また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 846612
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

芦川-大栃山、達沢山 〜虹へ〜 C8

2016年04月16日(土) 〜 2016年04月17日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:16
距離
22.8km
上り
1,736m
下り
2,043m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:08
休憩
1:46
合計
7:54
9:02
9:03
12
9:15
9:15
5
9:20
9:20
85
10:45
10:45
22
11:07
11:12
27
11:39
11:42
35
12:17
13:04
0
13:00
13:00
41
13:41
13:45
62
14:47
15:33
57
16:30
2日目
山行
3:34
休憩
0:08
合計
3:42
5:57
30
6:27
6:30
57
7:27
7:27
33
8:00
8:00
10
8:10
8:15
84
天候 晴れ、雨
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
第1日 〜高尾駅発6:14 河口湖駅着7:44、 発7:58(富士急バス、640円) 8:31芦川農産物直売所BS着8:31
檜峰神社前BS発15:26(富士急バス、650円)開田碑前BS着15:48、発16:12(バス、280円)河口湖駅着16:22
第2日 河口湖駅発5:57(バス、810円)立沢BS着6:23
立沢BS発9:40(バス、810円)河口湖駅着10:08、発11:35(東名高速バス、1,800円)〜
コース状況/
危険箇所等
第1日 金岩の岩場、予想外に手強く楽しい。
その他周辺情報 河口湖駅前「絃」の「甲州ビーフカレー」:昨年11月以来なかなか食べられなかったが、やはり美味い。
河口湖駅舎内「信玄餅ソフト」、やはり美味い。
今日も終始1名。ありがとうございました。日英中、3か国語堪能の素敵な女性運転手でした。
4
今日も終始1名。ありがとうございました。日英中、3か国語堪能の素敵な女性運転手でした。
芦川農産物直売所を出発、鳥坂峠へ。
2
芦川農産物直売所を出発、鳥坂峠へ。
新鳥坂トンネルの左手から林道へ。
3
新鳥坂トンネルの左手から林道へ。
芦川村も笛吹市に統合された。
2
芦川村も笛吹市に統合された。
およそ10分で鳥坂峠。道標には村名が残る。
4
およそ10分で鳥坂峠。道標には村名が残る。
三角点を越える。
1
三角点を越える。
このマークたちを追う。
2
このマークたちを追う。
踏み跡薄くなるも尾根を外さなければ問題なし。
2
踏み跡薄くなるも尾根を外さなければ問題なし。
1276m、今日二つ目のピーク。樹間から神座山が見える。
2
1276m、今日二つ目のピーク。樹間から神座山が見える。
1309mピークを過ぎる。
2
1309mピークを過ぎる。
無風爽やか、発汗を抑えるのに適度な気温。
2
無風爽やか、発汗を抑えるのに適度な気温。
金岩に近づくに連れ岩が増える。
3
金岩に近づくに連れ岩が増える。
ロープ、鎖無しの岩場。雨の日は厳しいかもしれない。
3
ロープ、鎖無しの岩場。雨の日は厳しいかもしれない。
さすがにここは道ではなかろう。直登を嫌い迂回しようとしたが、ほかに道は無し。
4
さすがにここは道ではなかろう。直登を嫌い迂回しようとしたが、ほかに道は無し。
金岩を通過し、東に釈迦が岳を望む。
3
金岩を通過し、東に釈迦が岳を望む。
神座山。ここも眺望なし。
3
神座山。ここも眺望なし。
前方に大栃山が現れる。
2
前方に大栃山が現れる。
鳶巣峠。大栃山まで1時間10分とあるが、40分あまりの行程で着く。
2
鳶巣峠。大栃山まで1時間10分とあるが、40分あまりの行程で着く。
大栃山。天候に恵まれれば富士山が見えるはずだが。
2
大栃山。天候に恵まれれば富士山が見えるはずだが。
今日も静けさの中、ゆっくりとコーヒーが飲める。感謝。
6
今日も静けさの中、ゆっくりとコーヒーが飲める。感謝。
富士見えず。反転しても奥秩父、南アも望めない。ただ「リニア」だけがくっきりと。
2
富士見えず。反転しても奥秩父、南アも望めない。ただ「リニア」だけがくっきりと。
檜峰神社。独り静かに参詣する。
3
檜峰神社。独り静かに参詣する。
薬王水。掌で受けていただく。冷たく甘く美味しい。
4
薬王水。掌で受けていただく。冷たく甘く美味しい。
鹿除けゲート。ついでに車も止めて。
1
鹿除けゲート。ついでに車も止めて。
達沢山。明日、暴風の中、登れるだろうか。
2
達沢山。明日、暴風の中、登れるだろうか。
山頂から見下ろした「リニア」が眼前を横切る。
1
山頂から見下ろした「リニア」が眼前を横切る。
結界を抜けてコーラの待つ俗世へ。
3
結界を抜けてコーラの待つ俗世へ。
檜峰神社前バス停で一気に飲み、ゆっくりと記録を付ける。
2
檜峰神社前バス停で一気に飲み、ゆっくりと記録を付ける。
バス車中から、富士山、河口湖そして桜。
2
バス車中から、富士山、河口湖そして桜。
夕刻、国際色豊かな河口湖駅にて。山中見られなかった富士を大切に望む。
3
夕刻、国際色豊かな河口湖駅にて。山中見られなかった富士を大切に望む。
翌朝の富士は雲を吸い寄せるかのごとく。
2
翌朝の富士は雲を吸い寄せるかのごとく。
立沢バス停に立つ。予想外の日差しに戸惑う。
3
立沢バス停に立つ。予想外の日差しに戸惑う。
西の空に虹。ゴブリンよ、食べないでくれ。5秒後に消えた。
5
西の空に虹。ゴブリンよ、食べないでくれ。5秒後に消えた。
登山口でストレッチ、準備を整える。今日は不本意ながらピストン、時間との闘い。
2
登山口でストレッチ、準備を整える。今日は不本意ながらピストン、時間との闘い。
ゆっくりと読んでる時間は無い。撮っておこう。
2
ゆっくりと読んでる時間は無い。撮っておこう。
林道終わり、登山道へ。今のところ雨風無し。このまま降雨の時間がずれてくれれば勝沼へ下りられるのに。
2
林道終わり、登山道へ。今のところ雨風無し。このまま降雨の時間がずれてくれれば勝沼へ下りられるのに。
植林帯を登る。今日は強風を凌いでくれる。
2
植林帯を登る。今日は強風を凌いでくれる。
象足の巨木。
タイミングを見計らい、稜線に出る。予想どおりの強風が吹き荒れていた。
2
タイミングを見計らい、稜線に出る。予想どおりの強風が吹き荒れていた。
達沢山。2時間10分を1時間40分、77パーセント。予定より1本早いバスで戻れそうだ。
5
達沢山。2時間10分を1時間40分、77パーセント。予定より1本早いバスで戻れそうだ。
御坂山地を望む。小雨はレインハットで凌げても、強風は防げない。たまらず屈んでやり過ごす。
2
御坂山地を望む。小雨はレインハットで凌げても、強風は防げない。たまらず屈んでやり過ごす。
次回は前方の破線ルートへ。
2
次回は前方の破線ルートへ。
もう間もなく青葉の季節。
5
もう間もなく青葉の季節。
立沢に戻る。雲間から青空が覗く。往復3時間の登山だが仕方ない。この後は強雨がやって来る。
2
立沢に戻る。雲間から青空が覗く。往復3時間の登山だが仕方ない。この後は強雨がやって来る。

感想

 このコースは飽きない。以前、釈迦ヶ岳へ登る際のコースとして考えていたが、こんなにも変化に富んだ道とは予想していなかった。眺望は望めないが、幾つかのピークを越え、岩場に迎えられるうちに、何より大切な、静かな山歩きを実感できる。
 昨年末の3日連続日帰り登山を振り返りながら、二日間の山歩きを満喫できるよう慎重に組み立ててきた。が、1週間前から出始めた悪天候の予報により、幾つかのショートコースを用意することとなった。河口湖を拠点としたため、どちらの山も二日目に設定することが可能であったが、初日に芦川から大栃山に達するコースを選び結果的に正解だった。
 河口湖駅から芦川農産物直売所に向かう。女性の運転手、乗客は独り、湖畔の桜は満開、富士によく似合っていた。出発前に、英語、中国語が堪能で、きれいな声の持ち主であることはわかっていた。大石峠下2.5キロメートルの長いトンネル通過の際、窓に映った横顔が一層元気を与えてくれた。
 神座山も大栃山もどちらも地味な山であるが、晴天の土曜のせいか、山中では数名に挨拶をした。下りの長い林道歩きも苦にならないほど、実に爽やかで気持ちの良い山歩きとなった。そして締めくくりは、あのビーフカレー。半年ぶりに食べたが、やはり楽しみにしてきた甲斐があった。

 何度見ても、気象予報士は、低気圧による前線が暴風雨をもたらすと繰り返していた。眠りに就く前に、朝一番の高速バスを予約した。深夜、窓に叩き付ける強風に目を覚まされるたびに、山への執着が薄れていった。翌朝、駅前、富士は薄雲にその姿を消そうとしていたが、風は弱まっていた。一瞬、独りしか乗車していない高速バスに惹かれたが、結局、計画変更による「短期決戦登山」を選んだ。
 バスを降り、思わぬ日差しに目を細め、振り返ると虹が出ていた。一瞬の光景に、前日経験した、元気な歩き始めを思い出した。時折、雨粒が頬を伝って落ちる程度の雨風だった。このまま保ってくれれば、計画どおり勝沼への下山も可能ではないか、そんな期待を胸に林道を歩く。
 やがて登山道へ。高度を上げるに連れ徐々に風が強まる。植林帯ゆえ、或る程度凌げているが、上空で吹き荒ぶ風の音は、あざ笑うかの如く微かな期待を打ち砕く。稜線に達する直前で態勢を整え、突風に備えた。
 雨風の強まる11時までには下山したい。風雨に晒されるのは嫌だ。写真を何枚か撮ったのち、山頂をあとにした。上り同様コースタイムの8割程度で下れば1本早いバスに乗れる。久しぶりの快速下山を楽しもう。30分後、雨は本降りになった。もはや弱まることはないだろう。ストックを仕舞い、傘を取り出した。
 それにしても河口湖駅には外国人が多くなった。日本語を話す人を見つける方が難しい。信玄餅ソフトを食べようと席を立った時、隣にザックを背負った女性が座った。思わず二つ注文してしまった。渡してから初めて気づいた。「Thank you!」、その微笑みに、今日の物足りなさが消えるのを感じた。やがて短い1時間が過ぎ、バスの乗車を知らせるアナウンスが流れた。席を立ってから告げた「Have a nice trip!」に、イタリアから来たその人は「ありがと」で返してくれた。
 最後列から見渡すと、やはり国際色豊かである。欧米の方々が増えたせいか車内は静か、ぐっすり眠れそうだ。晩春の嵐の中、渋谷に向かってひた走る車窓に、かの微笑みとあの虹が重なり合った。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:810人

コメント

無事下山されて本当によかったです
kimichin2様
こんにちは。

2日間の山行お疲れ様でした。
特に17日午前中に下山できて本当によかったです。
午前中から強風でしたが、午後は雨も加わりました。
kimichin2さん、かなり計算されて登られていらした御様子で、さすがです!!

強風の中、虹も富士山も見ることができて本当によかったです。
下山後のお楽しみも満喫された御様子で、私もいただきたくなりました。

次回はお天気に恵まれて、穏やかな山行になりますように!!
2016/4/21 13:25
前泊拠点の甲府と河口湖、食の楽しみが増えてきました。
reochi19様
2日目、計画段階ではもっと歩き、もっと疲労困憊になって温泉に飛び込むはずだったので、少し無理してでも北へ抜けることを考えたのですが、標高1500メートル足らずであの風に逆らって後悔したくありませんでした。どうもこのところ、慎重になりすぎているのかもしれませんが、まだまだ沢山登りたい山があるので、やはり臆病でいます。reochi19さんも無理せず、楽しい登山を!
2016/4/21 21:25
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら