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記録ID: 799341
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ハイキング
日光・那須・筑波

半月山 〜碧 終章〜 A15

2016年01月17日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:18
距離
12.5km
登り
791m
下り
804m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:25
休憩
0:50
合計
5:15
9:43
9:44
50
10:34
10:40
40
11:20
11:25
15
11:40
12:13
12
12:25
12:26
32
12:58
12:59
13
13:12
13:12
40
13:52
13:55
43
茶ノ木平
14:38
14:38
0
14:38
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
〜北千住駅発 6:31 (東武鉄道快速、1,360円)東武日光駅着 8:25、発 8:35 (日光東武バス、1,150円) 中禅寺温泉バス停 9:17着
中禅寺温泉バス停発 14:50、日光駅着 15:27、、、東武日光駅発 16:39 (日光8号、えきねっとトクだ値で40%off、2,400円) 新宿駅着18:36
コース状況/
危険箇所等
今日はアイゼンを装着する場面はありませんでした。
その他周辺情報 日帰り温泉:日光駅前の「日光ステーションホテルクラシック」の「駅前スパ」700円、ゆとりある湯船でゆっくり解凍されました。
北千住から乗り換えなしで2時間、よく眠れた。私以外の登山者は全員、雲竜へ消えて行った。
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北千住から乗り換えなしで2時間、よく眠れた。私以外の登山者は全員、雲竜へ消えて行った。
中禅寺温泉バスターミナルを発つ。天候すこぶる良し。
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中禅寺温泉バスターミナルを発つ。天候すこぶる良し。
二荒山の鳥居手前を左へ。期待が高まる。
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二荒山の鳥居手前を左へ。期待が高まる。
いきなりの碧。湖面のさざ波が、穏やかな一日を予感させてくれる。
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いきなりの碧。湖面のさざ波が、穏やかな一日を予感させてくれる。
デジカメでも撮ってみる。同じオートでもこちらは藍。
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デジカメでも撮ってみる。同じオートでもこちらは藍。
男体山、こうして見ると美しいではないか。
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男体山、こうして見ると美しいではないか。
誰もいない静かな中禅寺山門。拝観の誘いを振り切り先を急ぐ。
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誰もいない静かな中禅寺山門。拝観の誘いを振り切り先を急ぐ。
行く手に冬期閉鎖のゲート。確かにあまりの静けさに思索に耽っていたのだが。
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行く手に冬期閉鎖のゲート。確かにあまりの静けさに思索に耽っていたのだが。
車道を登り続け、いつしか高台へ。奥白根、前白根の冠雪、よく見える、、、ようやく我に帰る。
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車道を登り続け、いつしか高台へ。奥白根、前白根の冠雪、よく見える、、、ようやく我に帰る。
車道を早足で下り、駐車場から湖畔の道へ復帰する。イタリア大使館記念公園は冬眠中。
車道を早足で下り、駐車場から湖畔の道へ復帰する。イタリア大使館記念公園は冬眠中。
中禅寺湖、美しい。そう、この高さから白根山を望まねば。
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中禅寺湖、美しい。そう、この高さから白根山を望まねば。
男体山。湖に映える。
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男体山。湖に映える。
対岸、社山から連なる峰々。
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対岸、社山から連なる峰々。
ようやく狸窪の登山口。遊歩道歩きのエキスパートはロスを取り戻した。
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ようやく狸窪の登山口。遊歩道歩きのエキスパートはロスを取り戻した。
北面でもこの状態。近づく低気圧により、瞬く間に白さが増すのだろう。
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北面でもこの状態。近づく低気圧により、瞬く間に白さが増すのだろう。
唯一の凍結個所を避けて通過する。
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唯一の凍結個所を避けて通過する。
陽の当たる半月峠。ここから急登。
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陽の当たる半月峠。ここから急登。
半月山展望台から静かな湖面と八丁出島、戦場ヶ原そして男体山。
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半月山展望台から静かな湖面と八丁出島、戦場ヶ原そして男体山。
白根山。少し近づいた錯覚に陥る。
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白根山。少し近づいた錯覚に陥る。
社山、遠くに皇海山。
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社山、遠くに皇海山。
煎。美味い。山にはしばらくこのブルーグレイを持参しよう。
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煎。美味い。山にはしばらくこのブルーグレイを持参しよう。
十分に堪能した。白いキャンバスとなってくれた雲が満ちる前に歩き出そう。
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十分に堪能した。白いキャンバスとなってくれた雲が満ちる前に歩き出そう。
半月山通過。
心地よい尾根道が続く。
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心地よい尾根道が続く。
バス停のある第一駐車場。当然ながら車はいない。
バス停のある第一駐車場。当然ながら車はいない。
そろそろ見納め。碧を追い求めた一年が終わる。
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そろそろ見納め。碧を追い求めた一年が終わる。
狸山通過。
今日の行程、茶ノ木平への登り返しを残すのみ。
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今日の行程、茶ノ木平への登り返しを残すのみ。
茶ノ木平。その名のとおりなだらかな丘陵。
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茶ノ木平。その名のとおりなだらかな丘陵。
久しぶりの快速下山。コースタイムの二分の一で登山口へ。
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久しぶりの快速下山。コースタイムの二分の一で登山口へ。
一本早いバスに乗り、日光駅へ。そして予定外の入浴。近ごろ温泉の良さがわかってきた。
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一本早いバスに乗り、日光駅へ。そして予定外の入浴。近ごろ温泉の良さがわかってきた。
日光8号、新宿行き。この極上の列車の旅をもう一度。3ヶ月ぶりの日光へと導いてくれた。
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日光8号、新宿行き。この極上の列車の旅をもう一度。3ヶ月ぶりの日光へと導いてくれた。

感想

 歓迎できない低気圧の訪れ前、天候はすこぶる良い。直通電車で北千住へ、さらに直通快速で東武日光へ。乗客は予想よりも多く、ゴルフバッグ、バックパック、スノーボード、各々大切に携えている。終着駅到着後、早足でバス乗り場へ。杞憂だった。登山者は、雲竜渓谷へ向かうタクシーに乗車した。
 中禅寺温泉は日曜の午前9時すぎとは思えぬほど静まり返っていた。誰もいない湖畔の道を歩く。湖のさざ波と美しい碧さが出迎えてくれた。清々しさを感じ、いつものペースで車道を進む。登山口には30分以上早く着けるはずだった。前方のゲートが視界に入る。連想を繰り返した末に、或る自問自答を始めていたときだった。何もためらわずに脇に回って通過する。
 緩やかに登りつつ、右手の白根三山との高度差がほんの僅か縮まったと感じたとき、ようやく我に帰った。急ぎ引き返し、駐車場から湖畔の道に復帰する。このおよそ20分のロスと、湖の美しさに見とれた時間により、狸窪の登山口には予定時間に到着した。
 北面にも拘らず雪は僅か、湯元スキー場の積雪状態を睨んできたゆえ、おおよその見当はついていたが、アイゼンがお守りになることを確信した。無風、マイナス5から10度程度、良好なコンディションで半月峠に到達、陽の光を目の当たりにする。峠からは急登を経て展望台へ。
 中禅寺湖、男体山、戦場ヶ原、白根山、西に目を向ければ遠く皇海山。貸切でゆっくりと昼食をとった。峠からの僅かな間に青空は薄れ、高層に雲が広がりつつあった。風も出始めた。2杯目のコーヒーを諦め、気持ちの良い稜線歩きに出発する。
 半月山は木々に囲まれ眺望はない。そのまま中禅寺駐車場まで降下する。車道閉鎖のため道路にも駐車場にも当然車の姿はない。中禅寺湖の碧に別れを告げ、再び登山道へ入る。狸山も眺望は無く、同様に通過、車道を横断して茶ノ木平への登り返しにかかる。
 予想以上にのびやかな丘陵だった。恐らく積雪があれば自由自在に散策したくなることだろう。木々に囲まれ、風も無く、静寂のみが占める空間、名残惜しくも僅かな滞在で後にする。十分余力のある下り、久しぶりに快い速度で進めた。一本早いバスに乗れる時間だった。
 第一いろは坂。やはり下りの方が揺れ、スマホなどに見入り油断すると酔ってしまう。「あさきゆめみし」あたりで怪しくなったが、俄かに到着後の企てが脳裏を過ぎり、持ち直すことができた。日光駅に着き、駅前のホテルに入る。発車時間までまだ1時間あった。貸切とまではゆかなかったが、ゆとりある空間で、珍しくゆっくりと浸かった。
 そして待ちに待った極上のひととき。駅前から少し離れた土産物屋で生ゆばを買い、駅舎内で美味しいコーヒーを求め乗車する。ゆとりある座席間隔と深いリクライニングのお蔭で、瞬く間にそのひとときが訪れる。碧を追い求め、碧に拘った一年だった。55回目の日を前に、又この地で力を与えられた、そんな気がした。

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訪問者数:847人

コメント

不思議な立体感
kimichin2様
おはようございます。

お天気も大丈夫だったようで本当によかったです。

湖をとりかこむお山の立体感がなんとも不思議な感じがしました。
うまく表現できませんが、「岳人」2月号に紹介されていた吉田初三郎氏の描くジオラマのような、くっきりとした立体感が印象的でした。
それから、湖の透明度が、鏡になって、映し出すお山を引き立てていました。

今回もゆったりとした山行、私も楽しんで拝見させていただきました。

雪山シーズンに入りましたが、くれぐれもお怪我なさらぬよう充分お気をつけください。
2016/1/21 9:13
余裕のある山行も大切ですね。
reochi19様
 今回の山行は、周到な準備や予習をせず、ただ湖の碧さと日光号の快適さを
味わえればそれでよし、という気楽な考えで実行しました。天候も行程消化も
予定外の行動も、十分に満足ゆくものとなりました。
 年末の日帰り3連続の厳しさを比べると、楽々で印象的な山行にならないかも
しれない、と心配していましたが、こうして記録をつけると、この1年の(私の
場合、1月下旬が「決算」なもので)締めくくりに相応しいと感じています。
 reochi19様、積雪叶ったゲレンデで、積雪無い山で、無理せず楽しまれますよう!
2016/1/21 22:15
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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