記録ID: 2180122
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ハイキング
関東
（伊豆諸島）三宅島〜空港から周回
2020年01月11日(土) 〜
2020年01月13日(月)
WashiTabi
体力度
8
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 51:23
- 距離
- 69.4km
- 登り
- 1,832m
- 下り
- 1,832m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:23
2日目
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:23
8:03
7分
宿泊地(神着地区)
8:12
8:13
50分
玉笏神社
9:03
9:10
63分
伊豆岬灯台
10:13
10:13
15分
伊ヶ谷林道終点
10:28
10:29
40分
笠地観音
12:33
12:33
7分
コシキ穴入口
12:40
12:44
8分
コシキ穴展望台
12:52
12:52
15分
コシキ穴入口
13:07
13:07
17分
人形岩
14:01
14:05
5分
めがね岩
15:26
宿泊地(阿古地区)
3日目
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 4:44
| 天候 | ＜1日目＞☁️🌤️ ＜2日目＞☁️🌧️ ＜3日目＞☀️ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
飛行機
町田0629🚃0644橋本 JR横浜線 220 橋本0656🚃0716調布 京王 303 ⚠️人身事故でダイヤ乱れ 調布駅北口0741🚌0756調布飛行場 小田急バス 220 調布0840✈0930三宅島 新中央航空 15,950(往復割引)+660(手荷物) 🥾 起点：三宅島空港 終点：(神着地区)宿泊場所 💤(泊)プチホテル あいらんど ＜2日目＞ 🥾 起点：(神着地区)宿泊場所 終点：(阿古地区)宿泊場所 💤(泊)やまのべ旅館 ＜3日目＞ 🥾 起点：(阿古地区)宿泊場所 終点：三宅島空港 三宅島1500✈1550調布 新中央航空 15,950(往復割引)+660(手荷物) 調布飛行場1551🚌1606調布駅北口 小田急バス 220 調布1617🚃1644橋本 京王相模原線 303 橋本1653🚃1707町田 JR横浜線 220 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・雄山は2000年の噴火以降立入禁止が続いている。雄山環状林道より内側は立入禁止。 ・雄山環状林道自体も多くの部分で立入禁止。火の山峠の上部から大路池の上部までの区間と、神着地区の三の宮林道の終点から、伊ヶ谷地区の伊ヶ谷林道の終点までの区間。それ以外は通行可能。 ・その他の通行止め(2020/1/13時点) ・三の宮林道 ・空港より海側の道 ・長太郎池に至る西側の道(他の道から長太郎池には行ける) |
| その他周辺情報 | ○有料施設 アカコッコ館 200 ○温泉 ふるさとの湯 500 |
写真
空港を回り込んで海岸へ...と思ったら、なんと通行止め。
最初から幸先悪いな...
最初から幸先悪いな...
仕方ないので空港に引き返すと、乗ってきた飛行機がもう折り返しの離陸。
三七山。
昭和37年の噴火で出来たスコリア丘。
なので名前も「三七」。
昭和37年の噴火で出来たスコリア丘。
なので名前も「三七」。
道端にイタチがいた。
人が島にイタチを持ち込んでから、アカコッコが激減したらしい。
人が島にイタチを持ち込んでから、アカコッコが激減したらしい。
ひょうたん山。昭和15年の噴火で出来たらしい。
噴火によって近くの集落を埋め尽くし、多くの死傷者が出て甚大な被害だったとか。
3
1/11 11:02
ひょうたん山。
昭和15年の噴火で出来たらしい。
噴火によって近くの集落を埋め尽くし、多くの死傷者が出て甚大な被害だったとか。
昭和15年の噴火で出来たらしい。
噴火によって近くの集落を埋め尽くし、多くの死傷者が出て甚大な被害だったとか。
元は名前の通り、ひょうたんのように2つの山が連なっていたらしい。
片方は波に削られてなくなってしまった。
片方は波に削られてなくなってしまった。
辺り一帯を埋め尽くした、赤場暁(あかばっきょう)と呼ばれる真っ赤な溶岩。
都道を挟んで陸地側にある、目立たない海蝕崖。以前はあの場所まで海で、港があったらしい。
昭和15年と37年の噴火ですべて溶岩で埋め尽くされたとか。
1
1/11 11:29
都道を挟んで陸地側にある、目立たない海蝕崖。
以前はあの場所まで海で、港があったらしい。
昭和15年と37年の噴火ですべて溶岩で埋め尽くされたとか。
以前はあの場所まで海で、港があったらしい。
昭和15年と37年の噴火ですべて溶岩で埋め尽くされたとか。
椎取神社で見ておくべきは、もうひとつ。
2000年の噴火後、泥流により埋まってしまった鳥居と社。
2000年の噴火後、泥流により埋まってしまった鳥居と社。
三宅島周回道路から30分ほど登って、火の山峠。
木が成長し過ぎて海側の眺めは思っていたほどではなかった...
木が成長し過ぎて海側の眺めは思っていたほどではなかった...
雄山環状林道を神着方面に行き、宮の下林道のところで通行禁止になるので、宮の下林道を下る...と思ったら、宮の下林道も通行止めで、袋小路！
1
1/11 13:16
雄山環状林道を神着方面に行き、宮の下林道のところで通行禁止になるので、宮の下林道を下る...
と思ったら、宮の下林道も通行止めで、袋小路！
と思ったら、宮の下林道も通行止めで、袋小路！
仕方ないのでしばらく引き返して、土佐林道の分岐。
ここから土佐林道を行く。
ここから土佐林道を行く。
宮の下林道と合流すると、すぐに三宅島周回道路に出る。
そのまま周回道路を横断して、海へ。
そのまま周回道路を横断して、海へ。
交通公園。
クランクとかあって、なぜか教習所っぽくしてある公園。
クランクとかあって、なぜか教習所っぽくしてある公園。
予定していたよりも時間が早かったので、明日歩く予定だったところも少し歩いておく。
ここは大久保浜。
ここは大久保浜。
真っ黒な砂浜。
こっちは真っ黒だけど、向こうに見える新島は真っ白な砂浜。
こっちは真っ黒だけど、向こうに見える新島は真っ白な砂浜。
崖の上に出て、赤じゃり公園。
右手の丘が赤い軽石が積もったスコリア丘らしい。
でも草木に覆われて見えなくなっている。
右手の丘が赤い軽石が積もったスコリア丘らしい。
でも草木に覆われて見えなくなっている。
ビャクシンの巨木と島役所跡。
島役所跡は伊豆諸島でも最古の建物だとか。
島役所跡は伊豆諸島でも最古の建物だとか。
解説によると、この辺りは三宅島で一番美しい地層らしい。ここの地層で、過去一万年の噴火の歴史が判明したのだとか。
新島とか神津島の灰も重なっているらしい。
1
1/12 9:07
解説によると、この辺りは三宅島で一番美しい地層らしい。
ここの地層で、過去一万年の噴火の歴史が判明したのだとか。
新島とか神津島の灰も重なっているらしい。
ここの地層で、過去一万年の噴火の歴史が判明したのだとか。
新島とか神津島の灰も重なっているらしい。
伊豆岬から1時間少々登って、雄山環状林道へ。
左の神着方面は通行止め。
左の神着方面は通行止め。
笠地観音。
御神木の椎の木は、2000年の噴火で枯れてしまったらしい。
御神木の椎の木は、2000年の噴火で枯れてしまったらしい。
雄山環状林道をしばらく行くと、だんだん木々が少なくなってくる。
広場から10分ほどで、七島展望台。
360度の大展望。
でも天気が惜しい...
360度の大展望。
でも天気が惜しい...
広場の片隅に古い案内板が残っている。牧場公園と書いてあり、この辺りは広いレジャー施設だったみたい。
今はすっかり自然に帰りつつある。
1
1/12 11:35
広場の片隅に古い案内板が残っている。
牧場公園と書いてあり、この辺りは広いレジャー施設だったみたい。
今はすっかり自然に帰りつつある。
牧場公園と書いてあり、この辺りは広いレジャー施設だったみたい。
今はすっかり自然に帰りつつある。
天気が良ければ海を見ながらの心地いい道だけど...
雨が降ってきた...
雨が降ってきた...
そして、コシキ穴の入口。
ここは1600年台に噴火して、溶岩が阿古集落を呑み込んだらしい。
ここは1600年台に噴火して、溶岩が阿古集落を呑み込んだらしい。
1983年の噴火で阿古地区に溶岩が流れ込んだ。
その溶岩の上に遊歩道を設置してある。
その溶岩の上に遊歩道を設置してある。
大型客船がやってきた。
こっちに来たということは、今日は伊ヶ谷港発着みたい。
こっちに来たということは、今日は伊ヶ谷港発着みたい。
阿古小学校跡。
校舎の2階以下は完全に溶岩に埋もれている...
校舎の2階以下は完全に溶岩に埋もれている...
山の中腹で噴火。
粘度が高い溶岩で、時速1.7kmというゆっくりとしたスピードで流れ込んだらしい。
粘度が高い溶岩で、時速1.7kmというゆっくりとしたスピードで流れ込んだらしい。
在りし日の阿古地区。
各家庭に温泉が引かれているような温泉郷だったらしい。
各家庭に温泉が引かれているような温泉郷だったらしい。
この辺りは、さっきのコシキ穴が噴火したときに流れ出た溶岩。
これがめがね岩、と思ったら...
これがめがね岩、と思ったら...
めがね岩はこっちだった。
2つの穴が並んでいたけど、右側は崩れてしまったらしい。
2つの穴が並んでいたけど、右側は崩れてしまったらしい。
ふるさとの湯。
阿古温泉郷の名残り。
せっかくなので入っていこう。
阿古温泉郷の名残り。
せっかくなので入っていこう。
錆ヶ浜港。
三宅島には、大型客船が着く港が3つある。
他は伊ヶ谷港と三池港。
三宅島には、大型客船が着く港が3つある。
他は伊ヶ谷港と三池港。
そして、本日のお宿、やまのべ旅館。
予定より早かったけど、雨降ってるし、今日はここまでにする。
予定より早かったけど、雨降ってるし、今日はここまでにする。
刺し身も丸ごと1匹。
さらに鍋に天ぷらに...もうお腹いっぱい。
さらに鍋に天ぷらに...もうお腹いっぱい。
さて最終日。
やまのべ旅館にある喫茶店。
なかなかいい雰囲気だった。食事もできるみたい。
やまのべ旅館にある喫茶店。
なかなかいい雰囲気だった。食事もできるみたい。
飲み物がなくなって、前日に買い忘れていた...今日のコースはしばらく自販機もないようなので、港の方に戻って店へ。
でも店はまだ空いてないので自販機で調達。
1
1/13 8:21
飲み物がなくなって、前日に買い忘れていた...
今日のコースはしばらく自販機もないようなので、港の方に戻って店へ。
でも店はまだ空いてないので自販機で調達。
今日のコースはしばらく自販機もないようなので、港の方に戻って店へ。
でも店はまだ空いてないので自販機で調達。
まずは、富賀(とが)神社。
伊豆七島の総鎮守で、三島にある三島神社の発祥の地だとか。
伊豆七島の総鎮守で、三島にある三島神社の発祥の地だとか。
富賀浜には遊歩道があり、行けるところまで行ってみる。
ここで終点。
ここで終点。
薄木溶岩流。
1983年の噴火で海まで流れ出た溶岩。
たくさんの火口が出来て、山の中腹からマグマが吹き上がったらしい。
1983年の噴火で海まで流れ出た溶岩。
たくさんの火口が出来て、山の中腹からマグマが吹き上がったらしい。
新澪池は碧い水の美しい湖だったらしい。
1983年の噴火でマグマ水蒸気爆発が発生し、すっかり干上がってしまった。
1983年の噴火でマグマ水蒸気爆発が発生し、すっかり干上がってしまった。
アカコッコ館を見学。
残念ながらアカコッコは冬にはほとんど見られないらしい...
残念ながらアカコッコは冬にはほとんど見られないらしい...
周回道をしばらく進み、長太郎池の方に下っていく。
が、通行止め...
が、通行止め...
長太郎池。
今はわかりにくいけど、潮が引くと岩に囲まれた天然のプールが現れる。
今はわかりにくいけど、潮が引くと岩に囲まれた天然のプールが現れる。
最後のスポットは、沖原海岸。
ここも黒い海岸。
この辺りからはウミガメとかイルカが見られるらしい。
ここも黒い海岸。
この辺りからはウミガメとかイルカが見られるらしい。
そして、初日に最初に来た通行止め。
これで三宅島1周。
楽しかった〜
これで三宅島1周。
楽しかった〜
そして、三宅島空港。
飛行機の時間までまだ2時間ある。
でも、空港には食事どころか売店すらなく、自販機があるだけ...
飛行機の時間までまだ2時間ある。
でも、空港には食事どころか売店すらなく、自販機があるだけ...
そして離陸。
さらば三宅島。
いつか雄山に行けるようになったらまた来ようかな。
さらば三宅島。
いつか雄山に行けるようになったらまた来ようかな。
感想
年の初めは伊豆諸島。
昨年までに神津島・八丈島・式根島・新島と歩いてきて、今年は三宅島。
三宅島は昭和以降20年ほどの間隔で噴火を繰り返していて、前回噴火したのは2000年。
全島避難になって4年半後にようやく帰島できた、というのをテレビで見た記憶がある。
前回の噴火からそろそろ20年。
山頂にはまだ行けないままだけど、待っていても仕方がないので行けるところを存分に歩き回った。
空港を基点に、見どころを拾いながら島をぐるっと1周した。
三宅島は火山のある島、ではなく島そのものが活発な火山。
全周に渡って新しいものから古いものまで、いろんな形で噴火の痕跡が見られて、実に感慨深かった。
巡った主な見どころ（◎個人的に特にオススメ）
○サタドー岬
○三七山
◎ひょうたん山
◎椎取神社
○火の山峠
○大久保浜
○伊豆岬
◎七島展望台
○コシキ穴
◎阿古小中学校跡
◎今崎海岸（めがね岩がある）
○富賀浜
○新澪池跡
◎新鼻新山
○大路池
○長太郎池
○沖原海岸
三宅島周回道路を1周すると30kmほどだけど、見どころを巡りつつで70km近くも歩いた。
2周分を超えてる...
歩いているうちは見どころが多くてあまり疲れを感じていなかったけど、帰ってからどっと疲れた〜
伊豆諸島でまだ歩いていないのは、御蔵島に利島に青ヶ島。それから大島。
まだ半分か...
○写真（Googleフォト）
https://photos.app.goo.gl/LSFBLgCwfGqgrmgm6
○関連 過去の伊豆諸島
・2019年1月 式根島・新島 https://yamare.co/1705814
・2018年1月 八丈島 https://yamare.co/1354568
・2017年1月 神津島 https://yamare.co/1044302
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