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Yamareco

記録ID: 562824
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ハイキング
奥多摩・高尾

浅間峠-槇寄山-数馬 〜笹尾根と舞茸天ぷら〜 B21

2014年12月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:51
距離
14.3km
登り
1,157m
下り
918m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:27
休憩
0:22
合計
5:49
8:06
72
9:18
9:19
37
9:56
9:57
16
10:13
10:17
45
11:02
11:03
9
11:12
11:12
36
11:48
11:49
14
12:03
12:03
17
12:20
12:20
16
12:36
12:36
5
12:41
12:54
4
12:58
12:58
52
13:50
13:51
4
上川乗バス停8:05-9:15浅間峠9:20-日原峠9:55-10:10土俵岳10:20-11:10笛吹峠11:30-12:00数馬峠12:10-西原峠12:35-12:40槇寄山12:50-仲の平バス停13:50-13:55温泉センターバス停(数馬の湯)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路 吉祥寺、立川、拝島を経て武蔵五日市駅7:20(西東京バス、700円)-7:59上川乗BS
復路 温泉センターBS15:02(西東京バス、940円)-15:50(定刻15:54)武蔵五日市駅15:55(ホリデー快速あきがわ2号)16:58新宿駅
コース状況/
危険箇所等
全般的によく整備された良い道。標識完備で悩む分岐や落ち葉に道が隠された箇所も無し。
その他周辺情報 「数馬の湯」 温泉はわからないが、舞茸天ぷらそば(870円)は噂どおり、期待どおり美味い。
上川乗のバス停とトイレ。
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上川乗のバス停とトイレ。
上野原方面へ。
朝もや煙る集落。
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朝もや煙る集落。
登山口。
杉林の中、九十九折に登る。
3
杉林の中、九十九折に登る。
祠で今日の安全を祈る。
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祠で今日の安全を祈る。
典型的な奥多摩の道をゆく。
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典型的な奥多摩の道をゆく。
残雪も降霜もない。
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残雪も降霜もない。
尾根に出てからほどなく峠に。
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尾根に出てからほどなく峠に。
紅葉の残像が。
浅間峠の東屋。
ここまで関東ふれあいの道を辿ってきたのか。
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ここまで関東ふれあいの道を辿ってきたのか。
今日は会えないと思っていた。
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今日は会えないと思っていた。
再び尾根へ。
日原峠。
土俵岳への登り。
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土俵岳への登り。
土俵岳。
小棡峠。名前が奥ゆかしい。
2
小棡峠。名前が奥ゆかしい。
丸山まき道分岐。
2
丸山まき道分岐。
ザ・笹尾根。
笛吹峠十字路の立派な標識。
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笛吹峠十字路の立派な標識。
笛吹峠を少し上がったところに眺望の良い広場が。
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笛吹峠を少し上がったところに眺望の良い広場が。
本日のランチは軽く素早く。
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本日のランチは軽く素早く。
霜割れを防ぐ幹巻きテープが全く別なものを連想させる。
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霜割れを防ぐ幹巻きテープが全く別なものを連想させる。
たまには自撮り。
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たまには自撮り。
今日初めて人とすれ違う。
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今日初めて人とすれ違う。
当然のことながらエスケープルートに事欠かない。
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当然のことながらエスケープルートに事欠かない。
三頭山、意外に遠い。
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三頭山、意外に遠い。
数馬峠。富士見ベンチが有ったが。
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数馬峠。富士見ベンチが有ったが。
富士は雲に包まれて。
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富士は雲に包まれて。
道端に笹尾根の標識が不意に現れる。
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道端に笹尾根の標識が不意に現れる。
田和峠を予定どおり通過。
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田和峠を予定どおり通過。
落ち葉のじゅうたん。
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落ち葉のじゅうたん。
北側はかなりガスってきた。
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北側はかなりガスってきた。
西原峠を振り返る。
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西原峠を振り返る。
今日最高地点の槇寄山。されど真の目的地は下山後に有り。
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今日最高地点の槇寄山。されど真の目的地は下山後に有り。
南西方向開けているが、富士は依然雲の中。
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南西方向開けているが、富士は依然雲の中。
山頂にはベンチ、テーブルが2セット。
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山頂にはベンチ、テーブルが2セット。
再び西原峠、数馬への道をゆく。
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再び西原峠、数馬への道をゆく。
落葉の激しさは崩落を隠す。
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落葉の激しさは崩落を隠す。
霧深く陽は届かず。
2
霧深く陽は届かず。
肉眼ではさらに暗く映る。
2
肉眼ではさらに暗く映る。
登山道上の交錯。
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登山道上の交錯。
暗い樹林帯の道を振り返る。
2
暗い樹林帯の道を振り返る。
水源保護柵と獣害防御柵が現れ、里の近いことを知らせる。
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水源保護柵と獣害防御柵が現れ、里の近いことを知らせる。
数馬の里を下ってゆく。兜造りの民家を撮り忘れた。
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数馬の里を下ってゆく。兜造りの民家を撮り忘れた。
奥多摩有料道路からの分岐点。
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奥多摩有料道路からの分岐点。
仲の平バス停。温泉に興味がないため、いつもは最初に見つけたバス停で乗車するのだが。
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仲の平バス停。温泉に興味がないため、いつもは最初に見つけたバス停で乗車するのだが。
今日の目的地が見える。
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今日の目的地が見える。
数馬の湯。
今日の業をなし終えて♫
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今日の業をなし終えて♫

感想

 舞茸天ぷらが食べたい。あるレコに載っていた写真を見て以来、取りつかれたようにその瞬間を思い描いてきた。年内にはどうしても食べたいが、それには、日本の名峰・絶景探訪のナレーションよろしく「お前がそれを強く欲するなら先ず笹尾根を歩かねばならない」。
 というわけで、今回はその明確な目的を達成するために、用意周到に準備を始めた。前夜、友人達と久々に楽しいひとときを過ごした後、帰宅途中のドンキで食料を調達する。その4時間後には、拝島からの五日市線始発列車に間に合うように出発しなければならない。例によって井の頭線、中央線の車内は、夜明けを待っていた若者が乗客のほとんどを占めていたが、五日市線にその姿は見られなかった。
 武蔵五日市駅で36分の待ち合わせ、寒い。始発バス停にもかかわらず5分前になっても来なかったが、降車時に運転手から言われた「気をつけて行ってらっしゃいませ」が打ち消してくれた。何気ないひとことに感謝。
 上川乗から少し車道を歩き登山口に到着する。今回は地形図どおり、迷わない!奥多摩らしい杉林の道を緩やかに九十九折に登ってゆく。10月の丹沢以来、毎回静かで快適な時間を過ごせている。落ち葉を踏む音だけが響く、雪も霜もない奥多摩の冬の道。無風晴天、気持ち良い。徐々にペースを上げる。
 尾根に出るとほどなく東屋のある浅間峠に着き、それから10分程度過ぎた頃だろうか、今日は会えないと思っていた富士が樹間から突然現れる。はっきりと全体像が見えなくとも嬉しい。どこかに見える場所はないものか、わかっていても仄かな期待を抱く。やがて尾根道は小刻みなアップダウンを繰り返したのちに、日原峠の手前で大きく下り登り返す。日原峠から土俵岳への登りが今回唯一厳しい行程だったが、尾根を越えゆくそよ風が発汗を抑え心地よい。
 小棡峠を過ぎた頃から風が少し出てきた。木々に包まれた尾根道は眺望が無いが、余計な風も無いものとしてくれる。丸山を北側でまき、しばらくすると笛吹峠に着く。ここで予定どおり休むべきか少し迷ったが、次の峠に譲ろうと歩き始めた途端、少しだけ南側の眺望が得られる広場が現れた。運に恵まれれば富士の姿も見られる場所なのだろう、丸太の「ベンチ」が2本設けられていた。今度は迷うことなく昼食休憩を選ぶ。
 休憩後ゆっくり歩き始めると今日初めて山中で人と出会った。三頭山が見え始めたあたりは北面のまき道が続く。霜が降りていないので歩きやすさに変わりはなく、予定どおりの時間に数馬、田和の各峠を通過する。数馬峠は南面に開け、権現山の向こうに富士山、大菩薩連嶺が望める、はずだ。しばらく陽の光の温かさを感じながら進む。
 西原峠から今日最後の登りを終え槇寄山山頂に着くと、今日2組目かつ最後の人と出会った。ここも南方向は開けているが、相変わらず富士は雲の中だ。「まだ体力も残っているし時間もある。三頭山に足を伸ばしてはどうか」ごちゃごちゃと囁き声が聞こえてくる。1年で最も日の短いときになにもこれ以上歩くことはない、それに今日の目的は下山後にあるのだ、大義名分を得て予定どおり数馬への道を進む。
 甲武国境である笹尾根は、甲相国境尾根よりは苛酷でないが、やはりそれなりに体力を消耗する。疲労を感じ始める頃に進む北面の下山路では、降雨翌日の凍結に対する滑り止めとしてお守りアイゼンを持参したが、幸い出番はなかった。仕事道との分岐が幾つかあったが、都度標識があるため迷うことはない。
 高電圧の獣害防止柵が現れると数馬の里は近い。兜造りの民家の傍らを通り、奥多摩有料道路に出る。仲の平バス停を過ぎ、目的地の「数馬の湯」に着いた。エントランス前の洗い場で泥を落とし、食事のみとフロントに告げてから畳敷きのレストランへ。メニューを見ずに頼んだ舞茸天ぷらそばは、期待以上に美味く、芳醇さと食感の良さに夢中で平らげた。
 建物前のバス停を定刻どおり出発したバスは、途中何名かの登山者を拾ってひた走り、武蔵五日市駅には定刻より4分早く到着した。諦めていたホリデー快速に乗れたためか、舞茸天ぷらの余韻のためか、確かな充実感とささやかな達成感に包まれながら心地よい眠りに就くことができた。また食べたい!いや登りたい。

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