（伊豆諸島）神津島 天上山・秩父山
WashiTabi
体力度について
- GPS
- 14:35
- 距離
- 41.8km
- 登り
- 2,028m
- 下り
- 1,959m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:49
- 山行
- 3:22
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 3:33
- 山行
- 3:39
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 4:00
・山と渓谷社 新・分県登山ガイド12 東京都の山「36 神津島・天上山」
・神津島村役場 神津島探勝ウォーキングマップ
http://vill.kouzushima.tokyo.jp//travel/pamp-zentou.pdf
| 天候 | 1日目: 2日目:  → 3日目: |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
船 飛行機
 町田→菊名 JR横浜線 302菊名→日本大通り 東急東横線・みなとみらい線 364 横浜大桟橋→神津島前浜港 東海汽船 6,640(特二等) 神津島前浜港→旅館徳左(送迎) <1日目>天上山と西海岸の一部 起点・終点：旅館徳左 <2日目>多幸湾と松山遊歩道 起点・終点：旅館徳左 <3日目>秩父山と神津島灯台 起点：旅館徳左 終点：神津島空港  神津島空港→調布飛行場 新中央航空 15,300+手荷物1,500 調布飛行場→調布駅北口 小田急バス 216調布→京王橋本 京王 358橋本→町田 JR横浜線 216○アクセスメモ ・東海汽船の大型客船は東京なら22:00、横浜大桟橋なら23:30発。大島を始め島々に寄りながら、終点の神津島には翌朝10:00に着く。 ・調布飛行場から飛行機もある。これなら1時間もかからずに着くが、値段は船の3倍ほど。15〜20人くらいの小型の飛行機なのでけっこう揺れる。 朝一の便なら10時前に着くが、島の中心部から離れているので到着時間は、船と大差ないと思う。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○天上山 ・道は明瞭で案内も充実している。崖をのぞき込むようなことをしなければ危険はないと思う。 ・とても広い頂稜には多くのコースがあって一筆書きは難しい。 ・黒島側の登山道は、1合目から大展望が得られる。 ・白島側の登山口は6〜7合目辺りから下は樹林帯で展望はない。 ・コースのほとんどで背丈が低い木々ばかりなのでとにかく眺めがいい。逆に夏は遮るものがなくて厳しそう。 ○西海岸 ・長浜の手前までしか行かなかったが、観光地で危険個所はない。道のほとんどで歩道完備。 ・夕日を眺めるのにいいコース。 ・島で唯一の温泉がある。 ○黒島遊歩道（黒島登山口〜多幸湾） ・このコースもとても見晴らしがいい。 ・道は明瞭で道標も充実している。 ○松山遊歩道＋長ツ崎 ・ここも道は明瞭で道標は充実している。 ・展望台以外での展望は少なめ。 ・長ツ崎は崖を下って海岸まで降りる。整備はされているものの、他の道に比べれば危険度は高め。強風などの悪天時は避けた方が良さそう。 ・長ツ崎の崖上に、長ツ崎展望地と、ぶざえも展望地があるが、ここは特に危険はない。 でも、見えないけど道の両脇は切れ落ちた崖なのでちょっと怖い気もする。 ○高処山 ・高処山には登山道がない。山頂を巻く車道の途中に展望台があり、眺めがいい。 ○秩父山 ・秩父山も道は明瞭で道標は多くあり、難しいところはない。多くの石仏がある。 ・基本は樹林帯だが展望ポイントが多くあり、眺めはいい。 ○千両池 ・千両池へは崖下まで降りてピストンする。道はよく整備されているが、スリリングな景観で他に比べれば危険度は高いので、慎重に。でも危険度は長ツ崎の方が上。 荷物が重ければ、トイレの辺りにデポして身軽になって行くといい。 |
写真
凄い存在感。
けっこうな急坂に見えるけど...
前浜港から、天上山。船は西側の前浜か東側の多幸湾か、どちらに着くかは直前でないとわからないので、宿の人に送迎してもらっておいて宿を基点に計画しておいた方が無難。
（村落では、朝8時半頃にどちらに船が着くか放送がある。）
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船は西側の前浜か東側の多幸湾か、どちらに着くかは直前でないとわからないので、宿の人に送迎してもらっておいて宿を基点に計画しておいた方が無難。
（村落では、朝8時半頃にどちらに船が着くか放送がある。）
荷物を軽くしたら、すぐに出発。
村落からも天上山がよく見える。
まずは黒島登山口へ。
森田遊歩道は3日目に歩く予定。
いかにも火山らしく、岩の下から冷たい風が出るらしいけど、冬だとあまりわからない。
舗装路歩きでけっこう高くまで上がるけど、村落からは30分ほど。
右の建物はトイレ。
山中にはないので、ここで済ましておこう。
って10合目は山頂ではなく、急登の終わりを意味するようだ。
すぐ下の一列に並んだ石が、人工的に作られた石塁らしい。
霊仙山のようなカルスト台地と違うのは、白い岩が溶岩らしい角張った岩、という点。
これが風雨で削れて白砂になっているのか。
永遠に生きる。
壮大な野望ですね〜
ここで石祠を清掃していた自然監視員の方に「いい日に来ましたね〜」と言われる。
崩落する危険があるのであそこには行けない。
天空の丘から。ここにも自然監視員の方がいて、昼ご飯はいつもここ、とのこと。うらやましいですね〜
今日は久々に凪いでいるらしく「いい日に来ましたね〜」とまた言われる。
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ここにも自然監視員の方がいて、昼ご飯はいつもここ、とのこと。うらやましいですね〜
今日は久々に凪いでいるらしく「いい日に来ましたね〜」とまた言われる。
ここから下山するけど、その前に山頂へ。
伊豆諸島の神々が集まって、水の配分をどうするか相談する場所らしい。
なので人が入ってはいけないのだとか。
確かに、幽かに見えている。
ここから登れば30分くらいで山頂に行けるのではなかろうか。
案内がないけど白島登山口から登る時はここを左に行く。
意外と早く下りてきたので、日の入りまで西海岸を歩くことにする。
消波ブロックを作ってるところ初めて見た。全部コンクリートの塊かと思ったら、中に鉄骨が入っていたのね。
しかもコンクリートは人手で塗るんだ...
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全部コンクリートの塊かと思ったら、中に鉄骨が入っていたのね。
しかもコンクリートは人手で塗るんだ...
これは流紋岩というらしい。
マグマが急速に冷えたものだとか。
随所でみる薄い層の岩はこの流紋岩なのだろう。
入っていきたいところだけど、宿の夕食に間に合わなくなるので我慢。
なんと金目がまるごと。
刺身に焼き魚に天ぷらに、と魚づくし。
下の森田沢は牧場跡で、なんと野生化した牛が出没していたらしい。今は絶滅しているとか。
天上山の広い頂稜に降った雨が染みこんで、ここから湧き出ている。
海はこの天気でもこの青さ。
...すっかり雨模様。
こんな雨風の時に行くとこじゃないようなので、引き返す。
長ッ崎は他に比べると少し危険なので慎重に。
秩父山は明日行く予定なので通過。
まだ昼だけど、かなり雨が激しくなってきたので、2日目はこれで終了。近くのベーカリーでパンを買って、午後はずっと宿に引き籠もり。
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近くのベーカリーでパンを買って、午後はずっと宿に引き籠もり。
ここは埼玉の秩父霊場を模して作られたらしい。
晴れていれば青い海なんだけど。。。
千両池へはピストンになるので、この辺りに重い荷物をデポしていく。
けっこう深いらしく、魚の群れが入り込んだところで入口を閉じると大漁で一攫千金、ということで千両池らしい。
感想
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
というわけで、今年の最初の山歩き。
毎年1月の連休は、伊豆の海岸歩き。
でも昨年までで南伊豆歩道も西伊豆歩道も歩き尽くしてしまった。
東伊豆歩道なるものは存在しないみたいだし、今年はどうしようか...
そうだ、海を越えて伊豆諸島！
（伊豆諸島は東京都なので分類的には関東になってしまうけど・・・）
というわけで、選んだのは神津島。
アクセスは船か飛行機。
船は12時間近くかかるけど安い。
飛行機だと意外と近くて1時間もかからないけど、高い。
神津島に着く時間は船でも飛行機でも朝10時頃なので大差なし。
であれば、のんびり船旅を楽しむことにして、往きは船。
そして、できるだけ長く島に滞在するために、帰りは飛行機にした。
天上山はもちろんとして、連休3日をフルに使って島中を歩き回る、はずだったのだが。。。
2日目は午後から激しい雨風。
まだ風が弱い午前中だけ雨の中を歩いて、風が強くなる午後はずっと宿に籠っていた。
3日目は曇りながらも天気は快方、だったはずだけど、雨が降ったり止んだりの冴えない天気。
結局晴れたのは初日だけだった。。。
でもその初日の天上山は、この時期には稀な穏やかな天気だったようで、
自然監視員の方2名、地元の爺さん3人組、途中で会ったそれぞれの人から「いい日に来ましたね〜」と言われたほど。
というわけで、初日の天上山は大満足。
それ以外では、天気が悪いながらも概ね予定していた見どころは見て回れた。
2日目の午後に行く予定だった西海岸の北側には行けなかったけど。
で、感想は...
絶景！
昨年の南伊豆歩道も絶景で感動したが、伊豆諸島の景観はそれをも上回ると思う。
天上山は想像以上に眺めのいい山。
天上山、とはよく言ったもので、行ってみればその名前に納得がいく。
わずか500mほどの山ながら、とても広い頂稜は岩に砂漠に季節には花畑になる。
周囲は360度の海だし、まさに天上の別世界。
下から見る姿も圧巻で、西側東側それぞれからで異なる景色が見られる。
特に多幸湾側から見る眺めは圧巻。
500mほどの頂稜部から一気に海岸に崩れ落ちる白砂の斜面。
そしてその白砂によって青さが際立つ海。
本当に天気が悪いのが残念だった。
天上山以外にも、島中に眺めのいい場所があり、多くの展望台が設置してある。
眺めがいいところ：
・○多幸湾展望台 名の通り多幸湾と天上山が眺められる。
・○松山展望台 広く東側の海が見渡せる。
・○ぶざえも展望地 松山展望台と同じく、東側の海が見渡せる。周囲が崖でちと怖い。
・○長浜展望台 名の通り長浜を見下ろす景観。西側の海が広く見える。
・◎高処山展望台 東側全体が広く見渡せる。
・◎秩父山 展望台が数ヶ所あり、各方面の展望がある。
・○三浦湾展望台 東から南側の海が見渡せる。
・◎ありま展望台（ジュリアの十字架） 前浜と天上山を中心に神津島を広く眺められる。
これ以外にも歩いていれば、至る所で海が見え、断崖が見え、天上山が見え、いい景色には事欠ない。
それから今回は船旅も楽しめた。
横浜を出港すると、すぐに消灯時間になってしまうので、景色を見るのは翌朝から。
伊豆諸島を間近に眺めながらの船旅は新鮮だった。
（でも日の出は時間を勘違いしていて見逃がしてしまった！）
帰りは初の小型飛行機。
時折ふわっと揺れるのが怖いけど...
けっこう低空を飛ぶので、窓の外の景色が楽しめる。
乗る前は少し緊張するけど、乗ってみれば楽しかった。
＃年の初めから写真の量がものすごいことになってタイヘン...
〜〜〜
○関連 1月の伊豆
・2016年 南伊豆歩道 石廊崎〜子浦
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-794060.html
・2015年 西伊豆歩道 土肥〜大瀬崎
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-572946.html
・2014年
(1)雲見〜高通山〜波勝崎
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-395199.html
(2)雲見〜三浦歩道・日和山遊歩道・岩地遊歩道
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-395428.html
・2013年 西伊豆歩道 今山・燈明ヶ崎・堂ヶ島
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-260741.html
・2012年 西伊豆歩道 通り崎・丸山・廻り崎
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-197708.html
○すべての写真
https://goo.gl/photos/mfQBkSLQ8baJQb3v7
こっそり拍手
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