BOAフィットシステムを交換する-ヤマレコ

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更新日：2022年05月15日　訪問者数：3143

BOAフィットシステムを交換する

BOAフィットシステムって何？

そもそもw　自分のスキーブーツに使われている物がBOAって事すら知らなかったと言う恥ずかしい話は置いといて。
これがBOAフィットシステムです　　↓
　　　　　　　　　　　　https://www.boafit.com/ja-jp

従来の靴ひもに変わる新しい締め付け調整できる優れものっていううたい文句ですね。

BOAフィットシステムのワイヤーが切れそう

これは右足用

数本切れて、ヤバイ状態だ

これに気が付いてから、締め付けが強く出来ないので、歩行モードで足が痛かった（泣）

これは左足用

よく見れば切れかけてる

BOAシステムの締め付けワイヤーが左右とも数本切れて、とっても不安な状況（泣）

5月3日に新潟焼山に登ってる時に気が付いたワイヤーの切れ。
その日の下山後、さっそくtooruohさんがネットで調べてくれた。どうやらこのワイヤーを引いて締め具合を調整するシステムの事をBOAフィットシステムと言うらしい。

さらに、スカルパF1に使われて居るのは、M3というタイプのダイヤルに成るそうだ。
早速交換部品を手配しないといけないが、ゴールデンウイーク中で信越へ山スキー遠征中なので、ここまで調べて出来る事は終わり。

この時はまだ交換部品を買う気で居た、メルカリやヤフオクでいっぱい売ってたから（笑）

BOAフィットシステムを手配する

いろいろ調べ進める内に、どうやらBOAシステムは永久保証らしいと言う事が分かって来た。
　　↓下記のURLで交換部品の手配が出来る。
https://www.boafit.com/ja-jp/support

BOAの交換部品請求のページ（英語）に、切れそうなワイヤーの画像やブーツ全体の画像を、自分のメールアドレスも付けて送ったら、翌日には「ワイヤーの長さを教えてくれ」と、日本語でメールが来た。

以下がメールの内容　↓
「この度は、Boa保証制度より交換パーツのご請求をいただきありがとうございます。
交換用パーツを送付するに当たりまして確認させていただきたい点がございます。
ワイヤーレースの長さを教えてください。ブーツのモデルやサイズによって異なります。
交換用のワイヤーの長さを確認の上、連絡をいただけますでしょうか。
ワイヤーの長さは、ブーツのタンの内側などに「WIRE LENGTH」または「CABLE LENGTH」
として何cmか表記されていると思われます。
記載がない場合は、お手数ですがブーツからワイヤーレースを抜き取ってお計りください。
パーツが特定でき次第、お手配させていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。」

メールはBOAジャパンの日本人スタッフからなので、日本語でメールのやり取りが出来て安心。

ワイヤーの長さの件で数回メールのやり取りをしたり、直接電話したりした。

ワイヤーは10cm刻みで長さが用意されて居て、末端の処理の違いで部品の呼称が違ってくるみたいまでは分かった。
私の物は、ワイヤーが「Kit, Warranty, Lace, SS2, Terminated, 40CM, PR (Qty: 1)」で、ダイヤル側が「Kit, Warranty, M3, Dial C, SS2 Terminated Paired (Qty: 1)」とい物だった。

次回からはこれを指定して注文するとすぐに手配してくれるだろう。

5月11日に発送されたらしい

BOAからこんなメールが来た　↓
「Hi graveltrek,

We’re excited to let you know that your order has been prepared and will be shipped out soon!
Here are the details:

Order No:
SOR03xxxxx

Items:
Kit, Warranty, Lace, SS2, Terminated, 40CM, PR (Qty: 1)
Kit, Warranty, M3, Dial C, SS2 Terminated Paired (Qty: 1)
Courier:

FedEx International Priority®
Tracking No:
272999xxxxxx

Ship To:
xxxxxxxx SEKI CITY, GIFU, 5013911, Japan
If there are any mistakes in the details above, please contact us immediately.
TRACK MY ORDER」

どうやら発送されたらしい。
追跡URLを見ると、5月16日に到着するよ！って書いてあった。

発送された数量が1個に成ってたので、左右で2個必要だよと問い合わせたら、1パッケージは左右分入ってるとの事、、安心しました。

それから数日すると、大阪に到着して税関を通過していたが、やっぱり到着予定日は5月16日のまんま。

5月14日土曜日　予定より早く来そう（笑）

追跡URLを見て居たら、graveltrekの住む地元の郵便局へすでに到着した様だ！
しかも「持ち出し中」に成ってる、と言う事は今日来るんじゃないの？

香港発のFedex

どうやら世界中に向けて香港から発送される様だ

大阪で変身

FEDEXで発送されたが、日本国内で日本郵便に業務委託され、FEDEX→〒に変身した

で、午前中に配達されgraveltrekの手元に到着！

交換にチャレンジ

内容物の確認

ダイヤルx2、スプールx2、T6トルクスドライバー1本

交換用のワイヤーが2本

ワイヤーの末端はほつれない様に溶着してあった

もう一方の末端は、抜け止めがカシメられている

ブーツからワイヤーを外す

ワイヤーの端を抜くには、アッパーのカバーを外さなければいけないが、これで良いのか半信半疑で作業を進める

まずはネジを3本外す

すると、カバーが外れた
「良かった～」と安どしている

さらに返すと、ワイヤーの端部が見える

こんな風に凹ぶに収まって居た

引き出すとこんな風に、ただ差し込んであるだけ

新しいワイヤーに差し替えて

アッパーカバーをもとに戻しつつ、フックにワイヤーを通していく

巻き取り側にはまだ切れた旧ワイヤーが通って居るので、ややこしい画像に成ってしまった。

ダイヤル側に挑戦

いよいよ巻き取り側の交換に挑戦する

交換キットに入って居たT6のサイズのトルクスドライバーを、BOAダイヤルの中心に有る穴に差し込み、奥の方にあるビスの頭にドライバーのギザギザを合わせる。

ネジ自体は「木ネジ」なので、左「反時計回り」に回せば緩んでくれる。

ネジは深い位置に有るので注意が必要、そしてこの付属のドライバーの形状が重要だった。
graveltrekの持って居るT6ドライバーは、先端から10mm位からが太く成って居たので、今回の修理には使えなかった。

こんな風にダイヤルを上に抜く

台座の中にはスプール（白い樹脂パーツ）が残って居る

T6ドライバーでこじってスプールを抜き取る

スプールは新しい物に変えるので、ワイヤーが巻かれたまま抜き取ってしまう

新しいスプールに、台座の穴を通って来た新しいワイヤーを固定する作業

手順は下記のURL参照　↓
https://www.boafit.com/sites/boafit/files/2019-03/M3_SS1SS2_Terminated_1000162_web.pdf

なお、その他のBOAシステムの作業手順は　↓
https://www.boafit.com/ja-jp/support/repair-guides
から探すと良いだろう