ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > ヤマノート > パラコード、パラシュートのロープ端末処理
更新日:2018年05月27日 訪問者数:4587
登山・ハイキング 技術・知識
パラコード、パラシュートのロープ端末処理
shun_ok
みなさん、こんにちは! 日帰りハイカーのShunです。

今日は僕がデイパックの中にしのばせているものを紹介します。それはパラコード、パラシュートに使われるロープです。

僕はBrotree社製のパラコード(太さ2mm)を3メートルほどに切ったものを4本持ち歩いています。パラコードの説明はこちらをご覧ください。
このパラコード、とにかく丈夫。2mmの太さで耐荷重がなんと90kg! 緊急時には人がぶら下がることもできます。(何本か束ねることで耐荷重は向上しますが、この使い方は本来の使用方法ではないので自己責任で)

その他にもアウトドアでは「ちょっと固定したい!」ということがよくあります。そんな時、この太さ2mmのパラコード、ものすごく重宝。必携の品です!
端末処理のいろいろ
今日は、この便利なパラコードの端末処理の方法を紹介します。まずは1枚目の写真をご覧ください。
一番上は切りっぱなしの状態、その下は順番に
* ライターであぶった端末処理
* 熱収縮チューブを使った端末処理
です。
○ 用意するもの
さっそく、この2種類の端末処理を試してみましょう。必要なものは次の4点です。
1. パラコード(Brotree社製、太さ2mm、長さはお好みで)
2. ライター
3. 熱収縮チューブ(太さ3.2mm、収縮後1.6mm)
4. 家庭用のドライヤー(ちょっとパワフル)

あまり目にしないのは“3. 熱収縮チューブ”でしょう。これは熱を加えるとチューブが細くなり中を通したものと密着します。

大きなホームセンターなら置いてあるでしょう。カテゴリは“電材”です。僕はRSコンポーネンツで購入しました。色々な太さの熱収縮チューブがあります。

中に通すものの1.5倍程度の径を選びましょう。
○ 方法1: ライターであぶった端末処理
パラコードの先端をライターであぶり、溶けたところを適当な金属に押し当てて形を整えます。“指でつまむ”という人もいるようですが大変危険です! やめましょう。
○ 方法2: 熱収縮チューブを使った端末処理
3枚目の写真をご覧ください。

僕が購入した熱収縮チューブは110℃程度の加熱がちょうど良いようです。僕はドライヤーを使いました。(家庭用のドライヤーはだいたいこれくらいの温度に設定されている)

適当な長さに切った熱収縮チューブをパラコードの先端に通してドライヤーの温風をまんべんなく加えます。1分程度で綺麗に縮みました。
○ まとめ
ライターであぶる方法は、最も良くある安上がりな方法です。熱収縮チューブを使った方法は、ややコストがかかりますが仕上がりは綺麗でしょう。

どちらも簡単なので、お好きな方をお試しください!
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手

shun_okさんの記事一覧

※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
どなたでも、山に関する知識や技術などのノウハウを簡単に残して共有できます。 ぜひご協力ください!

詳しくはこちら

コメント

このヤマノートはコメントを受け付けていません。