箱根 塔ノ峰・明星ヶ岳〜小田原駅から登る
- GPS
- 06:11
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,074m
- 下り
- 646m
コースタイム
07:57 水之尾毘沙門天
08:21 上水之尾用水溜池
08:34 塔ノ峰登山口
09:13 塔ノ峰 09:23
09:47 明星ヶ岳登山口
11:01 明星ヶ岳
11:13 大文字 11:39
12:22 勘太郎の湯 13:18
13:21 宮城野支所前バス停
天候 | → |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
終点:宮城野支所前バス停 【交通費】 (鉄道)町田→小田原 小田急 570 (バス)宮城野支所前→箱根湯本駅 箱根登山バス 520 (鉄道)箱根湯本→町田 特急はこね 小田急 570+600 計:2260 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 ・危険箇所はありません。 ・小田原駅から水之尾の林道ゲートまで、案内板はありません。 温泉・食事:勘太郎の湯 1000円 |
写真
感想
塔ノ峰と明星ヶ岳は、5年前の7月に塔ノ沢から登ったことがあるのだが、
時期がよくないせいもあって、草叢の中を汗だくになって登った挙句、天気が悪くて展望なし、という悪い印象しか残っていなかった。
今回はその悪い印象を払拭するため、新緑の5月に前回とは少しコースを変えて登ってみた。
山と高原地図には風祭駅から登るコースが書かれているが、どうせなら箱根の山を端から登ってみようと思い、小田原駅から歩くことにした。
小田原駅を新幹線側、北条早雲が居る方に出る。
まずは線路に沿ってに西に少し進み、新幹線の下を潜ったら、左手に小田原城を見ながら青橋を過ぎ、突き当たったら右へ。
あとはしばらく道なり。
小田原競輪場を過ぎ、いくつかの中高の学校の前を通って、小田原厚木道路の上を越える。(小田厚はトンネルの中なので目視はできない)
小田厚を越えると道が狭くなって車通りも少なくなり、風祭駅からの道と合流する。
このあたりには小田原市のウォーキングコースの案内があるが、塔ノ峰を示す表示はない。
この小田原市のウォーキングコースを事前に調べておけば、史跡を巡りながら歩くことができるのかもしれない。
道はすぐに広い道になり、道なりに行くと90度右に曲がって下ってしまうが、ここは直進方向の細い道を登ってくのが正解。
この下っていく道は、手持ちの地図には書かれていない。新しい道のようだ。
ここでちょっと道を逸れて、ウォーキングコースの案内に従い水之尾毘沙門天に寄り道。
1702年創建で、案内板に創建の経緯が書いてある。
再び90度のカーブまで戻ってきたら、今度は細い道を行き、威張山林道へ。
この辺りはみかん畑が多く、眺めは良いが、見晴らせる場所は少ない。
道は途中で未舗装に変わる。再び舗装された道に変わったところで「上水之尾用水溜池」。
ここにも説明版があり、完成したのは1802年だそうだ。意外にも歴史ある溜池で、村の生活を一変させたらしい。
上水之尾用水溜池からすぐのところにゲートがあり、ここで初めて塔ノ峰への案内標示がある。
ゲート脇を通り抜け、しばらく舗装された道を行くと、左手に塔ノ峰への登山口。
案内板は少し藪に埋もれ気味。これからもっと藪が深くなると見落としそう。
塔ノ峰への登りはほとんど緩やか。展望はない。
道は局所的に藪気味で、チラホラとくもの巣も・・・夏には通りたくない。
シャガが多くなってくると、塔ノ峰の山頂に到着。
小田原駅から約2時間。
塔ノ峰で小休止して、次は明星ヶ岳へ。明星ヶ岳までは、もう2時間・・・。
一旦下って林道に出て、明星ヶ岳の登山口から再び登り。
すぐに鉄塔があり、ここからが急登。
5年前に来たときは、この急登がかなりキツかった記憶が残っているが・・・
確かに急登ではあるが20分もかからなかった。あれ?こんなもんだったっけ?といった感じ。
急登を登って尾根に出ると、あとは平坦・・・とはいかないのが明星ヶ岳。
何度もアップダウンしながら展望の少ない道を行く。
展望は少ないが、植生は単調ではなく、最初は暗めのスギの樹林帯だが、そのうちにハコネダケが目立つようになり、
いつのまにかスギがなくなって、明るい樹林に変わる。
5年前はこういった変化にも気が付かず、ヘロヘロになって登っていた。
いくつか石仏が現れて、箱根らしい背丈ほどの高さのハコネダケの道になると、不意に山頂に到着。
明星ヶ岳は、明確なピークがなく、山頂の標示がないと気が付かないで通り過ぎそう。
小田原駅から4時間弱で到着。
明星ヶ岳は展望こそないものの、山頂付近の広い尾根道は最高に気持ちいい。
日当たりが良く、多くの花が咲いている。
でも、展望はないので、少し下った大文字で休憩することにする。
宮城野への分岐から10分足らず下ると、大文字に出る。ここで軽く昼食を取りつつ大休止。
ここからの眺めは絶景。
中央火口丘の神山と駒ヶ岳、その中腹に噴煙を上げる早雲地獄、その下にケーブルカーを軸にして広がる強羅の街並み、
さらに下には早川に沿う宮城野の街並みまで、広く俯瞰できる。
駒ヶ岳だけに、雲がかかっている。
残念ながら富士山も雲の中。
あとは一気に宮城野に下る。30分もかからずに登山口。さらに15分ほどで勘太郎の湯に到着。
勘太郎の湯はほとんど貸切状態で入ることができた。
(天気のいい日にほとんど客がいないなんて、大丈夫かな〜。毎年使っている場所なだけにちょっと心配。)
あとは、宮城野支所前のバス停から、バスに乗って箱根湯元へ。箱根湯元からはロマンスカーでゆったりと帰る。
総評。
小田原駅から明神ヶ岳に登って宮城野に下る。登り4時間下り1時間。
展望は全般的に少なめなので、花咲く春か、紅葉の秋かがよいと思う。
そして、明神ヶ岳に比べると少し人気が落ちる明星ヶ岳だが、
春の晴れた日の尾根道の心地よさ、そして大文字からの絶景、まだ見ていない人は是非。
○コース参考
昭文社 山と高原地図 「29 箱根」(2013年版)
○すべての写真(Googleフォト)
https://goo.gl/photos/bHaD8SHXo5hbQJH69
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