また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1359987
全員に公開
ハイキング
甲信越

岩殿山-花咲山-お伊勢山 〜麗しきその姿〜B47

2018年01月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:54
距離
15.0km
登り
1,323m
下り
1,235m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:48
休憩
1:05
合計
6:53
7:12
14
7:26
7:26
5
7:31
7:39
16
7:55
7:57
5
8:02
8:08
4
8:12
8:12
61
9:13
9:13
23
9:36
9:38
88
11:06
11:06
10
11:16
11:16
22
11:38
12:18
11
12:29
12:29
7
12:36
12:36
46
13:22
13:24
6
13:30
13:35
7
13:42
13:42
12
13:54
13:54
11
14:05
中央道真木バス停
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2018年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
高尾駅発6:30(中央本線、580円)大月駅着7:06

中央道真木BS発14:11(中央道高速バス、1,400円)バスタ新宿着15:25(定刻)
※お伊勢山の最寄りバス停「上真木」から大月駅行きバスは、ほぼ1時間に1本。
コース状況/
危険箇所等
岩殿山 兜岩登りは勿論、崩壊した巻道も危険。
花咲山 道は終始明瞭、標識も新しい。昭文社殿、ここはもう実線で良いのでは。
お伊勢山 山全体が神社。その北端に真木お伊勢山。白旗史郎氏の顕彰碑と秀麗富嶽の標識が立つ。往きは車道、帰りはお伊勢山五福参りで。
ハイカーのほとんどは富士急行線に乗り換えた。7:12大月駅を出発する。
3
ハイカーのほとんどは富士急行線に乗り換えた。7:12大月駅を出発する。
朝陽を浴びる岩殿山が近付く。
6
朝陽を浴びる岩殿山が近付く。
登山口に到着。本丸までその差200m、一気に登ってしまおう。
2
登山口に到着。本丸までその差200m、一気に登ってしまおう。
富士山が視界に収まる。何故か、近くの山よりもここからの姿の方が大きい気がする。
12
富士山が視界に収まる。何故か、近くの山よりもここからの姿の方が大きい気がする。
揚城門跡。これでは攻め難いはずだ。
3
揚城門跡。これでは攻め難いはずだ。
7:55、岩殿山山頂到達。澄んだ空気が心地よい。
6
7:55、岩殿山山頂到達。澄んだ空気が心地よい。
御坂、道志山塊の向こうに堂々と聳える。
9
御坂、道志山塊の向こうに堂々と聳える。
少し進んで本丸跡。厳密にはここが標高634m。
2
少し進んで本丸跡。厳密にはここが標高634m。
先は長い。そろそろ出発しよう。
5
先は長い。そろそろ出発しよう。
稚児落しへ。
大手門跡にクマ出没看板。
2
大手門跡にクマ出没看板。
兜岩第1の鎖場分岐。巻道は暗く、荒れているように思える。
2
兜岩第1の鎖場分岐。巻道は暗く、荒れているように思える。
見上げる。
振り返り見下ろす。ステップ切ってあるのに、思いきり鎖に頼った。
3
振り返り見下ろす。ステップ切ってあるのに、思いきり鎖に頼った。
第2の鎖場分岐。
富士を見ながら岩壁を登る。爽快だ。
6
富士を見ながら岩壁を登る。爽快だ。
などと思ったのも束の間、情けなくも巻道を選ぶ。
4
などと思ったのも束の間、情けなくも巻道を選ぶ。
巻道の初めに「この先登山道崩壊のため歩行困難」の貼紙あり。10分かかった。
2
巻道の初めに「この先登山道崩壊のため歩行困難」の貼紙あり。10分かかった。
天神山通過。
このあと訪れる花咲山。その向こう高川山。
9
このあと訪れる花咲山。その向こう高川山。
稚児落しの岩壁が見え始めた。こののち少しだけ岩壁の上を進む。
4
稚児落しの岩壁が見え始めた。こののち少しだけ岩壁の上を進む。
トズラ峠、大垈山への分岐。
2
トズラ峠、大垈山への分岐。
稚児落しから岩殿山を振り返る。
4
稚児落しから岩殿山を振り返る。
県道に出た。大月駅方向に向う。
2
県道に出た。大月駅方向に向う。
花咲山への分岐。こののちもしっかりとした標識に誘導される。
2
花咲山への分岐。こののちもしっかりとした標識に誘導される。
中央道をかすめて道なりに右へ。
2
中央道をかすめて道なりに右へ。
登山口。なぜか足を踏み入れるのを躊躇う。今日はおかしい。
3
登山口。なぜか足を踏み入れるのを躊躇う。今日はおかしい。
ヤブ(刈り払われている)を抜け、樹間の道を進む。
2
ヤブ(刈り払われている)を抜け、樹間の道を進む。
すぐ下には花咲カントリークラブ。登山道には境界標が続く。
2
すぐ下には花咲カントリークラブ。登山道には境界標が続く。
落ち葉積るトラバース、とても歩き難い。ロープを頼る。
2
落ち葉積るトラバース、とても歩き難い。ロープを頼る。
標高610mのサス平。
4
標高610mのサス平。
花咲山(中央)を捉える。
4
花咲山(中央)を捉える。
花咲峠を通過。
11:38花咲山到達。真新しい標識。
5
11:38花咲山到達。真新しい標識。
久しぶりに山上で昼食。
6
久しぶりに山上で昼食。
胎内仏道はどう難路だったのだろう。ここも巻いたので不明。
3
胎内仏道はどう難路だったのだろう。ここも巻いたので不明。
なんという。。
女幕岩からは、滝子山から雁ヶ腹摺山、姥子山まで一望できる。
10
女幕岩からは、滝子山から雁ヶ腹摺山、姥子山まで一望できる。
真木側登山口。真木への標識が絶妙な向きで下に置かれている。
3
真木側登山口。真木への標識が絶妙な向きで下に置かれている。
真木の町に下りた。右折し、お伊勢山に向う。
2
真木の町に下りた。右折し、お伊勢山に向う。
大神宮の鳥居を右に見て進む。
2
大神宮の鳥居を右に見て進む。
真木お伊勢山。白籏史朗の顕彰碑と、大月市選定の秀麗富嶽十二景の標識が立つ。
3
真木お伊勢山。白籏史朗の顕彰碑と、大月市選定の秀麗富嶽十二景の標識が立つ。
お伊勢山から、白籏史朗が最も好きだった富士山を見る。
7
お伊勢山から、白籏史朗が最も好きだった富士山を見る。
「中央道真木」バス停。甲府発新宿行きのバスは5分後に到着した。
6
「中央道真木」バス停。甲府発新宿行きのバスは5分後に到着した。

感想

 高尾駅を6時30分に発つ大月行きに乗車した。向かうは終着駅、深く眠ってしまっても乗り過ごしもバスに乗り遅れることもない。天候は予定どおり申し分ない快晴、今日も低山歩きを楽しもう。気楽に考えていた。
 到着後、すぐに歩き始める。冷え切った空気の中、気持ちの良い始まりだった。朝陽を浴びる岩殿山、山頂が手に取るように近い。ほどなく到着した登山口から階段状の道をゆっくりと上がってゆく。ビジターセンター(ふれあいの館)からは雲一つない富士山の姿を望めた。今日はこののちも雲の心配をしなくて済みそうだ。
 展望台には、山梨百名山、大月市秀麗富嶽などの標識が立っていた。美しい富士山は思っていたよりも大きく見える。見とれていたかったが、先は長い。山頂である本丸の往復をして、西に向かう。大手門跡のクマ出没標識に、些か驚きながらも気分よく尾根道を進むと第1の岩場。岩と鎖が明るく照らし出されている。
 嫌な不調を感じていた。ステップや手すりに満ちた岩場を思うように上がれない。いつになくゆっくりと慎重に攀じ登る。振り返ると何のことは無い岩場だった。やがて第2の岩場が現れる。トラバースを経て登る70度ほどの斜面を前にして、滑落し転落する光景が目の前を過った。
 一度怖気づいたら進まない、巻道の存在が後押しした。下山後登らなかったことを後悔したが、そのときは何故か心底怖かった。巻道の始まりに途中崩壊、歩行困難の貼紙、ロープを頼りながら暗い北側斜面を進んだ。午前9時、兜岩を巻き終わり、明るい道に安堵する。
 やがて天神山を経て稚児落しに至る。聞きしに勝る大岩壁は、今日の私には十分なほどの威圧感、下を覗けず、遠く大月の市街しか見られなかった。その後は浅利集落へおよそ200メートルを下げてゆく。次なる山に至る道を思いながら、ごく普通の下山路を進んだ。

 浅利川沿いの県道をゆっくり歩く。時折通る車が行き過ぎると、沢音のみが残った。しばらく南下を続けると花咲山への標識が目に止まった。中央道に突き当り、道なりに右折する。まだ通行量は少なく、思いがけず静かだった。
 花咲山登山口は唐突に現れた。念のため熊鈴を付け、刈り払われた藪の中へ入ってゆく。本日第2の登山の開始である。尾根道を緩やかに上がってゆき、中央道から離れる。眼下には花咲カントリークラブの芝が広がっていた。
 真新しい標識多く、落葉に隠れても道は明瞭、終始尾根道を行くために迷う心配は無い。小ピークを越え、峠を過ぎたのち、山頂に向け高度を上げる。登山口から72分で花咲山(男幕岩)に到達した。残念ながら眺望は得られなかったが、予想どおり静かな場所である。予定どおりゆっくりと昼食の時間を過ごす。久しぶりに山上でコーヒーを飲んだ。
 山頂を後にしてしばらく進むと、胎内仏道(難路)の標識。直進したらどんな道なのか知りたくもあったが、今日は徹底して危うきに近寄らず、2度目の迂回路へと進んだ。やがて女幕岩に到達。ここからの眺望は素晴らしかった。滝子山から黒岳を経て雁ヶ腹摺山、姥子山へと続く。また訪れたくなった。
 なおも尾根上の明るい道を下りて行く。2度大きく曲がったのち真木の町に辿り着いた。ここからは「お伊勢山」を目指し、とにかく北へ進む。未だに地図上でそのポイントを得られずにいたが、途中の看板を見て、それとなくわかった場所へ向かう。結局、そこは「真木お伊勢山」だった。
 白籏史朗の顕彰碑と大月市秀麗富嶽十二景の標識が立っていた。彼が此処お伊勢山からの富士が最も好きだったことを知った。確かに均整の取れた輪郭と彫りの深さが際立っている。今日最後に見る富士に別れを告げ、お伊勢山五福めぐりに向かった。
 それにしても、今日は町中でも山中でもほとんど人に会わない。天候にも恵まれ、静かで穏やかな一日だった。そしてとびきり濃密な時間が流れた一日だった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1293人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
岩殿山(大月駅より稚児落しを経由しての周回)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら