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記録ID: 1368723
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ハイキング
丹沢

高松山 〜森閑たり〜 B48

2018年01月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:38
距離
14.6km
登り
1,044m
下り
1,006m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:30
休憩
0:42
合計
5:12
7:56
34
東名山北バス停
8:30
8:30
51
農道終点
9:21
9:21
29
9:50
10:25
32
10:57
10:57
12
真弓ヶ丘
11:09
11:16
54
12:10
12:10
58
13:08
東名松田バス停
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2018年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
池尻大橋BS発6:50(小田急箱根高速バス、1270円ネット割)東名山北BS着7:51
東名松田BS発14:18(16分遅れ、1230円ネット割)池尻大橋BS着15:20
※この季節でも利用者多く、予約は必要。
コース状況/
危険箇所等
急坂、岩場越えなど無し。積雪有っても道は明瞭なので、人の少ないこの季節が良いと思う。
最明寺跡からの林道歩き、苦手な人には長いかもしれない。
家を出てから1時間15分後、歩き始める。程なく路線バスの登山口バス停からの道を合わせる。
2
家を出てから1時間15分後、歩き始める。程なく路線バスの登山口バス停からの道を合わせる。
新東名建設工事の為、2月27日まで迂回路を経由する。
2
新東名建設工事の為、2月27日まで迂回路を経由する。
正規コースへ復帰する。
2
正規コースへ復帰する。
舗装路離れる。(農道終点)
2
舗装路離れる。(農道終点)
雪はほとんど無い。
2
雪はほとんど無い。
鉄塔下を通過する。雪が少々現れ始めた。
2
鉄塔下を通過する。雪が少々現れ始めた。
ようやく登りらしい登り。
2
ようやく登りらしい登り。
森閑たり。至福の時間が流れる。
2
森閑たり。至福の時間が流れる。
ビリ堂通過。
雪を踏み締める音のみが響く。
2
雪を踏み締める音のみが響く。
低山と舐めてはいけない。所により積雪は20センチほど有った。
2
低山と舐めてはいけない。所により積雪は20センチほど有った。
秦野峠、シダンゴ山への道を分ける。
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秦野峠、シダンゴ山への道を分ける。
9時50分、高松山(801.4m)到達。
6
9時50分、高松山(801.4m)到達。
箱根の山々は悠然と佇む。
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箱根の山々は悠然と佇む。
車窓から覗いていた富士山は既に雲の中。
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車窓から覗いていた富士山は既に雲の中。
広い山頂。コーヒーは味わえた。風が出てきた。少し早いが発つことにした。
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広い山頂。コーヒーは味わえた。風が出てきた。少し早いが発つことにした。
尾根道を緩やかに下降してゆく。
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尾根道を緩やかに下降してゆく。
風情ある標識が峠へと導く。
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風情ある標識が峠へと導く。
気持ちの良い道が続く。
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気持ちの良い道が続く。
真弓ヶ丘。マユミ、別名ヤマニシキギ。
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真弓ヶ丘。マユミ、別名ヤマニシキギ。
富士見台。見えず。
3
富士見台。見えず。
11時7分、尺里(ひさり)峠到着。五差路だ。
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11時7分、尺里(ひさり)峠到着。五差路だ。
畜産農家の集落(高松)。
2
畜産農家の集落(高松)。
民家近くの竹林。
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民家近くの竹林。
集落を抜け、再び登山道を行く。何故か積雪量多し。
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集落を抜け、再び登山道を行く。何故か積雪量多し。
林道を横断する。
3
林道を横断する。
最明寺史跡公園。静かで趣のある場所だった。
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最明寺史跡公園。静かで趣のある場所だった。
分岐。こののち、林道、生活道多く、山中よりも気を遣う。
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分岐。こののち、林道、生活道多く、山中よりも気を遣う。
箱根の山々ともそろそろお別れだ。
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箱根の山々ともそろそろお別れだ。
防獣柵を振り返る。
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防獣柵を振り返る。
酒匂川注ぐ相模湾を望む。
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酒匂川注ぐ相模湾を望む。
東名松田バス停。到着はちょっと早かった。およそ1時間、ぼーっとしていよう。
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東名松田バス停。到着はちょっと早かった。およそ1時間、ぼーっとしていよう。

感想

 先日、整体の先生に、準備運動の大切さと自身の体の硬さを教えられ、寒い日の岩場は気をつけるよう諭された。いつの間にか一つ歳を重ねたようなので、今日はとにかくどこかへ行きたくて、岩場の無い丹沢の低山に向かった。
 高速バスの車中は、皆眠っているためかとても静かだった。釣られて眠りそうになる。やむなく耳元の音楽を遠ざけた。1時間後、バスは東名山北へ定刻に到着し、独り降車後、待合所で「大切な」準備体操を行った。
 バス停から5分も歩けば、路線バス「高松山登山口」からの道に合流する。ほどなく新東名道の工事のため迂回路を進むことになり、車道を緩やかに登った。毎度のことながら歩き始めは息が切れるが、右手にみかん畑を見ながら、前方に在るはずの富士山を意識しながら少し足早に進んでみた。
 雪は、鉄塔下を通過する頃から徐々に増え始めたが、凍結箇所は無く、暖かい日が続けばすぐにでも融けそうな程度だった。この時期の良さは、静かな山歩きを楽しめることに尽きる。小鳥の囀りも熊鈴の音色も無い世界、至福の時間が流れる。
 ビリ堂を過ぎると、道はようやく傾斜を増し、登頂への期待が高まる。秦野峠への分岐を過ぎると山頂へは間もなく到達する。3方向に開けた其処は、薄く雪に覆われているせいか、一層広く感じられた。
 早速湯を沸かす。まだ10時、カップめんの時間ではなかった。コーヒーとモンタボーのパン。富士山が見えないのは残念だが、箱根の山々を穏やかに眺めながら、大切な時間を過ごした。
 雪がちらつき、風も出てきた。登りよりも時間も距離も長い下山を開始した。急坂も無く、登り返しも無く、緩やかな下降、心地よかった。尺里峠は、二本の林道が交差する五差路。この先の入り組んだ道を頭に叩き込んだのち、出発した。
 林道を快調に進むと、民家が現れる。畜産農家の集落だった。山奥に不思議な空間が広がっていた。この国にはまだこのような場所が多く点在するのだろう。
 集落を抜けると、再び登山道が始まる。先ほどよりも積雪量は多く、幅広の道は小刻みにアップダウンを繰り返した。そして西明寺史跡公園が忽然と現れる。池の畔を歩けば風情ある公園であることが窺える。ここからバス停までは1時間少々、のんびりしたかったが、地図上で林道が交錯していることに嫌な予感がして、先を急ぐことにした。
 車道を進むと防獣柵が見えてきた。これまでどおり標識はしっかり在るのだが、表現が微妙だった。市街と書かれた方向に進んだが、案の定、進路を誤ったことに気づき引き返すこととなった。
 そんなわけで、1本早いバスには間に合わなくなったが、予約したバスに乗車するには十分時間が残っていた。いつになくゆっくりと歩く。酒匂川の注ぐ相模湾がまぶしかった。予想以上に充実した山歩きに感謝した。そしてこの1年間に達成できなかった私的な目標について思った。次に歳を重ねるまでにはきっと、思いを新たに帰路に就いた。

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