パルスオキシメーター;高山病モニタリング
高山病は、人によって違いますが、日本アルプス、3000m級の山でも、軽い高山病になる人はいます。またヒマラヤトレッキングや、ヨーロッパアルプス4000m級の山では、高山病になるリスクが高まります。重症化すると動けなくなり、非常に危険性が高まります。
そこで、自分は今、高山病になっているか? 程度はどれくらいか? を数値で確認できる装置として、「パルスオキシメーター」(以下; PO計と略す)を紹介します。
PO計では、パルス(=心拍数)と、オキシ(=血中酸素飽和度)を測る装置です。高山病に関しては、「血中酸素飽和度」(以下 " %spO2"と略す)の値が重要です。
"%spO2"は、動脈血中のヘモグロビンが、どの程度、酸素を持っているかの指標です。
呼吸器障害を持たない健常者では、平地だと96〜99%の値を示します。
標高の高い山ではこの値が徐々に下がります。
私は医療専門家では無いので、明確な基準は言えませんが、私の経験では、%spO2値が90
%を切ると、頭痛、脚のダルさなど、軽い高山病の症状が出ます。80%程度だと、かなりキツイです。
一般に医療現場では、90%を切ると、酸素吸入をすることになるようです。
※ 上記はあくまで、医療について専門家では無い、私個人の体験によるもので、参考として記載したものです。
詳しくは、医療専門家の判断によります。
PO計は、アマゾンなどで購入する事ができます。価格は7000円〜1万円程度。(私は、(株)ドリテック社のものを使っています)
また、小型で持ち運び便利、指に装置をはさむだけで測定できるのも便利な点です。
そこで、自分は今、高山病になっているか? 程度はどれくらいか? を数値で確認できる装置として、「パルスオキシメーター」(以下; PO計と略す)を紹介します。
PO計では、パルス(=心拍数)と、オキシ(=血中酸素飽和度)を測る装置です。高山病に関しては、「血中酸素飽和度」(以下 " %spO2"と略す)の値が重要です。
"%spO2"は、動脈血中のヘモグロビンが、どの程度、酸素を持っているかの指標です。
呼吸器障害を持たない健常者では、平地だと96〜99%の値を示します。
標高の高い山ではこの値が徐々に下がります。
私は医療専門家では無いので、明確な基準は言えませんが、私の経験では、%spO2値が90
%を切ると、頭痛、脚のダルさなど、軽い高山病の症状が出ます。80%程度だと、かなりキツイです。
一般に医療現場では、90%を切ると、酸素吸入をすることになるようです。
※ 上記はあくまで、医療について専門家では無い、私個人の体験によるもので、参考として記載したものです。
詳しくは、医療専門家の判断によります。
PO計は、アマゾンなどで購入する事ができます。価格は7000円〜1万円程度。(私は、(株)ドリテック社のものを使っています)
また、小型で持ち運び便利、指に装置をはさむだけで測定できるのも便利な点です。
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bergheilさん、はじめまして。
海外登山もお詳しいようなのでご存知とは思いますが、私の事例をご紹介します。
この2月にキリマンジャロに登ったとき、毎夕食後にガイドがPO計でパーティ全員を測定してくれました。酸素飽和度、心拍数それぞれ規定値以下の人は下山させるそうで、結果は本人がサインし、登山を管理する役所に提出義務があるとのことでした。
1泊目:高度2,650m、酸素飽和度89、心拍数92。 2泊目(以下数値のみ):3,900m 82 106。 3日目の高度順応地:4,640m 79 115。 3泊目:3,960m 84 110。 4泊目:4,035m 91 105。 5泊目:4,640m 80 110。
5泊目の夜中に出発して8時間後に5,895mの山頂に立ちました。後半はかなり息切れしていたので、酸素飽和度はさらに低下し、心拍数は120以上になっていたかもしれません。
富士登山では結構高山病で苦しんでいる登山者を見かけましたが、2,000m級の山でも発症される方がいるようですから、少しでも不安のある方はPO計を持参されるようになればいいですね。
ikomochi さん
キリマンジャロ登山での事例紹介、ありがとうございます。
PO計は、ヒマラヤ登山では必需品のようですが(故、栗城氏が使っているのを、TVで見ました)、日本の山では、持っている人を見かけたことがないですね。
そのうち、富士山や北アルプス級の登山での必需品になれば、とも思い、投稿した次第です。
高山での推移を見たかったので、無駄買いと思いきや、その後コロナで話題になりました。
このような古いヤマノート投稿記事へ、コメントありがとうございます。
私がこの記事を投稿した、2019年時点では、「パルスオキシメーター」というものの存在が、医療従事者や呼吸器疾患の方以外にはほとんど知られてなかったので、山登りでの活用法として投稿してみたのですが、2020年からのコロナ禍で、図らずも世間に良く知られるものになりましたね。
現在は、コロナ禍が全世界的(パンデミック)なので、パルスオキシメーターの需要も全世界で高まっているものと思います。
なので、大陸製など、品質、機能面で玉石混交なのでしょう。
パルスオキシメーターは山道具の必需品ということでもないですが、私は、山道具は、(過去の自分の失敗を教訓として)「高くても良いもの」
を選ぶように心掛けています。
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