また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1377817
全員に公開
雪山ハイキング
箱根・湯河原

金時山-矢倉岳 〜金太郎に会いに〜 B49

2018年02月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:45
距離
14.0km
登り
859m
下り
1,384m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:16
休憩
0:31
合計
5:47
8:45
38
9:23
9:25
19
9:44
9:44
42
10:26
10:33
27
11:00
11:00
9
11:09
11:09
14
11:48
11:48
8
11:56
12:12
45
12:57
12:57
18
13:15
13:21
71
14:32
矢倉沢公民館
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
池尻大橋発6:50(小田急箱根高速バス、1,800円)乙女峠BS着8:44

矢倉沢BS発15:32(箱根登山バス、520円)松田駅入口BS着15:58、松田駅着16:00、発16:28(小田急電鉄特急あさぎり、780+690円)新宿駅着17:38
コース状況/
危険箇所等
積雪、所により多く、金時山からの急坂には滑り止めが必要だった。
こ、こら。
3年前、いたずらするオラフを懲らしめていた金太郎に、不意に会いたくなった。
4
3年前、いたずらするオラフを懲らしめていた金太郎に、不意に会いたくなった。
乙女峠で独り直通バスを降りる。
3
乙女峠で独り直通バスを降りる。
結構雪が残っている。今日は、出発前に魔が差して、滑り止めを置いてきてしまった。
3
結構雪が残っている。今日は、出発前に魔が差して、滑り止めを置いてきてしまった。
富士見えず。
長尾山通過。
箱根笹が鬱陶しく思えるほどの積雪ではない。
2
箱根笹が鬱陶しく思えるほどの積雪ではない。
箱根山と芦ノ湖。晴れてきた。
3
箱根山と芦ノ湖。晴れてきた。
金時山山頂が見えてきた。相変わらず人が多い。
2
金時山山頂が見えてきた。相変わらず人が多い。
御殿場市街の向こうに浮かぶ。
12
御殿場市街の向こうに浮かぶ。
芦ノ湖と箱根外輪山たち。
5
芦ノ湖と箱根外輪山たち。
近い。対面できて嬉しい。
11
近い。対面できて嬉しい。
金時山からの下りは急坂である。(振り返り)鉄階段多数。
3
金時山からの下りは急坂である。(振り返り)鉄階段多数。
今日も感謝。
急坂続く。よく滑る。山頂で働く方々に道を譲る。
3
急坂続く。よく滑る。山頂で働く方々に道を譲る。
金太郎、珍しくまさかりを担いでいた。(他の場所では持ち去られているから)ニット帽もかぶり、嬉しそう。
9
金太郎、珍しくまさかりを担いでいた。(他の場所では持ち去られているから)ニット帽もかぶり、嬉しそう。
急坂過ぎ、金時山を振り返る。
3
急坂過ぎ、金時山を振り返る。
丸鉢山(砦跡)通過。
2
丸鉢山(砦跡)通過。
竹之下稲子場。ここの金太郎もニット帽をかぶっている。
2
竹之下稲子場。ここの金太郎もニット帽をかぶっている。
足柄峠手前の駐車場を通過。
2
足柄峠手前の駐車場を通過。
雪解け水が路面を流れる。
1
雪解け水が路面を流れる。
足柄城址。予定どおりの通過時間ゆえ、残念ながら通過。
2
足柄城址。予定どおりの通過時間ゆえ、残念ながら通過。
足柄峠。趣ある。
3
足柄峠。趣ある。
足柄万葉公園。予想以上に広い。
2
足柄万葉公園。予想以上に広い。
向う矢倉岳。遠いような近いような。
6
向う矢倉岳。遠いような近いような。
その矢倉岳を望みながら昼食。今日はシェリュイのキッシュとココア。
5
その矢倉岳を望みながら昼食。今日はシェリュイのキッシュとココア。
万葉広場入口で車道を離れ、山北駅方面へ。
2
万葉広場入口で車道を離れ、山北駅方面へ。
のどかな散策路を行く。
2
のどかな散策路を行く。
そこかしこに和歌の立札が。
2
そこかしこに和歌の立札が。
いつの間にか再び雪道。静かな林間の道。
2
いつの間にか再び雪道。静かな林間の道。
分岐点の山伏平。そう、この連休は安倍奥の山伏に登る予定だったのだ。
4
分岐点の山伏平。そう、この連休は安倍奥の山伏に登る予定だったのだ。
山頂直前の気持ちの良い瞬間。
4
山頂直前の気持ちの良い瞬間。
13:15、矢倉岳に到達。伸びやかな頂。
4
13:15、矢倉岳に到達。伸びやかな頂。
真西に大きな富士を望む。
8
真西に大きな富士を望む。
小田原市街と相模湾を望む。
6
小田原市街と相模湾を望む。
狩川へ向って下りてゆく。
2
狩川へ向って下りてゆく。
いつの間にか雪は無くなった。
2
いつの間にか雪は無くなった。
茶畑が広がる。里に下りて来た。
6
茶畑が広がる。里に下りて来た。
矢倉沢公民館に到着、目の前を1本前のバスが通り過ぎた。トイレとベンチがあった。お気に入りの飲み物を手に、のんびりと時を過ごす。
3
矢倉沢公民館に到着、目の前を1本前のバスが通り過ぎた。トイレとベンチがあった。お気に入りの飲み物を手に、のんびりと時を過ごす。
矢倉沢のバス停で新松田駅行きのバスを待つ。早春の陽射しが心地よい。
3
矢倉沢のバス停で新松田駅行きのバスを待つ。早春の陽射しが心地よい。

感想

 どうも山伏には強風が吹き荒れるらしい。五日前に安倍奥行きを諦めた。そして3年前の緑の季節に出会った金太郎に不意に会いたくなった。4年前、残雪の中を進んだ金時山への道を経て、矢倉岳を目指すことにした。午後になれば富士山も望めそうな予報だった。
 先日と同じ高速バスに乗り、乙女峠で降りた。車内で温かな飲み物を口にしていたせいか、吐息がいつになく白い。風はそれほどでもなかった。ほどなく登山口に着く。
 予想以上の積雪だった。登りはともかく下りの凍結が心配になった。6本爪は、出発直前に愚かにもザックから取り出している。下りの遅れを意識して足早に登り始めた。
 体調は良く、乙女峠を過ぎ、長尾山への静かな時間を楽しむ。この道は仙石側よりも人に出会うことが少ない。しばらくすると雲間から陽が射してきた。予報どおり天気は回復基調、期待が高まる。
 金時山、これほど常に人であふれる山も珍しい。多くの人が、現れた富士山を被写体にしていた。此処は独りだとちょっと照れくさい。7分ほどの滞在で「天下の秀峰」を後にした。
 予習どおりの急坂、北斜面。鉄階段の手すりとロープに助けられながら、滑りに対応する。山頂で働く人々がチェーンスパイクを着けて上下していた。心配していたとおり、滑り止めを持たないことによる遅れは如何ともし難く、急坂収まる新芝分岐では、金太郎道標を1枚収めるだけの時間しか無かった。
 やっと出会えた金太郎に別れを告げ、足柄峠を目指し北上を続ける。丸鉢山(猪鼻岩砦跡)を過ぎ、なおもなだらかな道を進むと、足柄古道を分け、駐車場に到達する。ここからしばらくは車道を歩かなければならない。雪解け水が轍を流れている。歩きづらい。
 次第に雪も流水も無くなり、乾いた路面を歩くようになった。やがて足柄城址入口と足柄峠を過ぎ、休憩地点に選んでいた万葉公園に着く。既に遅れは取り戻していた。温かなココアが沁み渡った。のんびりしていると、もう春の訪れを感じさせられる。
 さてと、目前の矢倉岳を見ながらゆっくりと立ち上がった。やはり今日は体調がすこぶる良い。神経をすり減らした先刻の下りを忘れていた。静かな林間の道を少しだけ早足で進む。山北への分岐点、山伏平を過ぎ、今日最後の登りに取り掛かった。
 山頂までの道、何故か十枚山への最後の登りを思い出していた。安倍奥への思いがそうさせたのか。とにもかくにも、カヤトを左右に見て、視界の青空が一際大きくなった頃、矢倉岳に到達した。北上コースを選んで良かった。目的地に相応しい、気持ちの良い山頂だった。富士山も大きな姿を現してくれている。
 ここからは再び急坂の下りが待っている。名残惜しくも僅かな滞在で、その心地良さにあふれた場所を離れた。滑り止めを置いてきた者を戒めるかのごとく、凍結個所には新たな雪が積もり、いつになく慎重さを求められた。ようやく道から雪は消え、九十九折れの最後の下りを経て、茶畑の広がる里に到着した。
 1本前のバスが2分遅れで目の前を通過して行った。公民館の前でスパッツを外し、思いきり顔を洗う。早春の陽射しは柔らかく、時折吹く風にも暖かさを感じた。ベンチに座り、青空を見上げ、今日も無事に下山連絡のできること、感謝した。
五34671鉢十九2

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:756人

コメント

富士と、春の気配 + °
kimichinさま、こんにちは。
金時山から足柄方面には金太郎さんがいるんですね。
少し春を感じる陽差しの週末でしたね**
松田駅からの"あさぎり号"一緒だったかも、と思ったら一日違いでした(^^)
miruru
2018/2/16 9:22
Re: 富士と、春の気配 + °
miruru様
小山町の標識には、濱田岳に似ていない、可愛い金太郎が乗っているのです。
今回は珍しくまさかりを担いでいて良かった。
本当は春は苦手なので、もう少しの間寒くて良いと思っています。
どこかの山中でお会いできることを楽しみにしています。
2018/2/16 12:56
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 箱根・湯河原 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら