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Yamareco

記録ID: 1315539
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ハイキング
丹沢

今倉山-菜畑山 〜富士を背にして〜 B44

2017年11月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:19
距離
11.0km
登り
806m
下り
1,161m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:19
休憩
0:59
合計
5:18
10:02
10:07
11
10:43
10:45
12
10:57
10:57
35
11:32
11:32
30
12:02
12:50
16
13:06
13:08
50
13:58
13:58
0
13:58
曙橋バス停
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
都留市駅発8:10(富士急バス、650円)道坂隧道バス停着8:40

曙橋バス停発15:15(富士急バス、1010円)旭日丘バス停着15:50 発16:03(富士急バス、臨時、980円)御殿場駅着16:45、発17:56(JR・小田急、あさぎり号)
コース状況/
危険箇所等
道坂隧道からの沢コースを辿ったが、落葉により踏み跡消失、崩壊地横断など、のんびりとは歩けなかった。
8:40道坂隧道バス停発。寒さはそれほどでもない。
3
8:40道坂隧道バス停発。寒さはそれほどでもない。
登山道へ入る。熊看板が見当たらないが...
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登山道へ入る。熊看板が見当たらないが...
こもれびの道。穏やかなスタート。
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こもれびの道。穏やかなスタート。
こののちロープ場も多く現れる。
2
こののちロープ場も多く現れる。
沢沿いに登る。少し荒れている。というよりも道が無い。
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沢沿いに登る。少し荒れている。というよりも道が無い。
散策路?登山道ではないのか。
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散策路?登山道ではないのか。
この道、破線認定願います、昭文社どの!
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この道、破線認定願います、昭文社どの!
崩壊したまま修復されていない箇所が多かった。頼りないロープを掴み横断する。
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崩壊したまま修復されていない箇所が多かった。頼りないロープを掴み横断する。
ようやく稜線に出る。このところ明確な道が多かったから低山歩きの勘が鈍っている。何度か進路に悩んだ。
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ようやく稜線に出る。このところ明確な道が多かったから低山歩きの勘が鈍っている。何度か進路に悩んだ。
10時、赤岩に到達。左に目を移せば、冠雪成った南アルプス。
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10時、赤岩に到達。左に目を移せば、冠雪成った南アルプス。
御正体山を従えた富士山。まとわりつく雲がうらめしい。
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御正体山を従えた富士山。まとわりつく雲がうらめしい。
奥秩父方向を望む。大菩薩様、そろそろ参ります。
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奥秩父方向を望む。大菩薩様、そろそろ参ります。
御座入山(今倉山西峰)通過。
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御座入山(今倉山西峰)通過。
10:42今倉山に到着。ここから先はより一層静かな山歩きになるだろう。
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10:42今倉山に到着。ここから先はより一層静かな山歩きになるだろう。
晩秋の尾根道、心地よい。予想よりも早く、雲が出てきてしまった。
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晩秋の尾根道、心地よい。予想よりも早く、雲が出てきてしまった。
甲相国境の稜線と道志川を望む。
2
甲相国境の稜線と道志川を望む。
水喰ノ頭通過。
今倉山の双児峰を振り返る。
2
今倉山の双児峰を振り返る。
まただ。それにしてもこの道多い。
2
まただ。それにしてもこの道多い。
12:02菜畑山に到達。東南方向を望みながらゆっくりと休憩をとる。
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12:02菜畑山に到達。東南方向を望みながらゆっくりと休憩をとる。
今日はカップ麺。ばぁすでい?そういえば今日は弟の誕生日だった。
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今日はカップ麺。ばぁすでい?そういえば今日は弟の誕生日だった。
コーヒーを味わい、50分の休憩、根が生える前に出発しよう。
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コーヒーを味わい、50分の休憩、根が生える前に出発しよう。
富士はすっかり雲の中。
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富士はすっかり雲の中。
「テレビ塔」に着き、振り返る。車を2、3台駐めるスペースがあった。
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「テレビ塔」に着き、振り返る。車を2、3台駐めるスペースがあった。
車を意識しなくて済む林道は好きだ。
3
車を意識しなくて済む林道は好きだ。
この下山路、誰も歩いてなさそう...。なので、そのまま林道を進む。
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この下山路、誰も歩いてなさそう...。なので、そのまま林道を進む。
心地よい林道歩き。
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心地よい林道歩き。
そよぐススキ。
赤鞍ヶ岳方向を見る。
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赤鞍ヶ岳方向を見る。
先日の特別快速下山に比べ、なんという余裕だろうか。
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先日の特別快速下山に比べ、なんという余裕だろうか。
対岸の丹沢の山々、養豚場の芳しきにおいとともに。
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対岸の丹沢の山々、養豚場の芳しきにおいとともに。
加入道山、良い山だった。
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加入道山、良い山だった。
登山口。山梨県の黄色の標識、そうです、熊は確かにいます。
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登山口。山梨県の黄色の標識、そうです、熊は確かにいます。
麓のバス停には14時着。休日の午後1本のバスは15:15にやって来た。いつになく長かった、寒かった。
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麓のバス停には14時着。休日の午後1本のバスは15:15にやって来た。いつになく長かった、寒かった。

感想

 二つ玉が去り、西高東低。久しぶりに富士の姿が見たくて、行き先を変えることにした。以前から目論んでいた道志の山。バスの運行が登山に適さず、コースが限られる。11月末まで運行のバスを基軸に選ぶことにした。
 道坂隧道のバス停には過去2度訪れている。降車後すぐに歩き始めた。できるだけ早く赤岩に到達し、大きな富士山を望むため、沢コースを選んだ。
 道は明瞭、勾配も緩やか、晩秋の穏やかな山歩きを楽しんでいるのも束の間、沢沿いに進み始めると様子が一変する。ロープ場も現れ、俄かに急登を余儀なくされる。踏み跡は落葉に隠され、ルートを定めるのに時間を費やした。
 枯れ沢を何度も渡渉していると、次第に崩壊地が増えてきた。頼りなげなロープを掴み、何とか渡る。「山と高原地図」では、破線で表現してもよいのではないか、そう思えてきた。予想外の、やや難路に戸惑いながらも、出発後1時間10分、稜線に出た。
 樹間から望む空に雲はない。期待が高まる。15名程度の団体を越させていただき、一足先に松山(赤岩)に到達する。残念ながら富士には雲がかかっていたが、4年前と変わらず360度の眺望に圧倒される。南アルプス、八ヶ岳、大菩薩、奥秩父、青空に映える。静かに久しぶりの富士と対面したかったが、5分後には、到着した団体と入れ替わりに、往路を引き返した。
 今倉山への登り、ここも4年前の情景をはっきりと覚えている。足が攣り、急坂で何度も立ち止まっていた。西峰の御座入山を通過後、あのとき痛さにのた打ち回っていた東峰には、出発後2時間で到着した。ここからは眺望の無い尾根道が続く。
 けれども気持ちの良い道だった。すっかり葉の落ちた木々の下を、静かに無心で歩いてゆく。小春日和を満喫していた。時折、鳥たちの羽ばたきの音に驚きながらも、それを見るまでは穏やかな陽気を楽しんでいた。
 登山道に、これでもかと言わんばかりに、それは有った。あまりの多さに、熊鈴をガンガン鳴らす。あまり楽しくなくなった。雲に覆われはじめていた。風も心なしか強まる。不安が増長された。小刻みなアップダウンを足早に進んでゆく。今日の目的地、菜畑山が眼前に現れた。
 山頂には計画よりも50分ほど早く到着した。7人ほどのパーティーが先着し、食事を楽しんでいた。東南方向に開けたその場所で、さきほどの不安は吹き飛んでいた。私もストーブを取り出し、湯を沸かす。今日は思いきり休憩を楽しもう。食後、独りになった。山上で久しぶりにコーヒーを味わう。陽射しは戻っていた。
 あまりの穏やかさに、僅かな気だるさを感じ始めた。ゆっくりと下り始める。時間は有り余るほど有った。車を意識しないで済む林道を歩く。時間を意識しないで歩く。熊鈴の音だけが響いていた。
 賑やかな養豚場の間を通り抜け、道志川に向かって下りて行く。眼前には加入道山の姿があった。いつかの猟犬を思い出す。今年も山上では様々な経験をした。何も無い場所で1時間あまり、それらを思い浮かべながらバスを待った。

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