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Yamareco

記録ID: 2899391
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳(飛騨沢)

2021年02月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:33
距離
27.9km
登り
2,419m
下り
2,410m

コースタイム

00:20 新穂高ロープウェイ温泉駅
04:25 槍平小屋
07:50 飛騨乗越
08:50 槍ヶ岳
09:40 飛騨乗越
10:20 槍平小屋
11:50 新穂高ロープウェイ温泉駅
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ロープウェーは休業中なので駐車場も休業中。
登山センター前の広場は開放中なのでこちらを。除雪されないので降雪後に停めるならスコップがあると安心。
コース状況/
危険箇所等
林道は雪切れなし
その他周辺情報 下山後の温泉は安定の荒神の湯
予約できる山小屋
槍平小屋
日本海側から高山へ行くときに通る最終デイリー。思い出の最終デイリー。
2021年02月05日 18:05撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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日本海側から高山へ行くときに通る最終デイリー。思い出の最終デイリー。
闇歩き6時間半。振り返れば笠ドン
2021年02月06日 06:27撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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闇歩き6時間半。振り返れば笠ドン
中崎尾根の若者たち
2021年02月06日 06:40撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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中崎尾根の若者たち
飛騨乗越へ
雲の沸き方が面白い
2021年02月06日 06:50撮影 by  DSC-TX30, SONY
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飛騨乗越へ
雲の沸き方が面白い
輝く笠、太陽はまだ見えない
2021年02月06日 06:52撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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輝く笠、太陽はまだ見えない
飛騨乗越は見えてからが遠い
2021年02月06日 07:05撮影 by  DSC-TX30, SONY
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飛騨乗越は見えてからが遠い
雲の沸き方が印象的だった
2021年02月06日 07:14撮影 by  DSC-TX30, SONY
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雲の沸き方が印象的だった
双六の方
2021年02月06日 07:17撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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双六の方
上部は雪が固くなる、爆風
2021年02月06日 07:38撮影 by  DSC-TX30, SONY
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上部は雪が固くなる、爆風
雪が無いぜ
2021年02月06日 07:44撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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雪が無いぜ
8時前、ようやく朝が来た
2021年02月06日 07:55撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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8時前、ようやく朝が来た
君はここで待っていたまえ
2021年02月06日 07:57撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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君はここで待っていたまえ
大喰岳
2021年02月06日 08:00撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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大喰岳
槍って水平線が無いと水平がわからなくなる
2021年02月06日 08:19撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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槍って水平線が無いと水平がわからなくなる
槍沢ぜんぜん雪が無い
2021年02月06日 08:42撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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槍沢ぜんぜん雪が無い
到着
2021年02月06日 08:43撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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到着
ハシゴも鎖も出ている
2021年02月06日 08:59撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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ハシゴも鎖も出ている
最後ガンバ
2021年02月06日 09:13撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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最後ガンバ
着いたぜ
2021年02月06日 09:14撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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着いたぜ
ベイビー
2021年02月06日 09:14撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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ベイビー
下りも特に難なく
2021年02月06日 09:26撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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下りも特に難なく
快調に降りる
2021年02月06日 09:28撮影 by  DSC-TX30, SONY
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快調に降りる
いいなあ、槍は何度見ても良い
2021年02月06日 09:29撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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いいなあ、槍は何度見ても良い
若者たちが向かっていった
2021年02月06日 09:34撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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若者たちが向かっていった
シールを剥がして
2021年02月06日 09:49撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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シールを剥がして
岩とシュカブラを突破すれば
2021年02月06日 09:57撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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岩とシュカブラを突破すれば
あとはもう槍たい放題
2021年02月06日 10:05撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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あとはもう槍たい放題
空がブルー
2021年02月06日 10:15撮影 by  DSC-TX30, SONY
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空がブルー
雪は思っていたより堅くなかった
2021年02月06日 10:09撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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雪は思っていたより堅くなかった
レッツゴー
2021年02月06日 10:17撮影 by  DSC-TX30, SONY
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レッツゴー
笠かっこ良すぎる
2021年02月06日 10:09撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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笠かっこ良すぎる
貸し切り大斜面
2021年02月06日 10:10撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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貸し切り大斜面
昇天
2021年02月06日 10:10撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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昇天
中間が一番良かったね
2021年02月06日 10:19撮影 by  DSC-TX30, SONY
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中間が一番良かったね
下部は湿った雪で足パンパン
2021年02月06日 10:22撮影 by  DSC-TX30, SONY
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下部は湿った雪で足パンパン
平和な槍平
2021年02月06日 10:18撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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平和な槍平
屋根の雪がすごい
2021年02月06日 10:20撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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屋根の雪がすごい
雪が多いと帰りも楽
2021年02月06日 10:37撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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雪が多いと帰りも楽
滝谷、、ここからが辛い
けど今日は比較的楽だった、雪の量が多かったおかげ
2021年02月06日 10:52撮影 by  DSC-TX30, SONY
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滝谷、、ここからが辛い
けど今日は比較的楽だった、雪の量が多かったおかげ
とか言いつつ、ここから落ちました
2021年02月06日 11:05撮影 by  DSC-TX30, SONY
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とか言いつつ、ここから落ちました
ミッション完了、昼飯前
2021年02月06日 11:52撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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ミッション完了、昼飯前
桐生珈琲で仕事したら帰ろう
2021年02月06日 14:12撮影 by  GR II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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桐生珈琲で仕事したら帰ろう

感想

「明日槍ませんか?」
「おk」

このフットワークの軽さよ。たまたまお互い金曜日が休み。僕は鍬崎山を、よもやま君は荒島岳を下山した後だった。金曜は天気良すぎ、気温上がりすぎで標高の低い山は雪が死んでしまった。明日は高い山がいい。そう考えると槍ヶ岳が真っ先に浮かんだ。よもやま君に連絡してみると一発OK. じゃ明日は0時発で、と伝えて現地集合となった。0時によもやま君の「準備できたけど?」のLINEで起きた。アラームをセットしたつもりが鳴らなかった。普通に寝坊。自分で誘っておいて寝坊とか割と最低である。ダッシュで追いつくから先に行ってて!!ということでチャチャッと40秒で支度してダッシュで追いついてラッセルラッセル。昨日下山したと思われるスノーシューのトレースだけ。脚にくるがルーファイの手間が省けて助かる。僕は飛騨沢は4~5回来ているがいずれも初冬や年明けすぐの雪の少ない時期ばかり。今日のようにたんまり雪のある時期は初めてだった。夏道は幅が広くて見通しが良くてめちゃ快適。ハーフパイプと化した登山道滑降をしなくてよい。帰りは速そうだ。

槍平小屋まで4時間。小屋には誰もおらず、二人でのんびり大休憩した。トレースはここまでだった。一昨日に槍平小屋に泊まり、昨日一日かけて下りてきたのだろう。一昨日の夜はゴンゴン降っていたので深いつぼ足トレースだった。さあ飛騨沢を詰めていこう。いつも槍平小屋周辺は冷気が溜まっていてビリビリ寒いが今日は暖かかった。昨日たっぷり日差しを浴びた雪はずぶりと沈んで脚にくる。槍平小屋を出てすぐに空気の薄さを感じた。冬に槍や立山、白山へ行くと心臓バクバクで苦しい。冬は夏のように毎週毎週3,000m峰に登ることは無いので高度に慣れていないからだと思っていたがそうではない。低気圧になると酸素濃度が下がる、冬は低気圧に入りがちなのでそういうもんらしい。冬の富士山は4,000m級の酸素濃度と化すとか。

雪の状態が良くてクトーを使わず飛騨乗越のちょい下まで行けた。乗越は雪煙が舞っていて雲がものすごい速さで流れていた。地獄確定。着るもの全部着てフルアーマーで出撃。地獄ゴーグル久々に出した気がする。乗越まで明らかに雪がつながっていないので適当に風が来ないところに板をデポして爪。山荘から飛騨乗越までの槍沢側も雪が繋がっていなかった。今年は東面の雪の付きがえらい悪い。乗越は風が強いが槍ヶ岳山荘前まで逃げれば穏やかだ。太陽ぽっかぽか。風が無くて気持ち良い。素手でiPhone操作してtweetしちゃうほど天国。中崎尾根の若者たちも登ってきた。小屋で穂先アタックの支度をしていた。今日の槍ヶ岳は凍っていない。ピッケルを使うこともなく両手フリーで岩と鎖と梯子を掴みながら夏道と同じ要領で穂先に登り記念撮影。ベリーイージーだった。去年の地獄ラダーのような状況はもう来ないのだろうか。来ないといいな。板デポ地点まで戻ったら風は穏やかになっていた。シールを剥がして岩とシュカブラに気をつけて少し落とせば後はパラダイス。パラダイス銀河。登っている時は「これは日が当たったらモナカだな」と思っていたが気温が低いためか意外と雪は生きていて槍平小屋まで超快適だった。

槍平小屋で防寒を解除して薄着になったら後はフリータイムで各自下山。頑張れば12時前に下山できそうなので飛ばした。槍平小屋から白出沢までの区間は普通にシール無し滑降モードで行く。何度かカニで登り返す必要があるが、ここを出力全開で最後まで頑張れるかどうかが下山タイムに効いてくる。飛騨沢を詰めて穂先に登って、1,000m滑降して10時間動きっぱなしの疲れた身体で、容赦無く出てくる小さな登り返しをシャキシャキ登れるかという競技。今シーズンから「あとは下山するだけだからのんびり行こう」ではなく最後までしっかり追い込んでいけるようになった。トレーニングの成果が出ているのか、気持ちの問題か。ロープウェイ駅に着いたのは12時前。11時間半の戦いだった。下山後はひらゆの森でまったりしようかと思ったが、休んだら眠たくなって帰りが遅くなりそうなので、荒神の湯でサッと汗を流したら、頭がスッキリしているうちに高山に下りて喫茶店で記録を書いた。少し目を瞑って休んだら伊賀まで運転頑張ろう。

急な連絡にも関わらず素晴らしいレスポンスで一緒に来てくれたよもやま君に感謝。

突然のお誘いで槍
山2日目はパワーでない傾向だけどまあなんとかなるっしょ

槍平までは足首くらいのラッセル
夏道は雪多く、歩きやすい、帰りも比較的楽だった
滝谷を通過して川に降りると雪で埋め尽くされていた

小屋で休憩して飛騨沢へゴー
ここも足首から脛のラッセルで快調
飛騨沢に入る手前でずぶりと沈むラッセルになって筋肉を使う

ハイペースで進んだので乗っ越し前でペースダウン
雪が固くなってクトーつけて夏道沿いを進む
パクミンは右手の雪をつないだようだ
そっちの方が楽、
飛騨乗越からテン場までは爆風で風で煽られる

小屋で電熱ゴーグルつけて山頂アタック
雪が少ないのでウィペトなし、
夏の槍穂先をアイゼンで登った感じだ

さあ雪が死ぬ前に帰ろう
乗っ越しまで戻って岩岩をまたいで滑る
ガリガリいったけどね、、

硬い雪を過ぎればパウダー斜面
パックされてて期待していなかったがよく滑ってコントロールも良い
少々重くて足にくるがむしろしっかりターンしている感じがあって楽しめる
うーん、いいですね、ザラメ時期にもきたくなりました

下部は湿った激重雪なので直滑降と減速ターンでこなす
槍平小屋で服を脱いで、あとは戻るだけ
今日はなるべくスキーで下山を試みた
白出沢まで500mのところまでスキーであとはシール
白出沢からはボブスレーでゴール

充実した山行になった、パクミンTHX

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