結局歩いて駅に着いちゃいました。
大した距離ではなかったですが…。
しかし、ここでも衝撃の事実が。
歩いてる最中に携帯で乗り換え案内を調べたら、なんと、次の電車に乗らないと予約した高速バスの時間に間に合わないことが発覚。
これに乗り遅れると、その次の電車は40分後で、長野到着はバス発車の6分前。
バス乗り場は駅を出て横断歩道を渡らなければならず、6分ではキツい…。
走れば間に合うだろ、という気はしますが、この疲れた足と重いザックで走るなんて無理…。電話して待ってもらうなんて、出来ないよね…。
スカイケーブルから降りた後、すぐに乗り換え案内をチェックすれば良かった。
そしたらタクシー呼んで、電車に間に合わせたのに…。
しかし(しかしばっかだな)、徒歩で駅に着いた時がまた衝撃的でした。
なんと、めあての電車の発車2分後だったのです!
何だよ!どうせ間に合わないならもっとものすごく間に合わなければ良かったのに!
もし最初から迷わず徒歩で駅に向かっていたら、間に合ったかもしれないのに!
電車だって、次の電車があと5分早く発車してくれればバスに間に合うのに、
何だよ何で田舎の電車は本数少ないんだよ〜!(←お前の計画が甘いンだよ!)
19:30のバスチケットを買った時は、時間が余って困るだろうなと思っていたのに、
まさか間に合わないとは。(いや、間に合うけど、ギリギリすぎて無理…)
でもまぁいいや。バスだとちょっとでも渋滞してれば午前様になりかねないけど、
新幹線で帰れば早いし、東京から東海道線に乗れば楽に帰れる。
それに、駅弁も食べられる!もうヤケだ!金使っちまえ!
高速バスのチケットを電話でキャンセルし、新幹線で帰りました。
何だか無駄金使った山行でしたが、完璧ではないものの、
火打・妙高登って鎖場も体験出来たので、よしとしませう。
なんかすごく疲れたけど、やっぱり楽しい山行でした。
夜行バスって寝れないですよね?初日はほぼ徹夜で登ったってことですか??
登山で一人でタクスイ乗って6180円って太っ腹すごすぎる・・・
新幹線での和牛めしもすごい。私だったら胃にもたれて半分も食えない・・
で、も、もしかして月曜日朝から仕事??
ただでさえ重いザックをしょってのハードなテン泊&ピークハントなのに
なんだか 軟弱な私から見るとありえない驚愕の登山ツアーです・・。
(^^)iga1966さんこんばんは。
夜行バスは3列独立シートだったので快適でしたが、やはりベッドで眠るようにはいきませんね。
今はまだ給料出たてなので太っ腹です
月曜日はもう眠くて眠くてたいへんでした
でも健康的?な疲れなのである意味快感
色のついたプラパティス笑わせて貰いました
池の水ですもんねw
以前に行ったときに、水汲みしてたファミリーのお父さんが途方に暮れていたので
タンニンの色だから健康に良いですよ、と適当に励ました記憶がありますが・・・
細かいことは気にしない派(マテ)
再訪した気持ちで楽しめました、また楽しいレコを是非お願い致します。
(^^)nandoさんこんばんは。
私も細かいことは気にしない派です
お腹こわしても、出せば治るし
でも登山中にゴロゴロしたらヤバいので、ちょっと心配でした。
お父さんも、自分はともかく子供は弱いから、心配だったでしょうね
でも自然の水をいただくのはそれだけで気持ちがよいものですね
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