北横岳-縞枯山-茶臼山 〜碧は藍より青し〜 A32
- GPS
- 04:16
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 612m
- 下り
- 617m
コースタイム
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 4:16
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅発13:40、山麓駅着13:47北八ヶ岳ロープウェイBS発14:45、茅野駅着15:43 ※茅野駅の階段は、最後部東京寄りに。バス停は東口2番乗り場、案内所の前に在る。 ※ロープウェイのバス停は、山麓駅を出て左手に在る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
軽アイゼンは必要。 |
写真
感想
このところの低山歩きに少し飽きたので、八ヶ岳の碧を見に出かけた。例によって前夜に甲府入り、いつもの宿でいつものニュース番組を観ながら眠りに落ちた。
コンビニエンスストアでコーヒーを調達、サーモスに注いだのち甲府駅に向かう。松本行き普通列車に揺られて茅野駅へ。7時55分発のバスに乗る。乗客はほぼ登山客。意外にも独りも多かった。車窓からの景色を懐かしく感じながら蓼科へ。
ロープウェイ駅で、スキーヤーよりもボーダーの方が多いことを知る。100人乗りのそれは、静かに標高差400メートルを駆け上がり、雪の世界へといざなう。アイゼンを装着、ストックの石突きカバーを外し、青空を見上げる。今日はいつまでもこの碧さを感じていたい。
坪庭をゆっくり進み、やがて離れて行く。白と緑と青の世界、十分に昂揚していた。思ったほど登山者の数は多くない。静かに、緩やかに登る。振り返れば雪を纏った坪庭と縞枯山。間もなく南と南も姿を現す。
北横岳ヒュッテを過ぎて、最も見たかった景色と出会う。もう少し早ければもう少し白を堪能できたのだろうが、贅沢は言うまい。この眺望が得られれば、今回の山行は成功なのだ。急に風の速まった南峰を後にする。
北峰からは、浅間山、蓼科山、北アルプス、御嶽山、南アルプス、南八ヶ岳の峰々。この素晴らしき瞬間に感謝の言葉しかない。風の強さは全く気にならなかった。名残惜しくも次なる峰を目指す。
樹林帯の道を心地よく下る。雪は未だほどよい状態にあった。往復1時間半で坪庭に戻る。縦断したのち東進、雨池峠に向かうと懐かしき縞枯山荘が現れた。山荘前にはどこか長閑な時間が流れていた。
縞枯山へは急坂が続く。木々から落ちる雪の音だけが響く中、ゆっくりと登った。息を整えようとした時、山頂に着いた。早速展望台へと向かう。眼前に重たそうな茶臼山が座っていた。
一旦、鞍部に下りてから登り返す。茶臼山にはほどなく到着した。早速展望台へと向かう。南八ヶ岳がより近くに在った。そしてその東には奥秩父の山々、そろそろ向かわないと叱られそうだ。強風のせいにして視線を逸らした。
軽く食事を取り、鞍部の分岐まで戻る。いつものように1本早いバスを意識し始めていた。間隔は2時間、中途半端は良くない。さっさと下りよう。いつしか薄雲が出始めていた。
五辻までは20分ほど、やはり雪道の方が早い。縞枯れの光景が広がる中、後半の静かな山歩きに再び感謝した。そこからは緩やかな上り道が続く。トレースを外すと大きく踏み抜く。木道の上を通過していた。
北横岳が見え始めると山頂駅は近い。今朝と同じ場所で空を見上げた。存分に碧さを感じられたひとときだった。
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