【日本百名山】紅葉の甲武信ヶ岳、まさかの滑落現場に遭遇
- GPS
- 07:16
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,571m
- 下り
- 1,569m
コースタイム
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 7:14
往復で9時間半はかかるらしい(ヤマプラ調べ)1泊2日が望ましい?ロングコースです
天候 | 晴れ ときどき 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
雁坂トンネルの手前、道の駅みとみに無料・有料を含め巨大な駐車場があります 有料500円。紅葉時は早朝から混み合う。道の駅に(民間駐車場にも)トイレ有 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・危険箇所なし ただし今回の滑落現場は近丸・徳ちゃん新道分岐直下の痩せ尾根。通行注意 |
写真
感想
文化の日三連休、まずは早朝の磐梯山を満喫(https://yamare.co/1305722)
挙式の酒も翌朝に残らなかったので、スッキリと午前3時半に起床!こうなれば
当初は最終日(日曜日)の計画だった甲武信岳を、入れ替えて前倒ししよう!
弟のお相手・・・というか、もう義理の妹ですが「山梨」の生まれですからね
敬意を表して、ご挨拶がてら山梨の山を巡る事にしました(←というテイでw)
【甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)】 標高2475m/ 日本百名山 67座目
中央道に飛び乗り、山梨までは1時間・・・途中でやっぱり立ち寄る談合坂SA
実はサービスエリア巡りも趣味でして、談合坂はその中でもかなり上位なのね
今回、久しぶりに訪れまして・・・モンベルのコーナーまであるとはビックリ
前からあったのかもしれないけど、その時は山に全然興味無かったからなぁ。
フードコートもすた丼はじめ有名店が出店してますし、普通にSAでほうとうが
食べられるようになってるしね。おざらとか鳥もつ煮もフードコートにあるし
もう、甲府の小作まで行かなくても高速道路で食えるんじゃん。進化したなぁ
この時期は、以前に昇仙峡に紅葉を見に行った事もあり・・・絶対に当たりと
確信を持ち西沢渓谷まで。そこまでの雁坂みちはそんな車も多くなかったけど
道の駅みとみは午前7時過ぎでもう満車!車中泊組に占拠されてたんだろうね
隣の、こんにゃく屋の有料P(500円)に観念して・・・徒歩で西沢渓谷入り
前日の原宿竹下通りまでとは言わないけど、トレッキング民の人だかりでして
その内、甲武信ヶ岳まで登る人は全体の3割くらいかな?それでも多かったね
近丸新道も通りたかったけど、崩落危険との事で徳ちゃん新道ピストンでした
ここから標高差約1300mを登って行くわけですが、徳ちゃん新道は歩き易い
爺ヶ岳の柏原新道と似てるけど、平坦路と急登を繰り返すような感じだよね
近々、祖母山も尾平周回やろうかと思ってるのでトレーニングに良い標高差
徳ちゃん新道歩き始めはまだ紅葉があり、近丸分岐の手前がちょい危険かな
実際、今回の滑落現場はこの辺りだったんですが・・・戸渡尾根は名の通り
NYAAさんを唸らせるような痩せ尾根があって、あと奥秩父らしい深緑の森!
どよ〜んとした感じは祖母山や宮崎県の山で慣れてるしね。地味山バンザイ
本当の地味な山とは九州百名山の「地蔵岳vs保口岳」頂上決戦次第なのだ!
紅葉もいいけど、この力強い緑のカーテンも素晴らしいね。足元には苔でね
まさしく一面モスグリーンの中、急登をかけ登ります。木賊山へ辿り着くと
そこからコルの甲武信小屋へ一気に下って登り返す。小屋がまさにオアシス
甲武信ヶ岳山頂では富士山は見えなかったものの・・・瑞牆山のギザギザや
”奥秩父の盟主”きんぽ・・・いや金峰山も見えて満足。八ヶ岳はどれだか?
甲武信岳も天候に恵まれて良かった。でもイヤ〜な雲も風も出始めてたので
甲武信小屋でおむすびを食べ、木賊山を巻き道ルートで巻きそそくさと下山
戸渡尾根の下りは、鶏冠山とか広瀬ダムの見晴らしがいいんで・・・ここは
毛木平から上がって西沢渓谷へ下る縦走もいいかもね〜。毛木平からの方が
楽だって、向こうから来た人が話してたしなぁ。ただし車の回収が大変そう
そんなことを考えつつ、近丸分岐を過ぎたところで事件が。狭い尾根の下り
一人の方に道を譲ってもらった所で、その後にドサっと音がして振り返ると
木にしがみついて倒れている姿が!これは危ない!とすぐに駆け付けて足を
押さえてね、その方も何とか急斜面で態勢を立て直して事無きを得ましたが
いやぁ・・・あのまま谷底にズルズル落ちると無傷じゃ済まなかったろうな
聞けば「浮石で転んじゃってねぇ」と話されてましたが、ホント危なかった
その方は複数で来られている方で、前には同行してるメンバーが居ましたが
思えば、その方も長い下りで歩き方がややフラついてましたし・・・それで
隊列的にもその方を一番後ろにしているのはいかがなものか?と内心思って
ましたけどね・・・以前にNHKでやってた両神山の14日間遭難ドキュメント
あれも舞台は奥秩父だったしなぁ。登り始めに渡された山岳警備の人からの
ティッシュにそう言えば秋山登山の注意事項が書いてありましたし、本当に
山の事故というのはすぐ近くで起こるものだと勉強になりました。もちろん
ペースを速めて下っていた自分も、その方の焦りを掻き立ててしまったかも
しれないし反省ですね。あと10mか20mのロープも常備しといた方がいいな
もちろん、ロープを使うための勉強もせねばですけどね。勉学も大事ですな
今回は幸い、登山道から手に届く位置で救助出来たけど・・・こういう場合
ほとんどは崖下で困難な場所から引き上げなきゃいけないだろうし。下山後
山之神が鎮座されてたので感謝の御祈りをしました。あの方は足に怪我等は
無いからと言ってたけど・・・後で痛む場合もあるし大丈夫だったのかな?
自分もつい最近、津軽富士の岩木山で膝を強打してツラい思いしてたからね
そういえば戸渡尾根の下り始めでも、やたらヘリコプターの音がバラバラと
うるさかったし、救急車だか消防車?のサイレンも鳴ってたし・・・他にも
事故が起こってたのかな?登山でのすれ違いには気を付けようと思いました
西沢渓谷界隈は紅葉を愛でるトレッカーがわんさか居たけど・・・すぐ上に
危険が潜んでいる事を知り、彼らもザックに必要装備を揃えて欲しいですね
特に埼玉県のヘリが出動すると自腹でしょ!?とんでもない事になりますよ
もう中央道での小仏トンネル渋滞は嫌なので、大菩薩ロードで奥多摩経由で
帰京する事に。すると、甲武信ヶ岳山頂で見た暗雲はやはりこの一帯を覆い
丹波山村を過ぎるとザーザー大雨に!「こりゃあ、明日は大丈夫か!?」と
不安になりつつも、こっちも同じく渋滞!結局、下道でも一緒だったかぁと
でも、前に奥多摩湖から山梨越えした時はもっと田舎なイメージもあったし
秘境感があったけど・・・丹波山の、特に鴨沢辺りは東京近郊って感じでね
バスを使えば通勤圏だったりもするのか?道も開けてて運転はしやすかった
わざわざ小平まで帰ってお風呂に入り、2日目の夕食は懐かしのジョナサン!
前住んでたアパートの近くにはジョナサンとバーミヤンと華屋与兵衛があり
自分はいつもジョナサンに入り浸ってましたね。まず付け合わせのポテトの
焼き方がうまい。そして「阿波尾鶏のチキンソテー」に大ハマり。昔はこれ
グレイビーソースがかけてあって、それをいつも頼んでたんだよね。今でも
あるのかなと思ってメニュー開いたら、さすがにガーリックソースになって
変わったけど、皮のパリパリ具合はやっぱ最高。もう九州各県にもCOCOSが
出店してきたから、もうこっちに来てCOCOSに行く有難味は無くなったし
でも、ジョナサンやフライングガーデンはこっちでしか食べられないんでね
これからも、機を見ては立ち寄る事になりそうです。ごちそうさまでした😋
【(つづき)最終日、2017締めくくりはアノ山】https://yamare.co/1307405
shevaさん、こんにちは。
結婚式ついでの遠征の2座目ですね。
自分も中央道を利用する際はよく寄ります、談合坂SA。
そして、すた丼もよく食べます(笑)。
戸渡尾根の下りではご活躍だったようですね。
滑落しかけた方も怪我がなくて何よりでした。
下り道での浮石は怖いですよね。
ガレ場でも歩行は登りも下りも気を使うので、疲れます・・・。
談合坂SAはMonsieurKudoさんも御用達でしたか
あそこに行くとテンション上がりますよね!
名実ともに日本一はやはり海老名SAだと思いますけど
(もう、あそこはSAの域を越えて・・・異常w)
談合坂には談合坂の良さがあるし。すた丼の他にも
フードコートには和洋中華と選び放題でしたが
結婚式の次の日で、ごちそう食べた翌朝だったので
なんか懐かしくて、すた丼をチョイスしました(笑)
前に住んでた所の近くに、ラーメン屋の跡地に
すた丼がなぜか出店してて食べてたんですよね〜
まだ、チェーン展開間もなくて出始めの頃でしたが
滑落現場では、まさに「ファイトー! いっぱーつ!」
あのシチュエーションを実際にやるとは思いませんでしたw
近丸新道と徳ちゃん新道の分岐付近だけ、ちょうど
険しくなってるので、あそこをクリアすればあとは
転んでもふかふかの土の傾斜地だったんですけど・・・
あの人はガレ場でもストック使ってたので気になって
「助けなきゃ」という気持ちで、理屈じゃなく行って
下手すると巻き添え食らってたな・・・とゾッとします
助ける方もロープワークとか技術が無いと無力ですから
でも、あの方も山を嫌いにならないで歩いて欲しいですね
私は、2008年8月に金峰山から甲武信ヶ岳まで、縦走しましたが、金峰山から国師ヶ岳までは、アルペン的展望もあり、楽しいんですよ。
そこから、甲武信まで、展望のない樹林帯の中を3時間も歩きます 苔むした雰囲気のいい樹林帯です。樹林帯マニアの方にお勧めです
で、登頂した甲武信ヶ岳は、「ただの山奥」でしたなんで、百名山なのに人が少ないんだろうと思っていたら、真夏にこの山に登るのは、物好きなんだと、後から気づきました。でも、翌日、木賊山から見た富士山には、感動しましたね。但し、山梨百名山なら、ほとんど富士山の展望が得られるんですが
さて、戸渡尾根ですが、記憶にありません 写真が好きなので、これぞという景色は必ず納めるようにしているのですが、撮影もしていませんでした
あと、鶏冠尾根ですが、山梨百名山最難関の一つ鶏冠山が人気があり、結構歩いている人います
それから、滑落ですが、基本は、本人の身体能力ですが、結局は、判断ミスしなければ、滑落は起こりません。(これは、「登らない」という判断も含めてのことです。)
逆に身体能力が高いのに、滑落する人はいますので、本当に判断力は大事です。
この日も大弛峠から甲武信ヶ岳にアプローチしてきた人が居て
「国師ヶ岳から先は景色も見えず苦行だった」と話してました
でも、奥秩父の雰囲気は九州の山奥と似た感じで好きですね
西沢渓谷から登った甲武信ヶ岳も、シャクナゲがやたら多く
屋久島と同じく初夏のシャクナゲの頃がシーズンみたいですね
この日だけは天候も崩れかけて、なかなか富士も顔を出さずに
戸渡尾根も「地味で長い」と言えばそれまでですが、今回はまだ
紅葉があったので・・・下の方は目を楽しませる感じもあって
鶏冠尾根!後でレコで調べたら、楽しそうなコースですね〜!
この山域だと乾徳山が圧倒的有名かと思いきや、鶏冠山もなかなか
下山の方がどうしても集中を切らすし、判断力は落ちてしまうし
地元の山でも、何度も通ってる道なのにコケそうな時もありますし
なるほど!「登らない」という選択肢が一番安全ですね。確かにw
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